弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2015年 04月 02日 ( 2 )

群馬大学医学部附属病院で腹くう鏡手術を執刀した医師が過失否定,同病院が新たな調査委員会設置

群馬大学医学部附属病院で腹くう鏡手術を執刀した医師が,患者には手術の前に十分説明を行った,過失があったという判断には納得できないなどと反論する文書を病院に提出しました(NHK「群馬大病院問題 執刀医が報告書に反論」).

患者側の弁護団で事務局長を務める梶浦明裕弁護士は「遺族は簡単な手術ですぐに退院できると言われ、今、手術をしないと死んでしまうと言われ、疑問を持たずに同意している」と述べたうえで、医師の説明は不十分で遺族は納得していないとしています。
そのうえで、「病院側と医師側で見解が食い違っているという時点で再調査は必須だ。再調査しか選択肢はないと感じる」として病院側は再調査を行うべきだとする考えを改めて示しました。」


私は梶浦弁護士と別の件を一緒に担当しているのですが,今日,梶浦弁護士がそそくさとタクシーに乗り込んだのは,NHKにこの話をするためだったようです.

群大病院は,調査報告書を勝手に修正してまで幕引きを急いでいるようにみえました.
結局,群大病院は,2日夜の会見で,「最終報告書で「患者8人が死亡したすべての事例において過失があった」と表現したことについては、調査委員会の判断ではなく病院の独自の判断だったとしたうえで、原因究明と再発防止を目的とした調査委員会の報告書としては不適切だったとして、「過失」の文言を削除することを明らかにしました。」(NHK「腹くう鏡手術 病院が新たな検証委設置へ」)そして,開腹手術の死亡問題を含め総合的に検証する委員会を新たに設置することを発表しました.

真実が明らかにされること,公正な評価がなされることを期待いたします.


谷直樹


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by medical-law | 2015-04-02 22:04 | 医療事故・医療裁判

薬害対策弁護士連絡会意見書、子宮頸がんワクチンの接種後の健康異常は国と製薬会社に法的責任がある

朝日新聞「子宮頸がん問題で意見書 薬害対策弁護士連絡会」(2015年4月1日)は、次のとおり報じました.

「子宮頸(けい)がんワクチンの接種後に健康異常が生じたのは国と製薬会社に法的責任があるとする意見書を、薬害エイズなどの集団訴訟にかかわってきた「薬害対策弁護士連絡会」(鈴木利広代表)がまとめた。問題の解決に時間がかかる訴訟を回避しつつ、早期救済を強く促すのが狙いだ。」

HPVワクチン副反応被害に関する意見書
HPVワクチン副反応被害に関する意見書(要約版)
は、薬害対策弁護士連絡会のサイトに掲載されています.

「HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)副反応被害報告集 第2集」掲載2015-04-01
全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会の実施する被害実態調査(協力:薬害オンブズパースン会議、薬害対策弁護士連絡会)で得られた聞き取り調査の結果を陳述書形式にまとめた被害報告集です。

薬害オンブズパースン会議は、2014年5月公表の第1集に続き、2015年3月31日開催の「子宮頸がんワクチン被害問題の全面解決を求める院内集会」において、第2集を公表しました。
同会議のサイトに掲載されています.

谷直樹


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by medical-law | 2015-04-02 01:23 | 医療事故・医療裁判