弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

デイリー新潮,あくまで、体制が整っていない病院での無痛分娩が危険であるという話

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デイリー新潮「無痛分娩は本当に高リスク? フランスで出産した女性「無痛分娩は、“産まれてからの日々のスタート”のためにある」」(2017年8月18日)は,「長い痛みに苦しまず出産した母親は、すぐに子供を笑顔で抱きしめる余力を持てる。無痛分娩は、“産まれてからの日々のスタート”のためにあるのです」というフランスの医師の言葉を,高崎順子さんの『フランスはどう少子化を克服したか』から引用しています.

「海外では既に無痛分娩が主流でさえあり、米国で6割、フランスでは8割の人が無痛分娩を選択するという。」

「実は無痛分娩自体はリスクが高いわけではない。あくまで、体制が整っていない病院での無痛分娩が危険であるという話である。」


今朝のNHK「おはよう日本」でも無痛分娩についての放送があったそうです

無痛分娩は素晴らしい医療技術です.産科医療体制を整えて,日本でも無痛分娩を増やすことが望まれると思います.
産科医療事故を減らすためにも,この機会に,日本の産科医療は医師一人の医院でよいのか,議論していただきたいと思います.


谷直樹

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by medical-law | 2017-08-18 16:10 | 無痛分娩事故