弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2012年 03月 10日 ( 3 )

中央大学ロースクールへ

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事務局Hです.
友人に会いに,中央大学ロースクールに行って来ました.
いつも中央線から建物は見ていましたが,入るのは初めて.
ピリピリとした雰囲気で陰うつとしてるんだろうなぁと勝手なイメージを持っていたのですが,全くそのようなことはなく,エントランスが写真のとおりのモダンさで,驚きました.

部外者の私は中には入れないので,エントランスで待つこと数分,現れた友人もなんだか都会の男の子に見えてしまったのが不思議です.
最近気分が落ち込み気味でしたが,夢に向かって日夜頑張る友人と久しぶりに話し,彼からやる気と活力をもらい,いい気分で帰宅することができました.

貴重な勉強時間を割いてもらって申し訳なかったのですが,やはり,大学の同期に会うとなんだかほっとしますし,頑張る彼らの姿は自分へのエールにもなります.

新司法試験まで残り3ヵ月をきって,私のかつての同期達は初めての試験を迎えます.
どうか,体調を崩さず,実力を出し切って欲しいと思います.

谷直樹法律事務所
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by medical-law | 2012-03-10 17:38 | 日常

東京高裁平成24年3月9日判決,銀座眼科元院長の控訴を棄却

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東京高裁(小川正持裁判長)は,2012年3月9日,銀座眼科元院長の医師溝口朝雄さんを禁錮2年の実刑とした東京地裁判決を支持し,溝口朝雄さんの控訴を棄却しました.

医師に実刑は重すぎると判決を批判する意見もあるでしょうが,本件は,基本的な注意義務を継続的に怠り,重大な結果を広汎に発生させたことなどを考えると,適正な判決と思います.

東京地裁平成23年.9月28日判決(銀座眼科レーシック感染事件,業務上過失傷害罪で禁固2年)」ご参照


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by medical-law | 2012-03-10 02:22 | 医療事故・医療裁判

千葉市立青葉病院,浴室設備等説明義務違反のため患者が死亡した事案で和解

b0206085_8503185.jpg千葉地裁平成23年10月14日判決(千葉市立青葉病院の熱湯死亡事件)」の続報です.
千葉日報「1925万円支払いで和解へ 青葉病院入浴女性死」(2012年3月9日)は,次のとおり報じています.

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「千葉市立青葉病院(千葉市中央区)に入院した女性=当時(79)=が入浴中に死亡したとして、遺族が損害賠償を求めた訴訟で、市は9日、1925万円の慰謝料などを盛り込んだ2011年度市病院事業会計補正予算を開会中の定例市議会に追加提案する。12日に保健消防委員会で審議される。

 女性は08年11月、熱湯が注がれた浴槽で体の約90%にやけどを負い心肺停止状態となり死亡。遺族は同病院の過失で死亡したとして、同病院を運営する市を相手取り慰謝料など計約2860万円の損害賠償を求めた。千葉地裁で昨年10月に判決があり、「熱い湯が出る危険について説明する義務があった」として看護師の過失を認定。市に計約1930万円の支払いなどを命じた。」


これは,1審判決後,東京高裁で和解したということなのでしょう.
ちなみに,千葉地裁平成23年10月14日判決は,次のとおり,浴室設備等説明義務違反を認めています.

「浴室の給湯・給水設備,シャワー等の形状,操作方法等は種々雑多であり,使い慣れていない者にとっては容易に操作することができないことはしばしば経験するところであって,特に亡Dのような高齢者は,普段使い慣れない用具の操作が困難であるところ,本件浴槽水栓は,蛇口から55ないし56度という熱い湯が出る状態だったのであるから,使い方を誤れば,患者が熱傷を負う危険が存在していたというべきである。
そうすると,F看護師は,亡Dが本件入浴を開始するに当たり,亡Dが本件小浴室内で熱い湯を浴びて熱傷を負うことのないよう,本件浴室の給湯給水設備の使用方法及び本件浴槽水栓から熱傷を負うおそれのある熱い湯が出る危険について説明ないし注意すべき義務があったと認めるのが相当である。
これを本件についてみると,前記前提事実によれば,F看護師は,亡Dに対し,「何かあったらナースコールを押すこと。(浴室の)鍵を閉めないように。」と言ったのみで,本件浴室の給湯給水設備の使用方法及び熱傷を負うおそれのある熱い湯が出ることを説明ないし注意しなかったのであるから,前記義務に違反した過失があると認めるのが相当である。」

「被告は,F看護師が亡Dに対し何かあったらナースコールをするように伝えたのであるから,本件小浴室の設備の使い方がわからなければ看護師を呼ぶことができたので問題はない旨主張する。
しかし,ナースコールは,入浴中に気分が悪くなったなどの緊急事態が生じた場合や身体の動作に看護師の手を借りる必要が生じた場合などに使用するのが一般であり,患者としては,浴室の給湯設備の使用方法がわからない場合にまでナースコールをしてもよいものか躊躇を覚えることも少なくないと考えられるから,ナースコールの説明をしていれば,本件小浴室の設備の使い方の説明をしなくともよいとはいえず,被告の上記主張は採用することができない。」


【追記】

msn産経「千葉市が1900万賠償へ 全身やけどで死亡」(2012年3月18日)は,次のとおり報じています.

「千葉市立青葉病院で平成20年、入院中の女性患者=当時(79)=が入浴中に熱湯を浴びて全身やけどで死亡した事故で、千葉市は16日、東京高裁の和解勧告を受け入れ、遺族に賠償金約1900万円を支払うことを決めた。市議会が補正予算案を可決した。

 この事故では、遺族が病院側に損害賠償を求めて千葉地裁に提訴。地裁は昨年10月、病院側の過失を認めて遺族に約1900万円を支払うよう命じたが、市は控訴し、東京高裁が2月27日に和解を勧告していた。

 一審判決によると、女性患者はひざの手術を受けるために入院していた20年11月、1人で入浴中に全身にやけどを負い、浴槽内で倒れているのを看護師に発見され、翌日死亡した。」


谷直樹
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by medical-law | 2012-03-10 02:00 | 医療事故・医療裁判