弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2016年 11月 14日 ( 2 )

宝塚市立病院,腰椎椎間板ヘルニア手術後の出血による血腫のために障害が残った事案で和解(報道)

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神戸新聞「手術後に障害、1860万円賠償 宝塚市民病院」(2016年11月14日)は次のとおり報じました.

宝塚市立病院(兵庫県宝塚市)は14日、ヘルニアの手術を受けた伊丹市内の20代女性の左脚に障害が残ったとして、損害賠償金1860万円を支払う方針を明らかにした。

 同病院によると、女性は2015年2月、腰椎椎間板ヘルニアの摘出手術を受けた。術後の回診などで異常は見られなかったが、手術から約8時間後、女性が嘔吐(おうと)して左腹の痛みを訴えた。

 診察の結果、背骨近くの動脈から出血しており、兵庫医科大学病院(西宮市)の救命救急センターへ搬送された。

 女性は、出血による血腫が腰の神経を圧迫し、左脚の機能が低下。リハビリに取り組んだが、階段の上り下りが難しくなるなどの障害が残った。宝塚市立病院は「明らかな医療ミスではないが、手術以外に出血の原因は考えられない。後遺障害があり、被害者救済の責任がある」としている。

 女性は示談に合意しており、市は関連議案を市議会12月定例会に提出する。(土井秀人)」


本件は,私が担当したものではありません.
注意義務違反(過失)がどこにあるのか,手術手技なのか,術後管理なのか,子細に検討すると難しい問題があるのかもしれませんが,本来起きてはいけないことで,示談解決は適切と思います.


谷直樹

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by medical-law | 2016-11-14 22:49 | 医療事故・医療裁判

平成27年「国民健康・栄養調査」にみる喫煙の状況

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平成27年11月に実施した「国民健康・栄養調査」の結果が公表されました.

それによると,タバコ喫煙の状況は,次のとおりです.

「現在習慣的に喫煙している者の割合は、18.2%であり、男女別にみると、男性30.1%、女性7.9%である。この10 年間でみると、総数、男女とも有意に減少している。
年齢階級別にみると、その割合は、男性では30 歳代、女性では40 歳代で最も高い。

現在習慣的に喫煙している者のうち、1日に21 本以上吸う者の割合は、10.0%であり、男女別にみると男性12.4%、女性2.0%である。この10 年間でみると、総数、男女ともに有意に減少している。
現在習慣的に喫煙している者のうち、たばこをやめたいと思う者の割合は、27.9%であり、男女別にみると男性26.1%、女性33.6%である。平成19 年以降でみると、男女とも有意な変化はみられなかった。

身近に禁煙治療が受けられる医療機関がある者の割合は、男性34.6%、女性42.9%であり、男性ではすべての年代で、「わからない」が50%を超えている。
たばこをやめたいと思う喫煙者でも、身近に禁煙治療が受けられる医療機関があるかわからない者が男女とも約50%いる。」


喫煙率低下のためには,禁煙治療を受けられる環境を整備し,周知することが必要です.



谷直樹

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by medical-law | 2016-11-14 22:36 | タバコ