弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

松江市立病院が産科医療事故で提訴される(報道)

産経新聞「「帝王切開せず長女が重い後遺症」夫婦が松江市に賠償請求 長女はその後死亡」(2018年1月19日)は,次のとおり報じました.

「松江市立病院が出産時に帝王切開を行わなかったため、長女が重い後遺症を負ったとして、関西在住の40代の夫婦が慰謝料など約6100万円の損害賠償を同市に求める訴えを松江地裁に起こしたことが19日、分かった。提訴は昨年11月29日付。

 訴状によると、妻は松江市に里帰りして平成24年3月に長女を出産。その際に吸引分娩に時間がかかったため、帝王切開を行う必要があったが、同病院の医師らが適切な処置を取らなかったとしている。

 長女は重度の新生児仮死の状態で生まれ、低酸素状態によって脳性まひの後遺症を負ったという。26年に呼吸不全で死亡している。」


上記報道の件は私が担当したものではありません.
ときに帝王切開を避けようとするあまり,娩出が遅れ,児が低酸素状態継続のために重度の障害を負う例があります.
産科ガイドラインでは,吸引の時間は20分までとされています.20分を超える場合は,鉗子分娩か帝王切開を行うとされています(推奨レベルB).
ガイドラインにそった診療が必要と思います.

谷直樹

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しかし,産科ガイドラインでは,吸引の時間は20分までとされています.20分を超える場合は,鉗子分娩か帝王切開を行うとされています(推奨レベルB).
ガイドラインにそった診療が必要と思います.

by medical-law | 2018-01-19 12:39 | 医療事故・医療裁判