弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2015年 07月 06日 ( 2 )

Eテレでアンコール放送 「薬禍の歳月~サリドマイド事件・50年~」7月11日(土)午後3時から

半世紀を経ていまなお続く薬禍の歳月を描いた 「薬禍の歳月~サリドマイド事件・50年~」が7月11日(土)午後3時からEテレでアンコール放送されます.
41回放送文化基金賞テレビドキュメンタリー番組部門の最優秀賞を受賞した番組です.


谷直樹


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by medical-law | 2015-07-06 23:25 | 医療

最高裁、ハンセン病患者の特設法廷問題で有識者委員会設置

時事通信「有識者委を設置=ハンセン病「特別法廷」-最高裁」(2015年7月2日)は、次のとおり報じました.

「ハンセン病患者の裁判を裁判所ではなく療養所などの「特別法廷」で行った問題で、正当性を調査している最高裁は2日、内部調査だけでは不十分という指摘を踏まえ、調査内容について第三者から意見を聴く有識者委員会の設置を決めた。
 最高裁によると、委員は、井上英夫・金沢大名誉教授(福祉政策論)▽石田法子・弁護士▽小西秀宣・弁護士▽川出敏裕・東京大大学院法学政治学研究科教授▽大塚浩之・読売新聞論説副委員長の計5人。遅くとも9月には初会合を開くという。 
 委員会は非公開。意見を踏まえ、最高裁は調査結果を公表する。特別法廷は1948~72年の間に95件指定された。
 最高裁は、患者団体からの要請を受け、2014年5月に内部に調査委員会を設置。国立ハンセン病療養所「菊池恵楓園」(熊本県)の入所者などから聞き取り調査を行った。」


井上英夫氏は、福祉政策論が専門で、厚労省ハンセン病問題検討会委員会のメンバーで、日弁連法務研究財団のハンセン病事実検証調査事業の検証委員会委員長でした. 日本社会保障法学会理事で、銚子市県営住宅母子無理心中事件の調査団の団長でもあります.

石田法子氏は、元大阪弁護士会会長(平成26年)です.平成9年に大阪弁護士会の人権擁護委員会の委員長、平成20年、21年に日弁連の人権擁護委員会の委員長にそれぞれ就き、活躍しました.なお、ブログ「いしだのりこの 海苔弁当」を書いています.

小西秀宣氏は、元裁判官(東京高裁部総括で定年退官)の弁護士(広島弁護士会所属)です.人権擁護局長に任じられたことがあります.

川出敏裕氏は、刑事訴訟法・刑事政策の研究者で、日本刑法学会と日本被害者学会の理事です.

大塚浩之氏は、日弁連法務研究財団のハンセン病事実検証調査事業の検証委員でした.

調査報告に期待したいと思います.

【追記】

朝日新聞「ハンセン病検証「療養所訪れて」 元患者団体など要望」(2015年8月17日)は次のとおり報じました.

「ハンセン病患者を対象にした過去の「特別法廷」を最高裁が検証している問題で、元患者団体らが17日、最高裁を訪れ、検証のあり方について要望した。最高裁が設置を決めた有識者委員会のメンバーに、療養所に残る「監禁室」を訪れることなどを求めた。「一人ひとりが当時の具体的なイメージを持って議論してほしい」と訴えた。

 かつて特別法廷は非公開で開かれ、患者の差別などを助長し、人権を侵害したと指摘されている。有識者委員会は、最高裁が「内部調査の参考にする」として設置。大学教授や弁護士らを委員に選任した。元患者らでつくる「全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)」などは、委員会の議論を公開とすることも求めたが、最高裁は「プライバシーに関わる」として非公開にすると説明した。

 要望後、記者会見した全療協の藤崎陸安(みちやす)事務局長は「(非公開の特別法廷が)憲法違反だという結論が出ることを願っている。一部(の委員)はなじみがなく、ハンセン病のことをどこまで知っているのか疑問だ。現地で見聞きする努力はしてほしい」と話した。」



谷直樹


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by medical-law | 2015-07-06 02:44 | 人権