弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2011年 08月 06日 ( 3 )

黒猫

b0206085_16481186.jpg事務局Hです.
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私の家は,車が通れない細い路地を入ったところにあるのですが,
先日帰宅したところ,家の前で二匹の黒猫が気持ちよさそうに寝ていました.
あまりののどかさに,思わず写真を撮ってしまいました.

手前の猫ちゃんの脇が私の家の入り口なのですが,近寄っても寝そべって私を見上げ,大変リラックスしているようでした.

それでも,オートロックを開け中に入ると,私を追って中に入ろうとするのです.
b0206085_1648346.jpg
おそらく食材が入っている袋に惹かれているだけだと思うのですが,
ガラス越しに上目遣いでこちらを見る姿のあまりの可愛さに,写真をもう一枚.

部屋のベランダから階下のベランダを見下ろせば,猫たちが5,6匹固まって寝ています.
この地域ではむしろ猫の方が主役なのかもしれません.

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by medical-law | 2011-08-06 16:52 | 動物

国境なき医師団,バーレーンにおける「患者が安全に治療を受ける権利」が危機的状況に

b0206085_1428125.jpg国境なき医師団(MSF)は,赤十字の活動に限界を感じたフランスの医師らが1971年に作った団体です.

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バーレーンでは,2011年2月に政治的自由と人権の尊重を求めた大規模な反政府デモがおき,今も政府と反政府派の激しい対立が続いています.

国境なき医師団のプレスリリースを読むと,バーレーンでは,警察や軍からの発砲で負傷した人が病院を受診すると反政府デモ参加者とされ治安当局に逮捕される,さらに,反政府デモの実施場所として利用された病院は,軍によって占拠され,他の病院も同様で,反政府側の負傷者が利用できない,そこで,国境なき医師団(MSF)が公平に医療を提供しようとすると,治安当局から事務機器や消耗品を押収され逮捕されるなどの弾圧をうける,ということのようです.
8月4日のMSFのプレスリリース「バーレーン:軍による患者の弾圧―MSFは医療を受ける権利の尊重を要求」ご参照

治安当局からすると,犯人隠匿ということになるのでしょう.

国境なき医師団ベルギー支部のクリストファー・ストークス事務局長は,「軍隊による病院を標的にするとの宣言や、治安部隊が医療機関をデモ封じ込めの手段として利用することは、患者が安全に治療を受ける権利を損ねることにほかなりません。」と述べます.

国境なき医師団は,名簿業者を利用して寄付を求めるDMを送ったことで評判を落としましたが,実際にはかなり大変な活動を行っているようです.

谷直樹
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by medical-law | 2011-08-06 14:21 | 医療

日弁連会長声明,中間指針と自主避難者等の損害

b0206085_1031358.jpg原子力損害賠償紛争審査会は,平成23年8月5日,「福島第一、第二原子力発電所事故による原子力損害の範囲の判定等に関する中間指針」を取りまとめました.

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日弁連は,同日,自主避難者等の損害について,「東京電力株式会社福島第一、第二原子力発電所事故による原子力損害の範囲の判定等に関する中間指針に関する会長声明」を発表しました.

◆ 中間指針

中間指針は,自主避難者等の損害について,結論を出していません.

中間指針で対象とされなかったものが直ちに賠償の対象とならないというものではなく、個別具体的な事情に応じて相当因果関係のある損害と認められることがあり得る。」「今後、本件事故の収束、避難区域等の見直し等の状況の変化に伴い、必要に応じて改めて指針で示すべき事項について検討する。」としています.

◆ 「自主避難に関する論点」に基づく議論

審査会の「自主避難に関する論点」と題する資料には,「一般的には、指針の対象区域に居住する者ではなくとも、被曝の危険を回避するための避難行動が社会通念上合理的であると認められる場合には、その避難費用等は、賠償すべき損害となり得る」「政府が避難指示等の措置を何ら講じない地点において、自主的な避難をすることが合理的か否かについて判断する適切な基準があるかどうかが問題である」と記載されています.

自主避難者に対し一定の配慮が必要であること、避難せずに残っている者も相当量の被ばくを受けており、それらの者に対しても配慮がなされるべきことは,ほぼ意見が一致しました.
審査会で,引き続き検討し、何らかの指針又は基準を作成する方向になりました.

◆ 会長声明

そこで,上記会長声明は次のとおり述べます.

「今回、自主避難者の損害について中間指針に項目として盛り込まれなかったことについては、不安定な立場に置かれている自主避難者の迅速な救済という面から残念である」

「自主避難者の避難行動が社会通念上合理的であると認められる場合には、賠償すべき損害となり得るという見解を示したこと、及び政府の基準は下回っても、相当量の放射線量率が観測された場合には自主的な避難に合理性が認められる可能性を示唆し、自主避難者の損害及び相当量の放射線量率が観測される地域に居住する者の損害について指針を作成する方向性を示した点は高く評価できる。」

「審査会に対し、今後早急に自主避難者及び相当量の放射線量率が観測される地域に居住する者への損害賠償の在り方について検討し、社会通念上の合理性を柔軟に解釈した基準を定め、避難対象区域内の避難者と同等の賠償がなされるよう、新たな指針を一刻も早く取りまとめることを求める。」


◆ 日弁連の提案(具体的j基準)

「予防原則に照らし、放射線の影響を危惧しこれを回避することが社会通念上相当と考えられる場合、最低でも、福島第一原子力発電所事故発生直後に相当量の放射線を被ばくした住民、さらに放射線業務を行う事業者の義務を規定した電離放射線障害防止規則第3条第1項第1号及び第4項により管理区域とされ、必要な者以外の立入りが禁じられる、3月当たり1.3mSv(=年間5.2mSv、≒0.6μSv/h)を超える放射線が検出された地域から避難した住民及び現にこのような地域に居住又は避難している住民に対しては、合理的な範囲内として、避難費用・精神的損害について、賠償がなされるべきとの具体的基準を提案している。」

政府の避難区域指定が狭すぎ,「放射線の影響を危惧しこれを回避することが社会通念上相当と考えられる場合」と一致していないことからおきた問題です.
避難することに社会通念上合理性がある場合は,損害といえるでしょう.

谷直樹
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by medical-law | 2011-08-06 09:57 | 脱原発