弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2014年 12月 17日 ( 3 )

EテレハートネットTV ,“緊急報告 子宮頸がんワクチン接種後の障害”

NHKのEテレハートネットTVで,2014年12月16日に“緊急報告 子宮頸がんワクチン接種後の障害”が放映されました.
子宮頸がんワクチン接種後に,遅発性に生じる多様な症状に苦しむ患者,家族の姿が放送されました.中高生の患者が重篤で深刻な症状に苦しんでいるのですが,臨床医学的に不明なことが多く,有効な治療薬・治療法がなく,暗中模索の状態であることが伝えられました.
記憶障害のため両親が両親であることを忘れてしまうことに,驚きました.
治療法を早急に研究開発すべきで,現段階の「治療」は研究のためですので患者の負担を無くすべきではないでしょうか.
有効性と安全性を確認できたワクチンについてのみ接種を実施することはもちろんで子宮頸がんワクチンは果たして安全か検討が必要ですが,すくなくとも子宮頸がんワクチン接種後に発生した因果関係が否定できない副作用事例(その認定は緩やかでよいと思います)についての実効的な補償を急ぐべきと思いました.

再放送は,12月23日(火曜)午後1時5分~1時34分です.


谷直樹

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by medical-law | 2014-12-17 20:50 | 医療

フィブリノゲン製剤投与,155施設1009人が新たに判明

厚生労働省は以下のとおり発表しました.
過去の調査では「投与判明者なし」と回答していた施設のうち、今回の書面調査で初めて「フィブリノゲン製剤を投与されたことが判明した方」がいると回答のあった医療機関が155施設あり、これらの施設から新たに製剤投与が判明した方が1009人いました。

公表医療機関等一覧
※ 平成26年12月15日までの医療機関ごとの情報

特定フィブリノゲン製剤等によってC型肝炎に感染した被害者は,「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第IX因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための給付金の支給に関する特別措置法」により1200万円から4000万円の給付を受ける権利がありますが,この法律の施行の日から起算して十年を経過する日までに請求しなければなりません.

薬害肝炎弁護団の連絡先はコチラ


谷直樹

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by medical-law | 2014-12-17 07:40 | 医療事故・医療裁判

抗菌薬耐性による死者数,2050年までに年間死者数1000万人でがんによる死亡を超える

AFP「薬剤耐性の影響、2050年までに年間死者数1000万人に 英検証」(2014年12月16日)は,次のとおり報じました.

「英国政府が委託した抗生物質への耐性についての検証結果がこのたび公開された。この検証結果によると、薬剤耐性の影響により、2050年までに毎年世界で1000万人が死亡する他、各国の国内総生産(GDP)が2~3.5%減少するとされた。

 デービッド・キャメロン(David Cameron)英首相が発表した「抗菌薬耐性についての検証(Review on Antimicrobial Resistance)」は、米投資銀行大手ゴールドマン・サックス(Goldman Sachs)の元チーフエコノミスト、ジム・オニール(Jim O'Neill)氏が率いた。英公衆衛生上級専門家らも参加した。

 発表された検証結果によると、抗菌薬耐性による死者数が最も多くなるのはアジア地域の470万人で、アフリカの410万人がそれに続いた。また欧州では39万人、米国でも31万7000人に上る可能性があるという。

 また死亡要因として2番目に多いとされたのはがんで、2050年までに年間820万人に上ると推計された。

 シンクタンクのRand Europeとコンサルティング・グループのKPMGによる既存の調査結果を基に行われた今回の検証によると、肺炎かん菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌については、すでに薬剤への耐性獲得の兆候を示しているという。

 米国では、年間約2万3000人の死亡例および200万人の疾患に抗生物質の効かない感染症が関係していると指摘されている。

 また抗菌薬耐性による年間の経済的損失は、直接的な医療コストの超過で200億ドル(約2兆3800億円)、生産性の低下で350億ドル(約4兆1600億円)と試算された。」


ちなみに,2013年の日本人の死因(2014年9月11日公表)は,がん,心疾患,肺炎,脳血管疾患,老衰,不慮の事故,自殺,腎不全,慢性閉塞性肺疾患,大動脈瘤及び解離の順です.


谷直樹

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by medical-law | 2014-12-17 02:10 | 医療