弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2011年 12月 11日 ( 2 )

愛媛新聞社説,原発訴訟,司法の国策追従の過ちを指摘

b0206085_20121781.jpg愛媛新聞社説「新たな伊方原発訴訟 国策追従の過ち 司法も清算を」(2011年12月9日)は,原発訴訟を国策追従で終わらせてきた司法=裁判官の責任を指摘しています.

「伊方訴訟は、その後の原発裁判の流れをつくってしまった。司法は、行政訴訟ならば原発の基本設計しか判断しない。行政に高度な裁量を認める。科学論争へ不用意に足を踏み入れない消極姿勢は延々と受け継がれていった。 
 多くの裁判官は国や専門家の主張に傾き、手続きに重大な落ち度がなければ「問題なし」という。結果として、司法は「安全神話」にお墨付きを与えてきたのが実態だ。 
 伊方訴訟は司法不信を決定的にもした。1号機の審理をほぼ終えた当時の松山地裁で担当裁判官の全員が不自然に交代した。この人事には最高裁の介入が指摘されている。言うまでもないが、司法の独立を自ら無に帰すような愚を繰り返すべきではない。」


「週刊金曜日」(10月7日号)の特集「原発事故を招いた裁判官の罪」は,実名をあげていましたね.
  ■安全にお墨付き与えた最高裁判事が東芝に天下っていた 
  ■原子力安全神話に加担した全裁判官一覧

2011年12月8日,日本最大級の中央構造線・活断層から6キロメートルの地点にたつ伊方原発の運転差し止め訴訟が提訴されました.
これは,裁判所に正義があるのか,試されている訴訟です.

谷直樹
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by medical-law | 2011-12-11 06:14 | 脱原発

肥田舜太郎医師,「内部被曝を避けるために今こそ広島・長崎の教訓を活かそう」

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ビデオニュース・ドットコムで, 肥田舜太郎氏(医師、全日本民医連顧問)の「内部被曝を避けるために今こそ広島・長崎の教訓を活かそう」が放映されています.

自身が広島で被爆し、その後臨床医として長年にわたり多くの内部被曝の患者を見てきた肥田氏が語ります.

「原爆投下後に救援や親類の捜索のために広島や長崎に入ったいわゆる入市者たちの間で、鼻血、下痢、内臓系慢性疾患などの症状を訴える人が続出していることに気がついた。中でも「原爆ぶらぶら病」と呼ばれる、疲れやすく慢性的な倦怠感に見舞われる症状は、放射線の内部被曝が原因と思われるが、どんなに検査しても異常が発見されないため、単なる怠け者であるとみなされ、仕事も続けられず、周囲に理解されないまま多くの患者が苦しんでいたと肥田氏は言う。
 肥田氏が強調する広島、長崎の失敗、そしてその教訓は、直接原爆に被爆しなくても、その後降ってきた放射性物質を体内に取り込むことで、大量の内部被曝者を出してしまったこと。そして内部被曝はその原因が確認できないために、多くの人が長期にわたる原因不明の健康被害に苦しむことになることだと、肥田氏は言う。」
  
「実際、福島原発事故の後、肥田氏のもとに鼻血や下痢を訴える人が出ており、内部被曝の初期症状が現れ始めたのではないかと肥田氏は懸念していると言う。既に今年の6月1日付の東京新聞で、福島県内で鼻血や下痢、倦怠感といった症状が見られる子どもが増えていることが報道されているが、政府はその後、特に内部被曝の基準を強化するなどの対策はとっていない。」


⇒ ビデオニュース・ドットコム

⇒ 日弁連「「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ」の抜本的見直しを求める会長声明」ご参照

谷直樹
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by medical-law | 2011-12-11 05:43 | 脱原発