弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

新潟県厚生連糸魚川総合病院,ERCP後の膵炎発症で3800万円支払いの裁判上の和解(報道)

b0206085_9214622.jpg
朝日新聞「内視鏡検査後に男性死亡 遺族と病院3800万円で和解」(2017年7月21日)は,次のとおり報じました.

「新潟県厚生連が運営する糸魚川総合病院(糸魚川市)で内視鏡検査を受けた糸魚川市内の男性(当時71)が4日後に死亡したのは、病院側の過失によるものだとして、男性の遺族が損害賠償と慰謝料を求める訴訟を新潟地裁に起こし、同病院が3800万円を支払うことで20日に和解が成立した。関係者への取材で分かった。

 県厚生連は朝日新聞の取材に「相手方もあり、何もコメントできない」とし、男性が死亡した経緯などの説明を一切しなかった。原告側は「3800万円を支払うということは、病院が医療過誤を認めたということだ」と話している。

 訴状などによると、男性は膵(すい)臓がんの疑いがあり、2015年10月に同病院で「ERCP」と呼ばれる内視鏡検査を受けた。しかし、検査による合併症ですい炎を発症し、4日後に死亡した。

 男性の遺族は昨年、同病院に対し、損害賠償と慰謝料計約5700万円の支払いを求めて提訴。男性が検査の1時間後に腹痛を訴えていたのに、担当医が適切な措置をしなかったとし、「医師の過失と患者の死亡に因果関係がある」と主張していた。」


報道の件は,私が担当したものではありません.
3800万円の裁判上の和解は,過失と因果関係を認めたものと理解するのは正しいと思います.


谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!

  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2017-07-24 09:17 | 医療事故・医療裁判