弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2017年 02月 27日 ( 1 )

甲府市立甲府病院,耳への使用が禁忌のヒビテン・グルコネート液を使用し示談2件

b0206085_1875752.jpg
朝日新聞「甲府の病院で医療ミス、2人と和解」(2017年2月21日)は,つぎのとおり報じました.


「甲府市立甲府病院で副作用の恐れがある消毒液「ヒビテン」を耳の手術に使い、難聴が悪化する医療ミスが2件あったことが20日、分かった。市は県内の70代男性と50代女性の患者と和解し、今月10日に和解金計850万円を支払った。


 厚生労働省によると、ヒビテンは1985年までに有効性より副作用の危険性が高いと指摘され、薬の添付文書で聴神経などへの直接使用について「難聴や神経障害を来すことがある」として「禁忌」と明示している。」



山梨日日新聞「耳の手術で禁止の消毒液使用 市立甲府病院」(2017年2月22日)によると,、11年6月、耳鼻咽喉科で鼓膜の穴をふさぐ手術の際、「液が透明で視認しやすい」ことなどから消毒液を「ヒビテン・グルコネート液」に変更されたとのことです.院内の医師らで構成する事故調査委員会が昨年3月、「ヒビテン・グルコネート液」の使用が原因と結論付けた,とのことです.


上記報道の件は,私が担当したものではありません.
ヒビテン・グルコネート液を耳に使用する耳鼻科医がいることに,驚きます.
病院は,当初感染症によるものでhないか,と言い,事故調査報告があっってからも約1年間公表してこなかったわけです.


谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!

  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2017-02-27 18:11 | 医療事故・医療裁判