弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2013年 11月 11日 ( 3 )

岐阜県総合医療センター、新生児がMRSAに8人院内感染しうち1人死亡

朝日新聞「新生児がMRSAに院内感染、1人死亡 岐阜」(2013年11月11日)は、次のとおり報じました.

「岐阜県総合医療センター(岐阜市)は11日、院内の新生児集中治療室(NICU)に入院していた新生児がメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に感染し、死亡したと発表した。同センターは6日からNICUへの新規患者の受け入れと母体搬送をやめ、感染した経緯を調べている。

 病院によると、亡くなったのはセンターで8月6日に661グラムで生まれた超低出生体重児の男児。生後すぐ気管挿管をし、NICUに移した。24日に肺炎発症を確認し、挿管チューブからMRSAを検出。抗生物質を投与したが、28日に死亡した。MRSA以外による肺炎も否定できないとして病理解剖を実施。10月下旬、死因を院内感染によるMRSA肺炎と判断した。

 センターでは、男児の死亡以降、NICUなどにいる8人のMRSA感染が判明。うち2人は10月1日と20日にそれぞれMRSA肺炎を発症したが、快方に向かっているという。

 渡辺佐知郎院長は今月11日に記者会見し、男児の死亡を6日に知ったと説明。「対応に不備があった。大変申し訳ない」と述べた。センターは今後、検出されたMRSAの遺伝子を解析し、感染経路を詳しく調査。再発防止策を講じ、新規患者の受け入れを早期に再開したいとしている。」


新生児の感染はさんざん言い尽くされた感がありますが、今でも重大な問題です.


谷直樹

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by medical-law | 2013-11-11 22:32 | 医療事故・医療裁判

日本脳神経外傷学会、スポーツの頭部事故への対応を緊急提言

朝日新聞「スポーツの頭部事故で提言 学会、医師向け対応策示す」(2013年11月9日)は、次のとおり報じました.

「柔道などで頭を強打し、死傷する事故が問題になっていることを受け、日本脳神経外傷学会は緊急提言をまとめた。症状によっては治ったと判断しても競技復帰を認めないなど厳しい対応を脳神経外科医に求めている。1、2年以内に指針(ガイドライン)を作成する。

 昨年度から中学校の体育で武道が必修化され、事故の増加が懸念されている。さらに東京五輪の開催が決まり、競技レベルの底上げを目指す動きが進む。提言の作成を担当した徳島大の永廣信治教授(脳神経外科学)は「安心してスポーツに打ち込める態勢づくりを急ぐ必要がある」と話す。

 提言では、柔道やラグビーなどでよく起きる脳振盪(しんとう)を重要視。脳振盪を一度起こすと2回目を起こすリスクは3~5・8倍になるという。繰り返すことで急性硬膜下血腫などが起き、死亡することもある。」


そもそも、中学体育の武道必修化(望まない生徒にも強制される)自体が疑問です.
因果関係を否定できない死傷事故の件数を集計し.必修化の結果を検証する必要があると思います.

谷直樹

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by medical-law | 2013-11-11 02:35 | 医療

先天性風疹症候群(CRS)が23例に

康百科「風疹による先天障害さらに1例、先週の2例に続く―東京」(2013年11月8日)によると、「国立感染症研究所の集計によると、2012年からの大規模な風疹流行により、全国で20例のCRSが報告。東京都での先週と今週の報告を合わせると23例となり、前回の大流行時(2004~05年)の12例のほぼ2倍に達している。」とのことです.

厚生労働省は、風しんの予防接種について、
1歳児及び、小学校入学前1年間の幼児は、多くの市区町村において、無料で受けられます。

また、妊婦を守る観点から、
特に、
 (1) 妊婦*の夫、子ども及びその他の同居家族などの、妊婦の周囲の方
 (2) 10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
 (3) 産褥早期の女性
のうち、抗体価が十分であると確認できた方以外の方は任意での予防接種を受けることをご検討ください。」
と呼びかけています.

谷直樹

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by medical-law | 2013-11-11 02:12 | 医療