弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2012年 01月 12日 ( 1 )

イレッサ東日本訴訟弁護団の印紙納付ミスで,2名について高裁判決が確定

b0206085_12584188.jpgイレッサ訴訟で,最高裁は,2011年12月1日に訴訟救助申立却下決定を下し,印紙代を5日以内に納付するよう補正命令を出し,12月2日に代理人弁護士に送達されました.
ところが,期限の12月7日までに納付されませんでした.
そこで,最高裁は,上告状及び上告受理申立書の却下決定を下しました.
その結果,2名について高裁判決が確定しました.

これは,事務担当弁護士(東日本訴訟弁護団事務局長)のミスだそうです.
厳しく指弾されていますが,当然です.
将棋で言えば二歩の反則で負けたようなもの,野球で言えばベースを踏まずにアウトになったようなものですから.

控訴状,上告状及び上告受理申立書の提出と同様に,弁護士自ら納付手続を行うのが一番確実で安心できます.
もし誰かに納付手続を指示したなら,実行を確認する必要があります.

なお,最高裁は,訴訟救助申立に対し,厳しい態度をとっているように思います.
地裁,高裁で訴訟救助が認められた事案でも,最高裁で認めないということがあります.
古い話になりますが,私は,戦後補償裁判で最高裁が訴訟救助を認めなかったので,1円に請求を減縮して,印紙を貼ったことがあります.

谷直樹
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by medical-law | 2012-01-12 09:44 | 医療事故・医療裁判