弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

就職に強い米法科大学院ランキング

Forbes JAPAN 「就職に強い米法科大学院ランキング 首位は新卒年収2000万円超」(2017年11月8日)によると,ランキングは次のとおりです.

1位 ニューヨーク大学
2位 シカゴ大学
3位 ハーバード大学
4位 ペンシルベニア大学
5位 コロンビア大学
6位 バージニア大学
7位 スタンフォード大学
8位 ノースウェスタン大学
9位 ミシガン大学
10位 カリフォルニア大学バークレー校

上位3校は,年間授業料その他の費用を合わせると年間9万2000~9万3000ドル(約1050~1060万円)ほどで,卒業後1年目の給与中央値は18万ドル(約2050万円)とのことです.3年分の費用は2年で回収できるわけです.

米国の弁護士と日本の弁護士とでは収入が違います.日本は大法律事務所でも初任給は2000万円に達しません.日本でも初任給2000万円を保障できる制度設計なら優秀な人材が法曹界に集まったはずなのですが.
日本では,法科大学院に行っていない若年の予備試験経由の人のほうが就職がよいです.日本では法科大学院に行ったことが負の経歴になるという事態が生じています.日本は制度設計を誤ったようです.

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!

  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ

by medical-law | 2017-11-16 10:12