弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2011年 06月 12日 ( 2 )

『ヴァレリー全集カイエ篇』

b0206085_23121169.jpg『ヴァレリー全集カイエ篇』をときどき読み返します.

断片的な文章が書き連ねられています.
しかも.編年ではありません.
当然わかりにくいところがあります.

それだけに,考えます.

読み進む本ではなく,立ち止まり,考え考え読んでいく本です.
読むときによって,立ち止まる場所もちがいますし,考える内容も異なります.

そのように『ヴァレリー全集カイエ篇』を楽んでいます.

例えば,「意識」を例にとると,
「意識が存在するための諸条件とはいかなるものか?」という問いから始まります.

次の問いは,「考えていることにたいして,考えていないことの及ぼす影響とはいかなるものであり,どの程度か?」

答えにくい問いです,いろいろなことを考えます.

素晴らしい言葉があります.

「すべて意識的なものはふたつの無意識にはさまれている.」(5 巻329頁)

「意識の最高度,世界の終り.」(339頁)

「ひとりでいるということは,自分といるということで,つねに「ふたり」なのだ.」(375頁)

「「思考」は思考するもの[主体]を覆いかくす.効果は機能をかくす.作品は行為を吸収してしまう.踏破された道は歩行を吸収してしまう-.ものを考える人は思考のうちに自分を認めない.自分の影や自分の手の影のうちに自分を認めない.」(383頁)

このような文章を読んでいると,ふだんの仕事では使わない脳の部分が使われている感じがします.

谷直樹
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by medical-law | 2011-06-12 22:59 | 趣味

2010年無煙映画大賞作品賞 「アンダンテ ~稲の旋律~」

b0206085_8224722.jpg禁煙学会が選定する2010年無煙映画大賞作品賞は,「アンダンテ ~稲の旋律~」が受賞しました.

受賞理由は,次のとおりです.

「喫煙シーンがなく、映画出演者や制作者の受動喫煙被害を予防しただけでなく、FCTC(たばこ規制枠組条約)13条を遵守しタバコの宣伝をせず、鑑賞者をタバコから守りました。また、映画の内容もひきこもりや農業問題そして家族の再生など重いテーマでありながらユーモアのある脚本と出演者の力演で見ごたえのある作品になりました。」

2010年度最優秀プロデューサー賞(サーブ賞),第28回(2010年)日本映画復興賞も受賞しています.

主演は,ミュージカルで活躍している新妻聖子さんです.

ピアノ演奏は,函館出身のピアニスト山形リサさんです.バラと犬の写真がある山形さんのブログはこちらです.

小ホール中心で,映画館ではほとんど上映されない作品です.
上映日程表を参照してください.

ちなみに,無煙映画大賞の選考基準は,以下のとおりです.
① 前年に一般公開された邦画であること。ただし、時代劇とアニメは除く。
② 作品にタバコの煙がでないこと。プロダクト・プレイスメント(Product Placement)としてのタバコも登場しないこと。
③ 誰でもが楽しめる内容であること。

過去の受賞は,2004年「父と暮せば」,2005年該当なし,2006年該当なし,2007年「キサラギ」,2008年「ハンサム☆スーツ」,2009年「おとなり」です.

谷直樹
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by medical-law | 2011-06-12 00:42 | タバコ