弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2016年 12月 13日 ( 1 )

『モアナと伝説の海』,モアナが冒険の旅に出る理由

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AFP「少女向けのお姫さま番組は「有害」、テレビに求められる変革」(2016年10月26日)によれば,「男女それぞれの固定観念を刷り込むことが、少女らにとって不利益になりかねないという懸念の広がりを背景に、昨今では、子ども向けテレビ番組の制作会社に対して、より冒険心あふれる女性キャラクターを生み出すべきとの要望が強まりつつある。ディズニーに対しては、典型的な『お姫さま像』を執拗(しつよう)に売り込むことにより、幼い少女らの視野を狭め、『体形コンプレックス』問題に拍車を掛ける有害な『お姫さま文化』をあおり立てているのではないかという批判がある。」とのことです.

プリンセスとは,王女またはプリンスの配偶者を意味します.
ディズニープリンセスは,公式には13姫ですが,白雪姫,シンデレラ,オーロラ姫,アリエル,ベル,ジャスミンが中軸6姫です.白雪姫とシンデレラは,うがった見方をすれば,原作の腹黒い性格と策略の代わりに,おっとりした性格と気品が与えられ,ミスコンにでたら優勝か準優勝できそうな美貌とスタイルを武器に成功を手中にしたとみられなくもありません.原作のオーロラ姫は準強姦の被害者にもかかわらず加害者の王様の側室になりますし,下半身を人にしてもらう代償に会話ができなくなったアリエルは王子を得ることができず自死してしまいますが,ディズニーは美しい物語に変換しています.ベルは野獣を蘇生したり人に変えたりできる強い力をもっていますが,その力を用いるのは最終局面です.ジャスミンは怪力でその戦闘力は半端ではありませんが,物語の主人公ではありません.
男の子が冒険の旅にでてお姫様を救出する物語は,男女について保守的な固定観念の刷り込みにつながるとみられ,今後製作が控えられるでしょう.
時代とともに作品の評価が変わることはさけられませんが,ディズニーアニメが有害アニメに指定されることがないよう願います.

ディズニー映画の次作で,モアナが女神テ・フィティの“心”をとり返す冒険の旅に出るのは,このような事情,理由があるからでしょう.
モアナと伝説の海』は、11月23日に全米3875館で封切られ,1880万ドル(約21.7億円)を稼ぎ3週連続全米No.1に輝いたとのことです.
日本公開は,2017年3月10日(金)です.


谷直樹

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by medical-law | 2016-12-13 09:26 | 趣味