アルチンボルド展 さあ謎解きの世界へ
平日の午後でしたので,混雑することなく,鑑賞できました
果物で構成された肖像画,花で構成された肖像画などが有名です.
静物画と肖像画の二重構造で,静物画の先駆的作品となっています.
悪意の塊のような作品もあるのですが.いずれも細部まで静物として正確に描かれています.
「四季」の《春》《夏》《秋》《冬》と「四大元素」の《大気》《火》《大地》《水》がすべて展示されています.
ジュゼッペ・アルチンボルドは1526年に生まれ1593年に亡くなったイタリアの画家です.
徳川家康の父松平広忠が生まれた年に生まれ,豊臣秀吉の子豊臣秀頼が生まれた年に亡くなったわけです.
宮廷画家としてまっとうな肖像画も描いています.
レオナルド・ダ・ヴィンチの作品,同時代の作品,追随者の作品も展示されていて,アルチンボルドが変人奇人であったわけではなく,諧謔を愉しむこの時期の傾向であったことがわかります.
アルチンボルド展は9月24日(日曜日)までです.
東京だけの展覧会です.
この機会をお見逃しなく.
谷直樹
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