弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2013年 06月 22日 ( 2 )

野田市,子宮頸がん予防ワクチンの接種を一時見合わせ

2013年6月18日から,野田市のサイトに次のとおり掲載されています.

現在、子宮頸がん予防ワクチンの接種を一時見合わせています

ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がんなど)の予防接種は、子宮頸がんの原因として最も多いといわれる、発がん性ヒトパピローマウイルス16型、18型の感染を防ぐワクチンで、平成25年4月1日より、定期予防接種として実施しています。
 主な副反応として、発熱や接種した部位の痛み、発赤、腫れなどがあります。また、まれに重篤な副反応として、けいれんや歩行障がい、四肢に力が入らなくなるギラン・バレー症候群などが報告されています。

 そのため厚生労働省は、6月14日に平成25年度第2回厚生科学審議会予防接種審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、平成25年度第2回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会を開催しました。 その結果、ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が特異的に見られたことから、同副反応の発生頻度などがより明らかになり、国民に適切な情報提供ができるまでの間ヒトパピローマウイルス感染症(子宮頸がんなど)の定期接種を積極的に勧奨すべきではないとしておりますが、市としましては、安全性を最優先し、この間の予防接種を一時見合わせます。

 ただし、接種を希望される方は、各保健センターにおいて、ワクチンの副反応等につきまして十分ご説明をさせていただきます。 その上で、どうしても接種をご希望される方につきましては、保護者の住所が確認できるもの(健康保険証等)と接種者の母子健康手帳を添えて申請してください。予防接種に必要な書類をお渡しします。予防接種は、ご希望の医療機関で受けていただくことができます。」


厚労省の積極勧奨一時中止で,どうしたらよいのか混乱が広がっています.野田市の,原則接種中止,とくに希望する人に十分説明し接種実施,とい取り扱いは適切と思います.他の自治体も同様の対応を検討されてはいかがでしょうか.

谷直樹

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by medical-law | 2013-06-22 08:24 | 医療

夫の喫煙で妻の医療費が70歳代で1.4倍

朝日新聞「夫が喫煙、妻の医療費1.4倍 京大など調査」(2013年6月18日)は,次のとおり報じました.

 「【編集委員・田村建二】家庭で夫が吸うたばこの煙のせいで、吸わない妻の医療費が70代では1・4倍かかっていることが、宮城県の住民を対象にした京都大や東北大などの調査でわかった。受動喫煙で肺がんや心臓病の危険が高まることが知られているが、吸わない人への負担は医療費にも及んでいた。

 喫煙歴がなく、国民健康保険に加入する40~79歳の女性4870人について、自宅での受動喫煙の状況を質問。診療報酬明細書(レセプト)のデータを使い、1995年から2007年にかけてかかった医療費を調べて、受動喫煙の度合いとの関係を分析した。たばこ以外で病気にかかわる肥満や飲酒状況といった要因が影響しないよう、統計学的に調整した。

 京大の今中雄一教授(医療経済学)によると、70代で受動喫煙が「ない」とした人たちの月間平均医療費が3万2700円だったのに対し、受動喫煙が「ひどい」とした人たちでは4万6700円。入院でかかった医療費に限ると、「ない」人たちで1万600円、「ひどい」人たちで2万500円と、2倍近い差があった。

 ほかの世代などでは差ははっきりしなかった。今中さんは「たばこでかかる病気は高年齢で発症しやすいためではないか」と推測している。」


配偶者の健康のためにも,タバコを止めたいけどなかなか止められない喫煙者には,禁煙外来受診をお奨めします.

谷直樹

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by medical-law | 2013-06-22 08:10 | タバコ