弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2012年 01月 05日 ( 2 )

日弁連会長の年頭挨拶

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2012年の日弁連会長の年頭挨拶で,宇都宮健児会長は,次のとおり述べています.

日弁連は、昨年5月27日に開催された第62回定期総会において東日本大震災に関する宣言を採択しています。この宣言の中で、日弁連は、復旧・復興の主体は被災者であること、復旧・復興の理念は憲法が保障する基本的人権を被災者が回復する「人間の復興」でなければならないことを明確にしています。日弁連は、この宣言を踏まえて、今年も昨年に引き続き被災者に寄り添いながら被災地に対する支援活動に全力をあげて取り組みたいと思っています。」

「今年は特に、①司法修習生の給費制の維持をはじめとする法曹養成制度の改革②取調べの可視化、検察官手持ち証拠の全面開示、人質司法の打破などえん罪を生まないための刑事司法制度の抜本的改革③市民が利用しやすい民事司法制度の改革、などに全力をあげて取り組んで参りたいと思っています。」

原発震災に対する取り組みなどはもちろん最重要課題ですが,日弁連の取り組むべき課題は多く,これら以外にも,障害者自立支援法を確実に廃止し,障がいのある当事者の意見を最大限尊重し,その権利を保障する総合的な福祉法の制定を求めるなど,まだまだ取り組むべきやることはあります.

ちなみに,昨年は,次のとおり述べていました.

「改めて業務妨害対策を徹底するとともに、離婚事件やDV事件などから生ずる業務妨害事件に対する会員への支援体制をしっかりと確立していきたいと思っています。

このほか、今年も昨年に引き続き、貧困問題、民事法律扶助の飛躍的拡充、裁判官・検察官の大幅増員と地家裁支部の充実、民事裁判・行政訴訟の改革、若手法曹に対する支援体制の強化と法曹養成問題、法曹人口問題、「人権のための行動宣言2009」の実現などに積極的に取り組んで参りたいと思います。」


谷直樹
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by medical-law | 2012-01-05 09:46 | 弁護士会

日本製薬工業協会会長の年頭所感,業界一体となったコンプライアンスの徹底を強調

b0206085_10155399.jpg日本製薬工業協会会長手代木功氏は,「製薬協は、このような環境の中、本年の課題として、▽業界一体となったコンプライアンスの徹底▽研究開発型製薬産業振興策の一層の充実▽安全対策の強化▽国際連携・国際協力のさらなる推進▽国民・患者貢献、経済成長への寄与等製薬産業に対する理解の促進――の5点を挙げ、中でもコンプライアンスの徹底を最重要課題としております。」とコンプライアンスの徹底を強調しました.

薬事日報「【年頭所感】コンプライアンス徹底が最重要課題‐日本製薬工業協会‐」(2012年1月3日)ご参照

「現在、世界的に利益相反に関連した情報公開法規範を整備する流れとなっており、製薬協においても「企業活動と医療機関等の関係の透明性ガイドライン」を策定いたしました。

 これは、会員企業各社が「透明性に関する指針」を2012年度より新たに施行し、医療機関・医療担当者との金銭授受の詳細を各社ホームページで開示するというものです。同時に施行される医療用医薬品製造販売業公正競争規約の改正と相まって、製薬企業と医療機関・医療担当者との関係が今まで以上に透明化され、国民および世界の人々から、生命関連産業としての信頼をさらに得られるものだと確信しております。」


利益相反の問題は,医療・製薬業界の課題でしたので,不透明な部分が少しでも透明化されるよう,期待いたします.

谷直樹
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by medical-law | 2012-01-05 09:19 | 医療