弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2017年 06月 14日 ( 1 )

京田辺市のふるき産婦人科,医療過誤訴訟が3件!(報道)

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朝日新聞「帝王切開で重度障害「ミスが原因」 京都の夫婦も提訴」(2017年6月14日)は,次のとおり報じました.

 「訴状によると、母親(35)は2011年4月に長女を出産した。出産までの検診では何の異常もなかったが、医院側は出産時に分娩監視装置を装着せず、無痛分娩をするために「硬膜外麻酔」を行い、子宮収縮剤を投与した。結局、帝王切開で出産したが仮死状態で生まれ、脳性まひなどと診断された。その後、長女は14年12月に3歳で死亡した。

 夫婦側は、産婦人科診療ガイドラインは、子宮収縮剤を使う際には分娩監視装置の着用を定めていると指摘。「医院はこれを怠り、低酸素脳症を発症させた」と主張。一方、ふるき産婦人科は「取材には応じられない」としている。

 この医院をめぐっては、無痛分娩や帝王切開のため硬膜外麻酔をした後に呼吸などが出来なくなり、母子が重い障害を負ったなどとして、京都府内の2家族が京都地裁に提訴している。(安倍龍太郎)」


テレビ朝日「京都の産婦人科で無痛分娩“事故” 訴訟3件目」(2017年6月14日)は,次のとおり報じました.

「京都の産婦人科で「無痛分娩(ぶんべん)」の際の医療ミスが相次いでいる問題で、2011年に出産した別の夫婦の子どもも脳に重い障害を負い、損害賠償を求めて提訴していることが分かりました。

 訴状などによりますと、京都府京田辺市内に住む女性は2011年4月、「ふるき産婦人科」で無痛分娩によって子どもを出産しました。その際、病院側が子どもの状態を確認する「分娩監視装置」を設置しないまま麻酔処置をし、陣痛促進剤を注入したため、女性の血圧が低下。子どもは仮死状態で生まれました。子どもは脳に重い障害を負い、2014年に3歳で死亡しました。夫婦は「病院が適切な処置をしなかったことが原因」と主張。2013年に病院を相手取り、慰謝料など約1億円の損害賠償を求めて提訴しました。ふるき産婦人科は無痛分娩などの麻酔ミスで、他に2件の訴訟を京都地裁に起こされています。」


私は,無痛分娩事故を(複数)取り扱った経験がありますが,さすがに1クリニック・1院長医師が3件の医療過誤訴訟を抱えるのは異常な事態と言えるでしょう.最初の事故が報道されていれば,最初の事故後適切に対応していれば,2件目,3件目の事故はなかったかもしれません.

谷直樹法律事務所では,「無痛分娩事故調査」を調査手数料10万円+消費税と実費預り金10万円(余剰金は返金します)で行っています.日本産科麻酔科学会の産科医師1名にカルテ・分娩監視装置の記録を検討いただき,専門的医師としての意見を聞きます。調査依頼から調査報告まで原則60日以内です.
全国対応いたします.

谷直樹

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by medical-law | 2017-06-14 13:51 | 無痛分娩事故