弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2015年 01月 22日 ( 2 )

岩手県立中央病院、採血の際の神経損傷で提訴される(報道)

テレビ岩手「医療過誤で岩手県に損害賠償請求」(2015年1月21日)は、次のとおり報じました.

「盛岡市に住む21歳の女性が、県立病院の研修医による採血の失敗で足に麻痺が残ったとして21日、県に対し慰謝料など270万円余りの損害賠償を求める訴えを盛岡地方裁判所に起こした。
訴えを起こしたのは、盛岡市に住む元飲食店店員、吉田愛加さん21歳。
訴えによると吉田さんは、虫垂炎の疑いで去年6月、盛岡市の県立中央病院の救急センターで受診した際研修医2人が行った採血が失敗し、その直後から右足にしびれや麻痺が生じたという。
その後、吉田さんは、右太ももの神経損傷と診断され、2か月半入院したが右あしに麻痺が残り、現在別の病院でリハビリを行っている。
また、県立中央病院の副院長の対応も不誠実だったと主張し、慰謝料など270万円余りの損害賠償を求めている。これに対し、県医療局では、「訴状の内容が分からない状態でコメント出来る段階で無い」と話している。」


採血時,770人に1人が神経に触れ,14000人に1人が後遺症を残す,と言われています.表面化しているのはごく一部で,立証の壁が大きく立ちはだかっています.
採血の際の神経訴訟については、注射と神経損傷の事実が立証できれば、過失の有無を問わず補償する制度が必要なように思います.

谷直樹


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by medical-law | 2015-01-22 01:15 | 医療事故・医療裁判

四日市立四日市病院、労働基準法違反で2年分割増賃金等3億円支払いへ

四日市立四日市病院で、2014年12月16日、医師への割増賃金の未払いや時間外労働があり、労働基準法に違反するとして四日市労働基準監督署から是正勧告を受けていたとのことです.未払いは金利を含めて2年分で3億円に上り、市は追加支給するとのことです.医師等の増員が必要でしょう.

中日新聞「医師手当3億円未払い 労基署、四日市病院に是正勧告」(2015年1月21日)参照
読売新聞「市立四日市病院 時間外手当支払い不足」(2015年1月21日)参照

谷直樹


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by medical-law | 2015-01-22 00:50 | コンプライアンス