弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2011年 07月 01日 ( 3 )

東電フクシマの教訓,コーポレート・ガバナンスの再建のために会社法改正を!

b0206085_18474762.jpgニコラス・ベネシュ氏は,WSJ「フクシマの教訓-日本は企業統治の向上を」で,東電だけの問題ではなく,日本の会社法に問題があることを指摘しています.

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懸念されるのは、東電の問題について、政策立案者が、システミックな問題を無視し、単なる1企業の問題として片づけようとしていることだ。日本で今、会社法の改正が行われていることを考えれば、事態はさらに深刻だ。政策立案者が東電の過ちから学ばなければ、ここで大きなチャンスを逃すことになる。

 少なくとも、独立取締役の義務づけを法制化すべきだ。3月時点の東電の役員数は27。これだけの人数がいても、議決権のある取締役20人のうち18人は社内出身者で、監視は十分ではない。外国人や女性の役員もゼロ。2人の社外取締役のうち、1人だけが原子力事業について知識を持っていた。

 日本政府は、上場企業の取締役の半数もしくは半数以上を独立取締役にするよう義務付けるべきだ。そして、取締役会がその役割を効果的に果たせるよう、法律上認められた委員会の設置を取締役会に認めるべきだ。企業に対して、取締役の訓練と持続的な教育に関する情報開示を義務付けることも必要だ。こうした改革を経て初めて、日本は世界の先進国の大半(および新興国の多く)の資本市場と肩を並べるようになる。また日本は、内部告発者の保護強化も検討する必要がある。このような対策によって、日本は国際慣行の最先端にかなり近づくことができる。2002年のスキャンダルは東電の社員ではなく、納入業者の元社員によって露呈したが、現在の法律では保護の対象外となってしまう。」


日本の会社法は,取締役会による有効な規制の仕組みをもたず,社内の取締役が自由な経営をできるようになっています.

日本以外の多くの国では,取締役の半数以上を独立取締役にするよう義務付けられています.特別委員会を設置して監督機能を強化することも,普通に行われています.

ニコラス・ベネシュ氏は,「法や規制の変更がなければ、コーポレート・ガバナンスの再建に向けた企業のどんな試みも上手くはいかない。それは、麻薬中毒患者が同様に中毒の友人と一緒にいながら薬から抜け出そうとするようなものだ。」とまで述べています.

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by medical-law | 2011-07-01 18:26 | コンプライアンス

中原淳一さん,『しあわせの花束』

b0206085_1525358.jpg事務局Iです.

何度も繰り返しブームが再燃する人がいます.

イラストレーターの中原淳一さんも,そんな作家の一人.

『しあわせの花束』は,6,7年ほど前に,流行った時期に購入した本ですが,最近も,また,書店で,中原淳一さんの本を見かけることが多くなりました.

戦後の物資不足の時代に活躍し,少女雑誌の編集者でもあった中原淳一さんの手掛けたものは,幸せとは何か,いかに美しく生活を彩るかを,彼の人生をかけて切実に訴えていて,読み返すたびに,新鮮な感動があります.

とてもかわいらしい夢のある彼のイラストも素敵ですが,一輪の花で,小さな部屋を飾る心遣い,工夫や少しの手間をかけて,家族が気持ちよく過ごせる環境をつくることなど,考え方や,生活全般に至るまで,多くの分野にわたって言及している彼の雑誌に,強い影響を受けた方は多いのではないでしょうか.
b0206085_9225540.jpg

女性の社会進出の進んだ今,少女趣味や,家庭のよき主婦といった考えが行き過ぎに思われるところもなくはないですが,丁寧に生きることや,人を思いやること,女性の生き方について,こうあって欲しいという願いがたくさん込められていて,ときどき読み返してみると,忙しい日々の生活の中に柔らかな潤いを与えてくれます.

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by medical-law | 2011-07-01 15:27 | 趣味

ヘレン・ヘイズダ教授,カロリーゼロ飲料は通常の炭酸飲料にはない害を含み,太る可能性もある

b0206085_1061470.jpg

テキサス大学のヘレン・ヘイズダ教授は,米国糖尿病学会で,カロリーゼロ飲料は通常の炭酸飲料にはない害を含み,太る可能性もある,という研究結果を報告しました.

「教授は9年半もの歳月をかけて、474人の成人男女の健康や食習慣などを記録し続けた。
長きにわたる調査により、ダイエット系飲料好きの人はそうでない人と比べると70パーセントも速くウエストのサイズが大きくなることがわかったそうだ。しかも、一日に2缶以上飲む人は、ほとんど飲まない人と比べると胴回りが大きくなる割合が5倍だったという。

飲む人と飲まない人の差がこれだけ顕著に表れると、彼らの食生活や運動、喫煙、社会的地位など様々な要因を考慮しても、ダイエット系飲料によって太りやすくなるということに変わりはないそうだ。

さらに研究者らはネズミを使った実験も行い、カロリーを抑えた飲料に用いられるアスパルテームという人工甘味料が、糖尿病の初期段階に起こりやすい膵臓(すいぞう)内の損傷に少なからず影響を与えているということが判明した。
ヘイズダ教授によると、「人工甘味料は食欲を促進させ、満足感を感知する脳の細胞に損傷を与えます。砂糖のような自然の糖分の不足により、さらに甘いものへの欲求が増すのです」とのこと。
「ダイエット系炭酸飲料は『カロリーゼロ』かもしれませんが、人工甘味料による『副作用ゼロ』ではないのです」と教授は警告している。」」


ロケットニュース「「カロリーゼロ飲料は通常の炭酸飲料にはない害を含み、太る可能性もある」という研究結果」ご参照

やはりそうでしたか.
人工甘味料があやしいと思っていた人は多いのではないでしょうか.

以前,カロリーゼロに慣れると甘いものでも太らないとからだが思いこんで(「パブロフの犬」仮説),甘いものを食べるようになり太る,という説を聞いたことがあり,半信半疑だったのですが,この教授の説明は納得できます.

谷直樹
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by medical-law | 2011-07-01 02:28 | 医療