弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2011年 05月 20日 ( 4 )

「子どもが語る“シェルターと私”」

b0206085_224113.jpg 「子どもが語る“シェルターと私”」が,明日5月24日,横浜で開催されます.

主催の「特定非営利活動法人子どもセンターてんぽ」は,家庭環境や虐待などが理由で、安心して生活できる居場所がない十代後半の子どもたちに,落ち着いて自立の方法を考えるための一時避難先としてシェルターを提供してきた団体です.

【日時】平成23年5月21日(土) 午後1時~午後4時

【場所】横浜市開港記念会館  

【内容】
  1:てんぽの活動報告
  2:子どもが語るシェルターと私
  3:パネルディスカッション「広げよう!子どものシェルター」
   ◆コーディネーター 影山秀人(NPO法人子どもセンターてんぽ理事長)
   ◆パネリスト
     阿部裕子さん(NPO法人かながわ女のスペースみずら理事)
     川村百合さん(弁護士・社会福祉法人カリヨン子どもセンター理事)
     東玲子さん(NPO法人子どもセンターてんぽ理事)
    神奈川県児童相談所職員
 【参加料】無料

【主催】特定非営利法人 子どもセンターてんぽ

ちなみに,カリヨン子どもセンターの川村百合先生は,私と同期です.
カリオンも子どものシェルターと自立援助ホームを運営しています.

さらに,ちなみに,横浜市の花は,バラです.
港が見える丘公園にある「横浜バラ園」は今が見頃です.

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by medical-law | 2011-05-20 22:44 | 日常

深夜の魔物

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事務局Hです.
最近,インターネットショッピングを利用するようになりました.

季節の変わり目は友人らと洋服を買いに街へ出るのですが,
めぼしい駅ビルを一周して試着,お茶をしながら熟考し,買うと決めたものを求めてまたお店に戻り・・・とあちこち歩き回ると,一日はあっという間に過ぎてしまいます.

新宿や渋谷のように,駅ビルが点在している大きい街ですと,お店に戻るのも一苦労。
昔はそれも楽しく,ああでもないこうでもないと話しながらお店とお店の間を何往復もしていたのですが,年を重ねるにつれ,翌日に差し支えるほど疲れてしまうようになりました.

最近は,めぼしい駅ビルを一周,試着→帰り道で熟考→夜,ファッション通販のサイトで注文,といったように,時間も体力も省エネです.

しかし,ボタン一つでカートに入れられるし,手持ちの現金が減らないネットショッピングは,実際の買い物よりも衝動買いの危険が高く,物欲を抑える確固たる意思が必要とされます.

深夜,変に気が大きくなって,「いいや,買っちゃえ!」とポチっとクリックしてしまう陰には,きっと衝動買いの魔物が潜んでいる・・・というのが,若い女性の間の通説だと思います.

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by medical-law | 2011-05-20 16:20 | 日常

東京地裁平成23年5月19日判決(胃がんの誤診)報道

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◆ 事案

相模原市の女性(54歳)が,平成18年7月,別の病院で胃粘膜の異常を指摘され,東芝林間病院を受診し,その後の検査で胃がんと診断されました.同年9月に,東芝林間病院に入院し胃の約5分の4を摘出する手術を受けましたが,摘出された胃からはがん細胞が見つからず,消化吸収障害が残りました.

◆ 判決

東京地裁民事30部は,次のとおり過失を因果関係を認め,約1260万円の損害賠償を命じました.

過失;手術前の総合診断で,胃がんと確定できる所見があるか再検討すべき注意義務を怠ったこと

因果関係:適切に再検討すれば手術は回避されたと推認され,注意義務違反と手術との間に因果関係が認められること

東京新聞「がん誤診で胃の大半摘出、相模原 東芝健保に賠償命令」ご参照

◆ 感想

通常は,内視鏡検査生検を繰り返し,がん細胞を証明するはずなのですが...

類似の例に,公立南砺中央病院で,平成18年7月,実際は胃かいようだったのに胃がんと誤診し,胃やすい臓などを摘出した事案があります.病院側は「胃かいようでも切除の必要があった」としながらも,診断過程でミスがあったことを認め,和解金700万円を支払いました.これと比べて,本件は,胃を切除する必要がなかったので,より高額の賠償が認められています.

中日新聞「富山・公立南砺中央病院 胃がんと誤診、摘出」ご参照

なお,がんとして診ていたところ,がんではなかった裁判例としてよく知られているのは,さいたま地裁平成13年9月26日判決です.肺がんの再発と思いこみ,別の疾患を見逃した例です.

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by medical-law | 2011-05-20 09:09 | 医療事故・医療裁判

ガーゼ残留事故の和解報道(350万円)

◆ 事案

鳥取県立中央病院で,平成6年に腰椎椎間板ヘルニアの手術を受けた患者が、腰に痛みを感じ,2010年7月に鳥取大病院で腰の手術を受けたところ,親指大に丸まった,直径数センチの大きさの手術用のガーゼ1枚が体内から見つかりました.

b0206085_22181644.jpg◆ 和解

県立中央病院を管理する鳥取県は,ミスを認め賠償金350万円を支払い和解する,とのことです.

◆ 過去にも同様の事故

県立中央病院では,2011年1月にも,鼻の手術を受けた患者の体内におよそ3か月間ガーゼが残されていたことが明らかになったばかりです。
2004年にも.16年前のガーゼの置き忘れが判明しています.
2007年にも,シリコン製チューブ、2010年にもガーゼを取り残すミスがありました.

同病院は,以前はガーゼの枚数を確認していなかったそうで,再発防止のため,手術前後のガーゼの枚数確認の徹底に加え,レントゲン検査で発見できる鉛の成分が入ったガーゼを順次導入している,とのことです.

読売「体内にチューブ・ガーゼ置き忘れ数回の県立病院」ご参照
朝日「体内にガーゼ置き忘れ、350万円で和解 県立中央病院」ご参照
産経「ガーゼ取り忘れで和解へ 鳥取中央病院」ご参照

異物残留事故は,枚数の確認など基本的な手順を守ることで防止できる事故です.
異物残留事故の賠償額は,1)残留物の材質,大きさ,2)体内から取り出すことが出来るか否か,3)痛みなど不具合発生の有無,程度により異なります.

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by medical-law | 2011-05-20 08:31 | 医療事故・医療裁判