弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2012年 01月 27日 ( 3 )

新年会

b0206085_930206.jpg事務局Hです.

高校時代からの友人と,新年会をしました.

メンバー同士3年ぶりくらいに会う子達も居て,「おばさんになったねー!!」「いや,○○くんも老けた!」などと言い合っているのが面白くて他人事のように笑っていたのですが,
「Hは昔から老けてたよ!」と言われてがっかりしました.

高校生の時から,社会人に間違われたり,大人っぽいと言われることが多く,仲間うちでそういうキャラクターなのですが,もうすぐ20代も半ば,大人びて見られても全く嬉しくありません.
せめて実年齢より見た目年齢が老けないよう,最低限の気遣いは必要だなぁと思いました.

学生時代は,多摩川沿いでお花見をしたり,花火をしたり,家で餃子パーティー等をしていた私たちでしたが,今回は六本木のお洒落な焼肉店.

セレブっぽいね,私たちももう大人だね,などと笑いながらお肉を頬張っていましたが,
最終的にはゲームセンターに行き,プリクラを撮ったり,男の子たちがUFOキャッチャーで景品を取ってくれたり,していることは学生時代のままでした.

谷直樹法律事務所
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by medical-law | 2012-01-27 11:39 | 休暇・休日

東京地裁平成24年1月26日判決,総合病院国保旭中央病院で気管切開への切り替えが遅れた事案で請求認容

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◆ 事案

顔のまひの治療で平成16年11月総合病院国保旭中央病院に入院していた患者(女性,当時76歳)が,平成16年12月首への麻酔注射を受けたところ血管が傷つき,血腫により気道が圧迫されて呼吸困難になりました.
担当医らは気道確保のため,鼻や口から管を挿入しようとしましたが失敗し,気管切開に切り替えましたが,患者は低酸素脳症により意識不明の状態が続き,現在も同病院に入院しています.

◆ 判決

東京地方裁判所(民事30部)は,平成24年1月26日「気道を確保するために,もう少し早くのどの切開手術を行うべきだった」「気管切開への切り替えが7,8分早ければ、後遺症を残さずに回復した」と指摘し,同病院の開設者である旭市に5800万円余りの賠償を命じました.

朝日新聞「千葉・旭市に賠償命令=医療ミスで植物状態―東京地裁」(2012年1月26日)ご参照
NHK「医療ミスで5800万円賠償」(2012年1月26日)ご参照

◆ 感想

民事の損害賠償責任が認められるためには,①注意義務違反,②相当因果関係(注意義務違反と損害との相当因果関係),③損害を立証することが必要です.
注意義務違反がいくつあっても,損害と相当因果関係のある注意義務違反だけが問題になります.
そこで,まず結果発生に近い時点の注意義務違反から検討し,それが否定された場合は順次遡って他の注意義務違反を検討することになります.

本件の場合,気管切開への切り替えが7,8分早ければ,後遺症を残さずに回復したということですから,まず,気管切開への切り替えの遅れについて,注意義務違反の有無を検討することになります.

気管切開への切り替えの遅れについては注意義務違反を肯定した判例,否定した判例があり,それぞれ事案により判断が異なります.
本件の具体的な事実が報じられていませんが,本裁判所は,もう少し早くのどの切開手術を行うべきだったと注意義務違反を認定しています.

首への麻酔注射で血管を傷つけ,血腫による気道圧迫で呼吸困難を生じ,気道挿管に失敗し,気管切開への切り替えが遅れた事案では,どこかに相当因果関係のある注意義務違反があると思われるので,普通は,裁判前に解決ができるように思います.
旭市が本件で賠償責任を認めず裁判とし判決を求めたのは,かなり強気という印象を受けました.

谷直樹
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by medical-law | 2012-01-27 08:40 | 医療事故・医療裁判

ポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)社の元社長が危ない豊胸バッグで過失致死傷容疑のため身柄拘束される

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時事通信「危ない豊胸バッグ、創業者拘束=過失致死傷容疑で捜査-仏」(2012年1月26日)は,次のとおり報じています.

「2010年に倒産したフランスのポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)社が製造した豊胸用シリコーンバッグが体内で破れる恐れがあるとされる問題で、同社創業者のジャンクロード・マス元社長(72)が26日、南仏バール県で治安当局に拘束された。司法筋の話としてAFP通信が報じた。
 この豊胸バッグをめぐっては、健康被害を受けたなどとする利用者から2500件以上の訴えが起こされ、マルセイユ検察が昨年12月、過失致死傷容疑で捜査に着手。仏当局によれば、昨年末時点で利用者20人が乳がんなどを発症していたが、バッグとの因果関係は分かっていない。

 PIP社は医療用でなく工業用のシリコーンを使って豊胸バッグを製造していたとされ、輸出分を含め、全世界で40万人以上が使用した可能性がある。フランスやドイツの保健当局が、利用者にバッグ除去手術を受けるよう呼び掛けていた。」


いよいよ刑事事件にも発展しそうな気配です.
厚労省は,ポリ・アンプラン・プロテーズ(PIP)社の豊胸バッグについて除去手術を受ける必要があるのか否かを調査,判断し,対応を明らかにしていただたいと思います.

谷直樹
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by medical-law | 2012-01-27 00:23 | 医療