弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2014年 07月 19日 ( 2 )

Shel Silverstein(シェル・シルヴァスタイン),The Missing Piece(ぼくを探しに)

完璧なまるでないぼくが,「ぼくには何かが欠けている,それは幸せなことではない」,ぼくにぴったりのかけらを探そう,という有名な絵本です.ぼくは,完璧にぴったりのかけらを見つけ,完璧なまるになるのですが,こんどは「完全だから早く早く転がる」ので,立ち止まることもできす,歌うこともできず,結局もとの自分に戻ってゆっくり転がる,というお話です.自由人シェル・シルヴァスタインは,完全,機能性とはしっくりしません.不器用でもゆっくり転がる,という途を選択したのは,よくわかります.
これは,自分探しというより,欠けているありのままの自分を肯定する物語と受け止めました.その意味で,The Missing Pieceのほうが,邦題よりはるかに的確と思います.欠けているありのままの自分を肯定する心境にいたるまで年月を要するのですが.「アナと雪の女王」にも通じるところがあります.

これには,続編があり,最後にはまるになるのです!

弁護士が増え法律事務所の規模が大きくなってきていますが,規模が大きくなれば事務所経費は増大し,依頼者の負担となります.個人の法律事務所であるからこそ出来る大事なことが,大規模化することで出来なくなる(切り捨てざるをえない)こともあるのではないか,と思います.と言っても,依然として医療過誤法律相談の申し込みは多く,むしろ増加する傾向にありますので,拡大も検討しなければならないのではないか,とも思います.

谷直樹

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by medical-law | 2014-07-19 19:15 | 趣味

医療法人稲門会事件の大阪高裁平成26年7月18日判決

共同通信「育休で昇給なし」は違法 病院の就業規則、大阪高裁」(2014年7月18日)は,次のとおり報じました.

「育休を3カ月以上取ると翌年度に昇給させない就業規則は無効として、京都市の病院に勤務していた元男性看護師(44)が、運営する医療法人「稲門会」に慰謝料などを求めた訴訟の控訴審判決で、大阪高裁は18日、「規則は育休取得の権利を抑制し、育児休業法に反し無効だ」として、約24万円の支払いを命じた。

 昨年9月の一審京都地裁判決は違法とはいえないと判断。昇給とは別に、病院が昇格試験を受けさせなかったことについてのみ「理由がない」として慰謝料15万円の支払いを命じていた。

 同法は、育休取得を理由に、事業主が解雇など不利益な扱いをしてはならないと定めている。」


育児介護休業法10条は,「事業主は,労働者が育児休業申出をし,又は育児休業をしたことを理由として,当該労働者に対して解雇その他不利益な取扱いをしてはならない。」と規定しています.この年度に昇給させない就業規則は「その他不利益な取扱い」にあたるという判断です.


谷直樹

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by medical-law | 2014-07-19 08:08 | コンプライアンス