弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2012年 01月 07日 ( 2 )

ポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)社の豊胸バッグ,仏,チェコに続き独でも摘出手術勧告.日本は?

b0206085_10272289.jpg

豊胸バッグには破裂の危険がありますが,ポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)社の豊胸バッグは,とくに破裂の危険が高いことが指摘されています.

フランスとチェコに続き,ドイツ保健当局は,1月6日,PIP社製の豊胸材を使った手術を受けた女性に対し摘出手術を受けるよう勧告しました.手術を受けてから時間がたっている人ほど、早く手術を受けた方がよいとのことです.

なお,英保健省は同日,健康への影響は確認できず、必ずしも手術を受ける必要はないとの見解を発表しました.

日本でも,ポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)社の豊胸バッグが使用されていましたので,厚生労働省の対応が注目されます.

スポニチ「破裂の恐れ…独も豊胸材摘出を勧告 仏、チェコに続き」(2011年1月7日)ご参照

谷直樹
下記バナーのクリックを御願いいたします.クリックは一日一回有効です.7日間のクリック数合計が順位に反映します.

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-01-07 10:34 | 医療事故・医療裁判

福岡県警南署,中村病院の介護士を業務上過失致死で書類送検

b0206085_10243969.jpg福岡市の特定医療法人社団相和会中村病院の介護士(介護職員)が,2011年5月11日午前9時頃,認知症のある患者(当時95歳)のおむつを替える際,転落防止用のベッドの柵を上げずにその場を離れ,患者がベッドから転落し,骨盤骨折などによるショックにより死亡した事故で,福岡県警南署は,1月6日,業務上過失致死容疑で介護士を福岡地検に書類送検しました.同署によると介護士は容疑を認めているとのことです.

ベッドからの転落事故で過失が問題となる事案は結構多いのですが,本件は,転落を防止するための柵を上げずにその場を離れた点に過失が認められる事案でしょう.

再発防止のためには,柵を必ずあげるよう徹底することも重要ですが,おむつ交換のときに必要なものをすべてワゴン等で運び,患者の傍を離れない手順にすることも必要と思います.

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村

時事通信「女性介護士を書類送検=ベッド転落の患者死亡―福岡県警」(2012年1月6日)は,次のとおり報じています.

「福岡市南区の中村病院で昨年5月、入院中の女性患者=当時(96)=がおむつ交換中にベッドから転落して死亡した事故で、福岡県警南署は6日、業務上過失致死容疑で作業に当たった女性介護士(39)=同区=を福岡地検に書類送検した。同署によると、容疑を認めているという。」

msn産経「女性介護士を書類送検 96歳女性ベッドから転落死容疑」(2012年1月6日)は,次のとおり報じています.

「送検容疑は昨年5月11日午前9時ごろ、吉村さんのおむつを替える際、転落防止用のベッドの柵を上げずにその場を離れ、吉村さんをベッドから転落させ骨盤骨折などによるショックで死亡させた疑い。」

【追記】

毎日新聞「患者ベッド転落死:介護士不起訴−−福岡地検」(2012年12月9日)は,次のとおり報じました.

昨年5月に南区老司の中村病院に入院中の女性(当時96歳)がベッドから転落し、死亡した事故で、福岡地検は業務上過失致死容疑で書類送検された女性介護士(40)を不起訴処分にした。処分は11月29日付。地検は「諸情状を考慮した」としている。」

谷直樹
下記バナーのクリックを御願いいたします.クリックは一日一回有効です.7日間のクリック数合計がランキング順位に反映します.

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-01-07 01:04 | 医療事故・医療裁判