弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2011年 07月 06日 ( 3 )

アイスランド議会,タバコ販売原則禁止の法案審議

b0206085_16403665.jpgタバコの販売を原則禁止し,薬局でのみ購入できるようにする法案がアイスランドで成立するかもしれません.

タバコは,ニコチン(=依存性のある薬物)を含みます。薬物ですから,薬局でしか買えないというのも合理性があります.日本では,今まで薬局でしか買えない薬をコンビニ等でも買えるようにしようという流れになっていますが,それとのバーターで有害なタバコは薬局でのみ販売しOTC薬並みの扱いをするというのもよいと思います.

「たばこの販売を原則禁止し、医師の処方箋がある場合のみ購入できるようにする法案について、アイスランド議会が審議を始めることになった。公共の場所での全面禁煙を目指す10年計画の一環という。
英紙ガーディアンによると、保健相経験者らの議員立法によるもので、法案では一般の店でのたばこ販売を非合法化。薬局でだけ20歳以上の人が購入するのを当初は許可し、最終的には処方箋を持つ人に限って販売を認めることにしている。」


時事「たばこ販売禁止を=アイスランド、法案審議へ」ご参照

谷直樹
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by medical-law | 2011-07-06 16:34 | タバコ

『みだれ髪』

b0206085_9571651.jpg事務局Iです.

私の実家は岡山の出で,今も岡山県に家があるのですが,岡山とは言っても,県境に近い山奥にあり,祖父母も亡くなり今は住む人もいないので,墓参り専用の別荘になってしまっています.

盆暮れに帰省しても,夏なら螢を見たりサワガニを捕ったり,冬なら囲炉裏に炭を起こし五右衛門風呂で一日温泉気分…といったことぐらいしかできず,それはそれでとても贅沢な時間なのですが,田舎暮らしも数日すると,何もすることがなくなってしまいます.

友人などが来たときには,車を出して,県下の観光に行くことが多いのですが,人気コースは“備前焼”“竹久夢二美術館”“蒜山牧場”.

こちらの“みだれ髪”は,竹久夢二美術館でみかけて購入した一冊です.

国語の教科書で習う与謝野晶子は,ウーマン・リブのさきがけのような語調の強い激しい一面がクローズアップされていたように思うのですが,実際には,とても繊細で女性的な仕事をされた方のようです.
この“みだれ髪”の復刻本も,アール・ヌーボーの影響を色濃く漂わせる,アルフォンス・ミュシャ風の表紙がとても可愛らしく,手のひらにおさまるこの歌集を,薄紙をめくって,一頁一頁,読みすすめると,かの有名な「その子二十歳…」が,ルノアールの絵画さながらの輝かしい情景に感じられます.

昨今は詩集が売れない,歌集は流行らないといわれますが,かつて,一大ブームをおこした歌集は,本そのものがこんなに素敵な芸術作品だったことに驚いてしまいました.

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by medical-law | 2011-07-06 09:58 | 趣味

ラークの広告,肺がん,肺気腫に苦しむ物語の主役になりたいと思いますか?

b0206085_826341.jpgラークLARKというタバコは,主に日本で売れているタバコです.海外ではあまり売れていません.

ラークは,かつて,007ボンドシリーズ人気に便乗し,有名俳優を使いスパイ映画もどきの広告を展開した時期もありました.

タバコ会社は,1999年に,マイルドセブンとマールボロとの比較調査を行いました.20~24歳ではラークの評価はかなり高く,反面25~29歳での評価はそれ程でもないことがわかりました.その後,ラークは,若者向けを一層意識し,サーファーの生活に傾斜した広告を展開しました.若く健康的なサーファーのイメージにより,タバコの生命健康への害が意識されるのを薄めようと意図したわけです.

木村拓哉さんがドラマで赤ラークを吸ったことで,真似する人がふえました.(木村さんはラッキーストライクを吸っているという話もあるそうですが.)

また,テレビ広告が禁止された後は,「言葉より語るもの」というコピーで高倉健さんを使っていました.テレビにほとんど出ない高倉さんのイメージを利用したのでしょう.(高倉さんは,1977年に禁煙し以後タバコを吸っていません,ラークの広告は仕事と割り切ってとのことです.)

そして,最近は,趣向を変え,レイモンド・チャンドラー風の「物語のある人生」をキャッチコピーにした広告を展開しています.

「物語のある人生  かつて、男らしさとは、ひとりですべてを成し遂げる強さだった。時は、流れ、世の中は変化し、男たちもまた変化した。男らしさとは、今も強さだけれど、その強さはやさしさに似ている。一人でなく、家族や友人、恋人との絆の中にある。大切な誰かのために、日々、働く男たち。男たちにはそれぞれ物語があり、その中で、それぞれが主役である。」

タバコの健康問題から目をそらすため「人生」という高い価値をアピールする戦略に変わったようです.
広告写真には,異性愛者向けバージョンと同性愛者向けバージョンがありますが,いずれも,濃い,妖しい美男美女が登場します.

ブログを調べてみると,これをかっこよいと受け取っている人が多いようなのです.
この広告には,タバコを吸うことがかっこよい,喫煙は男の嗜みである,などという誤った感覚を抱かせ,喫煙へ誘導する危険(狙い?)があります.

タバコは現在は合法的な商品で,販売自体は禁止されていませんが,売り方には規制があります.

タバコを吸うことが男らしいとされていた時代は遙か昔のことです.
大切な誰かのために,日々,働く男であれば,タバコを吸ってはいけないはずです.
肺がん,肺気腫に苦しむ物語の主役になりたいと思いますか?


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by medical-law | 2011-07-06 03:23 | タバコ