弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2011年 12月 06日 ( 1 )

ワシントンタイムズ,JTバレーボールのタバコ規制枠組み条約(FCTC)違反をとりあげる

b0206085_20182160.jpgバレーボールのワールドカップが,毎年毎年日本でJTによって開催されてきました.
これは,タバコ規制枠組み条約(FCTC)第13条(広告・宣伝の禁止)等に違反しています.
ワシントンタイムズは,11月24日号Japan Tobacco accused of marketing to girls at World Cup volleyballと12月1日号Tobacco sponsorship of sports could doom Japan’s Olympic bidで,このJTのタバコ規制枠組み条約(FCTC)違反行為を大きく報じ(嘲笑?)しました.

1 JTがバレーボールの試合開催を後援することは,条約違反の違法行為です.
2 選手にJTのマークを付けさせることは,条約違反の違法行為です


FIVB 広報委員長ヒロシ・タケウチ氏は,「JT はワールドカップの飲料メーカ枠のスポンサーとして協力をいただいている。JT はタバコ製造業種とは分類されない」と詭弁を弄していますが,JT はタ明らかにバコ製造会社で,「JT」のマークからタバコ事業を想起しない人はいないでしょう.したがって,上記1はタバコ会社のスポンサー行為にあたります.ですから,条約違反にあたります.また,上記2の行為は,明らかにタバコ事業の宣伝にあたり,条約違反になります.

JT はタバコ会社ではない,と言い張るなら,タバコ事業から手を引くべきでしょう.
JT の選択は,バレーボールから手を引くか,タバコから手を引くか,しかありません.

日本禁煙学会は,12月1日,12月4日の2回にわたり,JTによるバレーボールを含む違法なCSR活動の中止要請を発表しています.

違法状態をこのまま放置し続けるならば,今回のように海外マスコミから非難を浴びるにとどまらず,JTバレーボールのボイコット運動も起きかねません.オリンピック招致にも,重大な支障が生じるでしょう.

谷直樹
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by medical-law | 2011-12-06 01:26 | タバコ