弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2014年 02月 11日 ( 6 )

NPO法人架け橋,第2回実践報告シンポジウム

NPO法人架け橋が,2月16日に「第2回 実践報告シンポジウム」を開催する,とのことです.

NPO法人架け橋のサイトには,次のとおり記載されています.

「昨年よりスタートした架け橋の 実践報告会は、医療対話推進者研修を修了した医療従事者の皆さんが、院内の 患者サポート体制において、実際に取り組んでいることを報告し、経験したことや 課題を通して報告者と参加者が共に学ぶ場です。多くの皆さまのご参加を心より お待ちしております。

日時:2014年2月16日(日) 13時20分~16時30分

場所:愛育病院隣接「日本子ども家庭総合研究所」4F講堂          
    ※愛育病院玄関よりお入りください 
    東京メトロ日比谷線 広尾駅 下車 徒歩8分

テーマ:患者を支える現場からの報告

《プログラム》
  13:00  受付開始
 【第Ⅰ部】
  13:20 開会の挨拶 理事長 豊田 郁子
  13:30 医療対話推進者の実践報告(報告者 あいうえお順)
      川瀬 敏子 氏 名古屋大学医学部附属病院
      川本 たか子 氏 奈良県立医科大学附属病院
      島谷 美智子 氏 順天堂大学医学部附属浦安病院
  14:20 休憩(交流タイム)

 【第Ⅱ部】
  14:40 パネルディスカッション
       コーディネーター 稲葉 一人氏 中京大学法科大学院 教授
パネラー 第Ⅰ部の実践報告者 3名 & 豊田 郁子(理事長)
  16:20 閉会の挨拶 副理事長 川田 綾子
  16:30 終了
 
 参加費(資料代):正会員 500円
            非会員 1000円 
 定員:100名 
 申し込み方法:所属、氏名をご記入の上、下記アドレスへお申し込みください ⇒ kakehashi@y-ep.com    
 ※当日参加も受け付けます
 ※本シンポジウムは、患者サポートに関する活動(研修会への参加等)として、「参加証」を発行します。 」


弁護士 谷直樹

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by medical-law | 2014-02-11 10:32

三環系抗うつ薬で年間5人死亡

読売新聞「大量精神科薬で搬送、156病院…問われる処方」(2014年2月11日)は,次のとおり報じました.

精神科の薬を一度に大量に服薬した患者の搬送を受けた救急医療機関が、2012年は全国で少なくとも156病院に上り、うち約3割にあたる46病院は年間50件以上搬送されていることが、読売新聞の調査でわかった。

 服薬したのはいずれも医療機関でしか処方できない薬で、抗うつ薬、睡眠薬などの処方のあり方が問われそうだ。

 昨年11月、全国の救命救急センターと日本救急医学会の救急科専門医指定施設の計498病院にアンケートを送り、164病院から回答を得た(回収率33%)。大量服薬患者を年間100件以上受けている病院も10病院あり、最も多い病院では約500件と回答した。

 うつ病で処方される三環系抗うつ薬では大量服薬によって1年間で計5人が死亡したほか、52人に不整脈、23人に長時間にわたるけいれんなど、命に関わる症状が見られた。」


この読売新聞の調査は回収率が約3分の1と低いのですが,抗うつ剤等の大量服用による救急搬送例が164病院中156病院と多く,患者がその気になれば大量服用できる状況にあることが示されていると思います.


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by medical-law | 2014-02-11 09:28 | 医療

国立感染症研究所、インフルエンザ脳症死亡例の報告

国立感染症研究所は、2014年2月10日、「<速報>インフルエンザA(H1N1)pdm09 による生来健康小児の急性インフルエンザ脳症死亡例の報告―長野県」を発しました.
2014年1月中旬に、生来健康な9歳児がインフルエンザ脳症を発症し、発症から2日目に死亡した症例を報告し、次のとおり考察しています.。

「本症例はA(H1N1)pdm09による急性脳症を発症し、集中治療にもかかわらず死亡された症例である。原因微生物と思われるA(H1N1)pdm09ウイルスは、今シーズン国内からも報告され1)、重症例の報告もある2)。A(H1N1)pdm09ウイルスによる急性脳症は、2009/10年流行期には331例と、それ以前の季節型インフルエンザ流行期での急性脳症発症数に比べて多いという報告がされている(Guら)3)。今シーズンA(H1N1)pdm09ウイルスの再流行により、急性脳症症例が増加することが懸念されるため報告した。

急性脳症は、感染症(多くの場合、ウイルス感染症)を契機に急激に生じた脳機能の全般的な障害と水口4)は定義している。急性脳症は様々な分類がなされているが、本症例は、顕著なDICとショックを合併し、Hemorrhagic shock with encephalopathy syndrome(HSE症候群)に合致する。HSE症候群は、「サイトカインの嵐」を主病態とする予後不良で、急性期死亡率が高い疾患である。本症例は、救急要請から2時間半後の集中治療室入室時にはすでにショック、DIC状態と病勢が強く救命しえなかった。

本症例はインフルエンザワクチン未接種であった。本邦では小児に対して任意接種であることから、小児でのワクチン接種率は低い状態である5)。また、現行のインフルエンザワクチンでは、急性脳症予防効果に関するエビデンスはない。本症例のような急性脳症を無くすためには、今後より有効なインフルエンザワクチンの開発が望まれる。

参考文献
1) IASR 34: 343-345, 2013
2) IASR 速報(2013年12月24日)  http://www.nih.go.jp/niid/ja/flu-m/flu-iasrs/4216-pr4073.html
3) Gu Y, et al., PLos One 2013; 8(1): e54786
4) 水口雅, 小児感染感染免疫 20(1): 43-50, 2008
5) IASR 34 : 334-336, 2013」


急性脳症症例が増加することが懸念されます.
現行のインフルエンザワクチンでは、急性脳症予防効果に関するエビデンスはない、ということです.


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by medical-law | 2014-02-11 03:14 | 医療

長野地裁平成26年1月30日判決、裁判官の個人的な事情からの感情的な発言で、国に3万円の慰謝料(報道)

琉球新報「裁判官暴言:「あなたのせいで左遷」に慰謝料 長野地裁」(2014年2月2日 )は、次のとおり報じました.

「民事訴訟の口頭弁論で担当裁判官に暴言を吐かれ、公平な裁判を受けられなかったとして、飯田市の男性が国と長野地裁、裁判官に約220万円の慰謝料などを求めた訴訟の判決で、地裁飯田支部(加藤員祥<かずよし>裁判官)は男性の訴訟活動を制限する感情的な発言があったと認め、国に慰謝料3万円の支払いを命じた。30日付。裁判自体は公平だったと判断し、地裁や裁判官への請求は退けた。
 判決によると、男性は2010~11年に飯田支部であった損害賠償訴訟の被告。11年8月の第6回口頭弁論で、担当の××××裁判官が、新たな主張を展開した男性に「今日、結審する予定だった」「あなたの審理が終わらないので、上司から怒られているんだ。私の左遷の話まで出ている」などと突然、顔を赤らめて怒り、男性に恐怖感を抱かせた。加藤裁判官は、××裁判官の個人的な事情を理由にした感情的な発言だったと違法性を認めた。一方で、××裁判官が発言後、男性の言い分を聞いたことなどから、裁判の公平が損なわれたとの主張は認めなかった。【横井信洋】」


裁判官は、裁判の進行が遅いと、上司から怒られ、左遷の話まででるのですね.
なお、この××裁判官は、現在、前橋地方裁判所に転任になっています.前橋地方裁判所ですから、左遷されたわけではないでしょう.


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by medical-law | 2014-02-11 02:49 | 司法

「三次喫煙」は喫煙に匹敵するほど致死的

ScienceDaily 「Third-hand smoke just as deadly as first-hand smoke, study finds」(2014年1月30日)は、次のとおり報じました.

「Summary:
Do not smoke and do not allow yourself to be exposed to smoke because second-hand smoke and third-hand smoke are just as deadly as first-hand smoke, say scientists who conducted the first animal study of the effects of third-hand smoke.」


たばこの「三次喫煙」も有害であるという研究結果」は、次のとおり解説しています.

「あるAnonymous Coward 曰く、
たばこの「三次喫煙」は実際に喫煙するのに匹敵するほど有害であるという研究結果が出たそうだ(ScienceDaily)。
喫煙者の煙草や呼気に含まれる煙を他人が吸入する「受動喫煙」と一般的に呼ばれる状態が「二次喫煙」にあたるのに対し、「三次喫煙」とは煙が無くなった後にその空間の物体の表面などに残留した有害物質を吸入することだそうだ。三次喫煙の場合、有害物質が時間を経てさらに有毒性を増すことが危惧されているという。 今回カリフォルニア大学リバーサイド校が行ったマウスを使った実験で三次喫煙が肺および肝臓にダメージを与えるだけでなく、そのマウスの傷は喫煙者同様治癒状態が悪く時間がかかり、更に行動面において多動の様子を呈することが分かったとのこと。また、肥満でなくとも2型糖尿病を引き起こすことも最近分かってきたという。なお、三次喫煙で動物を用いた実験が行われたのは今回が初めてとのことだ。

三次喫煙は喫煙者の配偶者や子供、また喫煙環境のある職場で働く者などに深刻な影響があるとされている。家庭においてその有害物質は子供部屋の家具や壁などの表面そして塵や埃にて確認されており、このような環境で育つ子供は二次喫煙および三次喫煙による短・長期的健康被害を受けるとのこと。実際喫煙者と暮らす子供はそうでない子供よりも学校の欠席率が4割高いことが分かっているという。

研究者らはこのような研究が三次喫煙の将来的な健康リスクを明らかにし、有害物質への暴露や三次喫煙による健康被害に対する政策決定に役立つと考えているとのことだ。」


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by medical-law | 2014-02-11 02:22 | タバコ

2014年3月15日、札幌で、水口真寿美氏がディオバン問題の背景を講演、

薬害オンブズパースン会議のサイトに、薬害オンブズパースンタイアップ札幌総会記念講演の案内が掲載されています.


「歪められる医薬品評価 ~臨床試験をめぐる不正問題が提起した課題~」

講師:水口真寿美氏 (薬害オンブズパースン会議事務局長、弁護士)

日時:2014年3月15日(土) 14:30~

場所:佐藤水産文化ホール(札幌市中央区北4条西3丁目 交洋ビル3階
    〈札幌駅南口駅前〉)

参加費:500円


弁護士 谷直樹

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by medical-law | 2014-02-11 02:04 | 医療