弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2010年 09月 05日 ( 2 )

映画「フィラデルフィア」

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写真は,四谷です.

ペンシルバニア州フィラデルフィアは,1776年に13州の独立宣言が発せられ,1787年に合衆国憲法が制定された街です.「フィラデルフィア」は,Fraternite博愛(友愛,兄弟愛とも訳されます.人のためなら頑張れる,ということです.)の意味です.つまり,フィラデルフィアは,自由,平等,博愛の近代人権思想の原点なのです.

映画は,フィラデルフィアの街を写して始まります.曲は、ブルース・スプリングスティーンの「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」です.

その街の大法律事務所に勤務する弁護士(トム・ハンクス)が,エイズを発症し,解雇されます.小さな法律事務所の黒人弁護士(デンゼル・ワシントン)に解雇無効の裁判を依頼しますが,エイズに偏見をもっていた黒人弁護士は,その依頼をいったんは断ります.

しかし,結局は代理人になり,裁判闘争が始まります.大法律事務所は容赦なく悪辣な手段で反撃してきます.病気を抱えながら裁判を戦うのは大変なことです.裁判シーンは,当然盛り上がります.

が,この映画の最大の見所は,トム・ハンクスの言葉にマリア・カラスのアリアが重なるシーンです.アリアは「アンドレア・シェニエ」の「亡くなった母を」です.フランス革命ロベスピエールの時代に,伯爵令嬢が,死んだ母のことを語り,詩人への愛を告白するアリアです.1950年代のマリア・カラスは,本当に素晴らしいと思います.

ゲイ,エイズへの差別という角度から見られがちな映画ですが,二人の弁護士の成長物語と見ることもできます.シンプルなストーリーは,自然に気持ちが入り,心地よく感動できます.
15年以上前の映画でDVDがありますので,機会がありましたら是非見てください.



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by medical-law | 2010-09-05 11:34 | 趣味

オンブズマン会議

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昨日,私の事務所で「オンブズマン会議」が開かれました.

「患者の権利オンブズマン東京」は,患者家族の医療について面談苦情相談を行っています.相談でだいたいの苦情は適切な解決に向かうのですが,時に,そうならない場合があります.その場合,相談者は,オンブズマン会議に苦情調査を申し立てることができます.

オンブズマン会議は,各分野の専門家と市民で構成されています.
公平な立場で調査を行い,患者の権利を促進する視点に立って点検し,医療機関に改めてほしい点があるときは,調査勧告書をまとめます.調査勧告書に基づき,患者家族と医療者との話し合いが復活し,医療の改善が図られることを期待しています.
オンブズマン会議は,そのような期待がもてるものについてだけ調査を行います.
昨日の「オンブズマン会議」では,2件の申し立てについて検討しました.



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by medical-law | 2010-09-05 10:17 | オンブズマン