弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

甲府市立病院,鼻から内視鏡を引き抜く際右目付近の血管を傷つけ視野狭窄等の障害が残った件で示談(報道)

この件は,私が担当したものではありません.
甲府市立病院で,2014年9月9日に副鼻腔炎の手術を受けた,自営業の40代男性が,鼻から内視鏡を引き抜く際右目のくぼみにある血管を誤って傷つけられ,翌10日の手術で血腫を除去したが,視野狭窄,視力低下,複視の後遺症が残った事案で,示談が成立し,甲府市は1292万円を支払うと発表しました.
眼窩血腫をおこした事案でしょう.手術後の観察で眼瞼の腫脹,皮下出血があれば眼窩血腫としてすみやかに対処する必要があります.

朝日新聞「鼻の内視鏡手術で目に後遺症 市立甲府病院」(2017年8月29日)によれば,甲府市立病院では,耳の手術で難聴を悪化させた医療事故で1月末に2件(損害賠償金計850万円)、手首のこぶを取る治療で患部付近の神経を傷つけた医療事故で3月にも1件(同70万円)の示談が成立している,とのことです.


谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!

  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2017-08-31 07:40 | 医療事故・医療裁判