弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

2017年 08月 30日 ( 1 )

神戸市西区のクリニックの無痛分娩事故の男児死亡報道

神戸市西区のクリニックの無痛分娩事故の男児(平成27年9月2日生まれ)が平成29年8月15日に兵庫県小野市の病院で亡くなりました.神戸市西区のクリニックの産科医が硬膜外麻酔後の観察義務を怠った過失により,男児は搬先の病院で帝王切開で出産しましたが,重症新生児仮死及び低酸素性虚血性脳症の重篤な後遺障害を負い,意識がなく体が動かない状態が続き,2歳を待たずに亡くなりました.遺族(夫)は,母に一度も抱かれることなく亡くなった長男が,今はむこうの世界で二人一緒になり,母に抱かれている,と思うしかない,と言っていました.妻に続いて長男まで亡くした遺族(夫)は深い悲しみに沈んでいます.
このような事故は,二度と起こしてはいけないと思います.
厚生労働省の研究班の検討がはじまりましたが,医療体制の充実等につながる具体的成果を期待いたします.

読売新聞「無痛分娩の1歳男児死亡…出産時に重い障害」(2017年8月30日)は,次のとおり報じました.

「出産の痛みを麻酔で和らげる無痛分娩を巡り、神戸市西区の診療所で2015年に起きた事故で、重い障害を負って誕生した男児が今月15日に亡くなっていたことがわかった。1歳11か月だった。読売新聞の取材に遺族が明らかにした。同じく重い障害を負い意識不明だった母親は今年5月に35歳で死亡している。
 事故は15年9月、おかざきマタニティクリニックで起きた。母親が、無痛分娩の麻酔薬を注入された直後に急変。搬送先の大学病院で帝王切開により男児を出産したが、母子ともに意識不明の寝たきりになった。」


産経新聞「『無痛分娩』で意識不明の1歳長男も死亡 神戸のクリニック」(2017年8月30日)は,次のとおり報じました.

「神戸市西区の産婦人科医院「おかざきマタニティクリニック」で平成27年9月、麻酔で痛みを和らげる「無痛分娩」で長男を出産した女性に重い障害が残り、その後死亡した事故で、意識不明となっていた長男も今月15日に死亡していたことが30日、遺族の代理人弁護士への取材で分かった。1歳11カ月だった。
 弁護士によると、長男は出産直後から脳に障害を負い、肺炎を患うなど重篤な状態が続いていたという。
 女性は27年9月2日に出産。男性院長が背中から脊髄近くに細い管を入れ麻酔薬を注入して無痛分娩に臨んだが、院長が外来診察のため女性のそばを離れた後、呼吸困難になった。事故当時、院内に医師は院長1人だった。
 女性は大学病院に搬送され帝王切開で出産したが、母子ともに寝たきりの状態が続き、女性は今年5月に35歳で死亡した。クリニックは昨年12月、男性院長が麻酔注入直後に離れた過失を認め、示談金を支払った。


毎日新聞「無痛分娩事故 1歳長男も死亡 神戸」(2017年8月30日)は,(2017年8月30日)は,次のとおり報じました.

「麻酔で出産の痛みを和らげる無痛分娩(ぶんべん)を巡り、神戸市の産科診療所で2015年に起きた事故で、重い障害を負って生まれた男児(1歳11カ月)が今月15日に亡くなったことが遺族の代理人弁護士への取材で分かった。母親も重い障害で意識不明となり、今年5月に35歳で死亡している。
 事故は神戸市西区の「おかざきマタニティクリニック」で15年9月に発生。母親は背中から管を差し込み、麻酔薬を注入する「硬膜外麻酔」を受けた直後、容体が急変。搬送先の別の病院で帝王切開で生まれた長男は、母親とともに脳に大きなダメージを負い、意識不明の状態が続いていた。医院側は昨年12月にミスを認め、遺族に示談金を支払っている。
 無痛分娩については、京都府京田辺市や大阪府和泉市の医院でも母子が死亡したり、重い障害が残ったりする事故が起きている。【藤田愛夏】」


朝日新聞「無痛分娩の女性死亡事故、男児も死亡 神戸の産婦人科」(2017年8月30日)は,次のとおり報じました.

「神戸市の産婦人科医院で2015年、麻酔でお産の痛みを和らげる無痛分娩(ぶんべん)をした女性と生まれた男児が重い障害を負い、女性が今年5月に死亡した事故で、男児も今月15日に死亡した。1歳11カ月だった。
遺族によると、女性は神戸市西区の「おかざきマタニティクリニック」で無痛分娩のための麻酔を受けた直後に体調が急変。意識不明のまま今年5月に35歳で亡くなった。搬送先の病院で帝王切開で生まれた男児も、重い脳性まひとなり、意識不明の状態で入院していた。男児の症状は重く、肺炎にかかるなどしていたという。
 女性の夫は今夏、厚生労働相や関連する学会あてに、安全対策を設けることや、体制が整っていない施設での無痛分娩の実施制限の検討などを求める文書を出している。
 同医院の院長は「改善を積み重ね、外部の専門医に、十分な再発防止策は講じられていると判断された」などとするコメントを、8日に出している。(石塚翔子)」



共同通信「無痛分娩、神戸の1歳長男も死亡」(2017年8月30日)は,次のとおり報じました.

「神戸市西区の産婦人科医院「おかざきマタニティクリニック」で2015年9月、麻酔で痛みを和らげる「無痛分娩」で長男を出産した女性に重い障害が残り、その後死亡した事故で、意識不明となっていた長男も今月15日に死亡していたことが30日、遺族の代理人弁護士への取材で分かった。1歳11カ月だった。
 弁護士によると、長男は出産直後から脳に障害を負い、肺炎を患うなど重篤な状態が続いていたという。
 女性は15年9月2日に出産。男性院長が背中から脊髄近くに細い管を入れ麻酔薬を注入して無痛分娩に臨んだが、院長が外来診察のため女性のそばを離れた後、呼吸困難になった。」


毎日放送「無痛分娩で重い障害の男児も死亡 神戸の産婦人科医院」(2017年8月30日)は,次のとおり報じました.

「おととし9月、神戸の産婦人科医院で出産時の痛みを和らげる「無痛分娩」で出産後に母親が死亡し、自身も重い障害を負っていた1歳の長男が8月15日に死亡していたことがわかりました。
 おととし9月、神戸市西区の産婦人科医院「おかざきマタニティクリニック」で、出産時の痛みを和らげる「無痛分娩」で出産した母親が意識不明に陥り、今年5月に35歳で亡くなりました。遺族の代理人によりますと、生まれた長男も脳に重い障害を負って意識不明のままでしたが、8月15日に1歳11か月で亡くなったということです。
 無痛分娩をめぐっては、今年の春以降に母親や子どもが亡くなったり、障害を負ったりする重大事故が京都や大阪などで相次いで発覚していることを受けて、厚生労働省が実態調査などを進めています。 」


朝日放送「「無痛分娩」事故 1歳男児死亡 神戸」(2017年8月30日)は,次のとおり報じました.

「神戸市の産婦人科医院で「無痛分娩」をめぐって起きた事故で、意識不明だった1歳の男の子が、今月、亡くなっていたことがわかりました。
男の子の母親は、2015年9月、神戸市西区の「おかざきマタニティクリニック」で、麻酔を使って痛みを和らげる「無痛分娩」で出産に臨みました。しかし、背中から注入した麻酔が脊髄の中心近くにまで到達したため、呼吸困難に陥り、別の病院に緊急搬送されて男の子を出産しました。母子ともに意識不明の状態が続き、母親は今年5月に35歳で亡くなりましたが、今月15日に男の子も死亡していたことがわかりました。「無痛分娩」をめぐる事故は京都や大阪でも相次いでいて、遺族側は「医療体制の充実を図ってほしい」とする要望書を厚生労働省などに提出しています。」



谷直樹

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by medical-law | 2017-08-30 11:56 | 無痛分娩事故