弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

カテゴリ:人権( 65 )

赤ちゃんの急死を考える会,「『保育死亡事故』防止のための緊急提言」

しんぶん赤旗「うつぶせ寝」禁止 徹底を 保育事故防止 遺族ら提言」(2016年9月13日)は,次のとおり報じました.
 
「保育施設で子どもを亡くした遺族らでつくる「赤ちゃんの急死を考える会」は12日、相次ぐ死亡事故を防止するための緊急提言を国へ提出しました。重大事故の原因となる「うつぶせ寝」の禁止を徹底し、子どもが睡眠中の部屋を保育者不在にしないよう求めました。

 同会によると、2015年9月からの1年間で8件の死亡事故が保育施設で起きており全員が0~1歳児です。うち6人は睡眠中に心肺停止で発見され、搬送先の病院で死亡が確認されています。

 同日都内で会見した同会の小山義夫副会長は、うつぶせ寝で、子どもが寝ている部屋に保育者がいないなど「共通した状況で事故は起きている」と指摘。要望した「2点を守るだけで死亡事故は減らせると確信している」と話しました。

 寺町東子弁護士は、国が定める保育士の配置基準を満たしている施設でも多くの死亡事故が起きているとして、基準の見直しを強調。保育所への抜き打ちの立ち入り調査の義務化も必要だと訴えました。

 保育事故をめぐっては今年3月、国は事故防止のガイドラインを発表。しかし「周知されていない」「人員不足で徹底できない」といった声が、保育現場などからあがっています。」


 赤ちゃんの急死を考える会の「『保育死亡事故』防止のための緊急提言」は,次の内容です。

「9月3日付けの新聞等報道で、新たに2件(千葉県君津市の認可外施設、東京都板橋区の認可保育園)の保育死亡事故が生じていたことがわかりました。詳しい状況や原因は明らかにされていませんが、それぞれ0、1歳児が睡眠中に心肺停止状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認されています。

当会が把握しているだけでも、2015年9月からの1年間に同様の事故が6件起こっています(資料1)。睡眠中の乳幼児心肺停止事例には共通した状況があり、中でも特徴的なものとして【子どもがうつぶせ寝の状態であった】【子どもが寝ている部屋に保育者が(一定時間)不在であった】ことがあげられます。

今年3月に通知された「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」には、『1事故の発生防止(予防)のための取組み(1)安全な教育・保育環境を確保するための配慮点等』として、【仰向けに寝かせること】【何よりも、一人にしないこと】【寝かせ方に配慮を行うこと】【安全な睡眠環境を整えること】が明記されています。それにもかかわらず、未だに保育の現場ではうつぶせ寝が行われており、長時間に渡って保育者の観察がないなどの状況下で、死亡事故が起こり続けています。

「保育現場が大変」「保育士が足りない」等の状況があることは承知しておりますが、“あずかっている子どもの命と安全を守ること”は保育の最低条件です。これ以上の重大事故を防ぐためにも、認可・認可外問わず全ての保育施設や事業に国の責任で以下の2点を緊急に周知徹底していただくことを望みます。


・0~1歳児は絶対にうつぶせに寝かせないこと(寝返りした場 合も仰向けにする) │
・子どもが睡眠中の部屋を保育者不在にしないこと


「弁護士寺町東子が行く」に,このときの意見交換について書かれています.

保育施設での死亡事故(保育死亡事故)の7割は午睡中の死亡なので,0-1歳児の午睡中の①うつぶせ寝と、②保育士不在を無くせば,保育死亡事故の7割は無くせるとのことです.
具体的な手段として,次の4点が書かれています.

手段1  保育施設への午睡中の抜き打ち立入調査(さいたま市方式)
手段2 立入調査時の保育士の欠員/不在・午睡中の状況に関する指摘事項の公表
手段3 1歳児の保育士(保育者)配置基準を3:1に上乗せする
手段4 以下の2点を周知するポスターを午睡室内に張り出すよう各施設に配布
  ・0~1歳児は絶対にうつぶせに寝かせないこと(寝返りした場合も仰向けにする)
  ・子どもが睡眠中の部屋を保育者不在にしないこと


このような提言が確実に実行されることを期待いたします.



谷直樹


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by medical-law | 2016-09-29 10:40 | 人権

ハンセン病を理由とする開廷場所指定に関する調査報告書

最高裁事務総局は、2016年4月25日、ハンセン病を理由とする開廷場所指定に関する調査報告書を公表しました.
「第六総括」の部分は、以下のとおりです.

第六 総括

第1 まとめ

1 裁判所法69条2項において,最高裁判所が下級裁判所に裁判所以外の場所で法廷を開かせる「必要」がある場合とは,風水害,火災等のため,本来法廷を開くべき裁判所庁舎において法廷を開くことが事実上できなくなった場合や,裁判所庁舎の使用は可能であるが,被告人が長期間の療養を要する伝染性疾患の患者であって,裁判所庁舎に出頭を求めて審理することが不可能ないしは極めて不相当な場合など真にやむを得ない場合に限られると解すべきである。
そして,疾病を理由とする上申がされた場合に,裁判所外における開廷の必要性が認められる真にやむを得ない場合に該当するか否かを検討するに当たっては,①当事者が,当時の医療水準に照らして,当該疾患により,裁判所への出頭に耐えられない病状である,あるいは,他者への伝染可能性が相当程度認められ,かつ,裁判所への道中や裁判所構内において必要な伝染予防の措置をとることが不可能ないし極めて困難であるなど,当該当事者に裁判所庁舎への出頭を求めて審理することが不可能ないし極めて不相当と認められる事情の有無,②審理の状況に照らし,合理的期間内において,その病状が改善し,又は伝染可能性が低下する見込みの有無 ,③仮にその見込みがある場合には,病状の改善や伝染可能性の低下を待つことなく,当該当事者に出頭を求めて審理を行うべき真の必要性の有無,④陳述の擬制(民事訴訟法158条),書面による準備手続(民事訴訟法175条),所在尋問(民事訴訟法185条,刑事訴訟法158条)等,ほかに採り得る手段の有無等を慎重に考慮すべきである。

2 ハンセン病を理由とする開廷場所の指定の上申は,昭和23年から昭和47年までの間に96件であった。うち95件が認可,1件が撤回され,不指定とした事例はない(認可率99パーセント)。開廷場所としては,菊池恵楓園等のハンセン病療養所,菊池医療刑務支所等の刑事収容施設などが指定されていた。
最高裁判所としては,遅くとも昭和35年以降においては,下級裁判所からハンセン病を理由とする開廷場所指定の上申があった場合,科学的な知見や上記1に掲げた諸事情の有無を考慮するなどした上,裁判所外における開廷の必要性が認められる真にやむを得ない場合に該当するか否かを慎重に検討し,該当しないときには,裁判所外での開廷の必要性がないものとして,開廷場所の指定上申を認可してはならなかった。
しかしながら,最高裁判所裁判官会議から専決権限を付与された事務総局は,昭和23年から昭和47年までの間,裁判所外における開廷の必要性を認定して上申を認可するに際して,基本的に当事者が現にハンセン病に罹患していることが確認できれば,科学的な知見や上記1に掲げた諸事情を具体的に検討することなく,裁判所外における開廷の必要性を認定して,開廷場所の指定を行うとの運用を行っていた。
このような事務総局による裁判所外における開廷の必要性の認定の運用は,遅くとも昭和35年以降については,合理性を欠く差別的な取扱いであったことが強く疑われ,認可が許されるのは真にやむを得ない場合に限られると解される裁判所法69条2項に違反するものであった。

3 開廷場所としては,訴訟手続が秩序正しく行われることが可能なだけの物的設備を備え,かつ,公開の要請をも満たすことのできる場所を選ぶべきであり,このような判断事項の重大性を踏まえて,開廷場所の選定については最高裁判所の権限に委ねたものと解される。したがって,開廷場所が上記要件を満たしているか否かについては,下級裁判所にその判断を委ねることは許されず,最高裁判所自身が判断すべきものと解すべきであり,その選定に当たっては,法廷が開かれる部屋の広さ,具体的形状,物的設備の状況等が,開廷場所としてふさわしいかどうか判断できるに足りる資料を事前に収集した上で,まずは,伝染予防の観点で他に実際に使用可能な施設の有無やその設備の内容を検討し,その上で,法廷が開かれる場所の具体的形状,当事者等の出頭・押送等の負担等様々な個別的事情を勘案しつつ,その適否を判断すべきである。
今回の調査の結果,事務総局が開廷場所としてふさわしいかどうかにつき判断できるに足りる資料を収集していなかったと認定することはできなかった。
他方で,事務総局作成の開廷場所指定文書には,「菊池恵楓園」などと開廷場所の施設名が記載されていたにとどまり,当該施設の中のどの建物ないしどの部屋を開廷場所として選定するのかを具体的に特定するに足りる記載がなかった
ところ,このような指定の仕方は,開廷場所の特定の在り方として相当ではなかったと考えられる。
また,今回の調査の結果,刑事収容施設内で開廷された事例及びハンセン病療養所内で開廷された事例のいずれの場合であっても,下級裁判所が,最高裁判所の指示に従い,裁判所の掲示場及び開廷場所の正門等において告示を行っていたこと,下級裁判所は,指定された開廷場所において傍聴を許していたことが推認でき,このような開廷場所の指定に当たっての運用は,憲法の定める公開の要請を念頭に置いて行われたものと認められるし,裁判所法69条2項が想定する公開の要請を満たさないと解される具体的形状を有する場所が開廷場所として選定された事例があったとまで認定するには至らなかった。

4 昭和23年2月13日の最高裁判所裁判官会議において,ハンセン病患者を被告人とする下級裁判所の刑事事件につき,裁判所以外の場所において法廷を開かせることについては,事務総局に処理させる旨の議決がなされた。
この議決は,いわゆる行政法上の専決権限の付与であると解され,それ自体は法に適合しないものではないが,遅くとも昭和35年以降においては,当事者がハンセン病に罹患していることが確認できれば,原則として開廷場所の指定の上申を認可するという,専決の前提となった運用が相当性を欠く状況になっていたというべきであり,事務総局が,遅くとも同年以降,専決の前提となった状況が変化し運用の考え方が相当性を欠く状況になっていたことを裁判官会議に諮ることなく,その後も専決権限を行使し続けたことは相当ではなかったと考えられる。(なお,この点に関し,有識者委員会から,最高裁判所裁判官会議としての責任も免れないとの意見が出されたことは,上記第五の第4の4で述べたとおりである。)

5 以上のとおり,本調査によれば,最高裁判所によるハンセン病を理由とする開廷場所の指定は,指定する場合の開廷場所の特定方法及び開廷場所指定の内部手続において相当でない点があり,また,裁判所外での開廷の必要性の認定判断の運用は,遅くとも昭和35年以降,裁判所法69条2項に違反するものであった。
このような誤った指定の運用が,ハンセン病患者に対する偏見,差別を助長することにつながるものになったこと,さらには,当事者であるハンセン病患者の人格と尊厳を傷つけるものであったことを深く反省し,お詫び申し上げる。

第2 今後の開廷場所指定の運用等について

1 裁判所法69条2項に定める開廷場所の指定は,被告人の公開裁判を受ける権利に影響する可能性のあるもので,裁判所外における開廷の必要性が認められる真にやむを得ない場合に限って認可することが許される極めて例外的な措置であることを常に認識して事務に当たる必要がある。
疾病を理由とする上申がされる場合にあっては,上記に加え,事務総局としては,まずは,開廷場所の指定によらない方法を講じ得ないかを検討するとともに,他者への伝染可能性の有無及び程度並びに将来における病状の改善や伝染可能性の低下の見込みの有無及び時期を具体的に聴取し,偏見や差別を廃し最新の科学的な知見の有無など可能な限りの情報を収集し具体的に検討した上,裁判所外における開廷の必要性が認められる真にやむを得ない場合に該当するか否かを精査した上で,裁判官会議に諮るものとすべきである。

2 裁判所において取り扱う司法行政事務は,開廷場所の指定に限らず,裁判の当事者をはじめとする司法制度を利用する国民の権利利益や社会生活に深い影響を及ぼし得るものである。裁判所で司法行政事務に携わる職員は,上記のような過ちと深い反省を忘れることなく今後の教訓とし,人権に対する鋭敏な意識を持って,先例にとらわれない法令順守が堅持された事務処理を行い,このようなことを二度と起こさないよう努めるべきものと考える。

3 有識者委員会からは,別紙のとおり,「将来へ向けての提言」として,最高裁判所は,人権の砦として,裁判官はじめ司法行政に携わる職員の人権意識の向上を常に図り,ハンセン病患者に対してなされた開廷場所指定のような事態を二度と引き起こさないようにすべきであること,感染症を理由とする開廷場所指定に当たっては,患者の人権を第一に配慮し,個別の事案について,開廷場所指定が真に必要かどうかを慎重に判断すべきであること,裁判官をはじめとする裁判所職員等に対し,ハンセン病政策の歴史を踏まえた人権研修が直ちに実施されるべきであることが提言されている(別紙9,10頁)。このような有識者委員会からの提言をも踏まえ,誤った運用が二度と行われないよう,具体的な方策を着実に実行していく必要があると考える。」


違法とし謝罪はしましたが、違憲とはしませんでした.
実質的に公開されていたとはいえないのではないでしょうか..
裁判所がこのような特別扱いを行うことで差別を助長していたのではないでしょうか.
違憲としなかた点には疑問があります.


谷直樹


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by medical-law | 2016-05-02 01:01 | 人権

東京消防庁,「死者のプライバシー」理由に救急記録の交付拒否(報道)

毎日新聞「<東京消防庁>救急記録の交付拒否 不搬送で認知症遺族に」(2016年4月4日)は,次のとおり報じました.

「東京都中野区の路上で倒れているのが見つかりながら救護されず死亡した認知症の男性(当時83歳)の遺族が、男性を救急搬送しなかった東京消防庁に救急記録の写しの提供を求めたところ、「死者のプライバシー」を理由に拒否されていることが分かった。記録の閲覧については4月1日に始めた新制度に基づき認められる見通しだが、全国の20政令市のうち19市の消防部局は写しも提供しており、専門家は「遺族の権利を無視している」と、東京消防庁の対応を厳しく批判している。【銭場裕司】

 ◇「死者のプライバシー」理由に

 男性は2014年8月19日、横浜市のデイサービス施設から行方不明になり、同21日にJR中野駅近くの路上で倒れているのが見つかったものの、駆けつけた中野消防署の救急隊は搬送せず、同23日に近くの公園で死亡した。東京消防庁は「搬送の必要性はあったが本人が拒否した」として、本人署名の同意書を取り、搬送しなかったことが判明している。

 男性の遺族は救急記録の閲覧や写しの提供を求めたが、東京消防庁は「死者のプライバシーの保護」などを理由に拒否し、不搬送の根拠とした同意書すら見せなかった。

 このため男性の長女(52)は個人情報保護条例に基づき開示請求したが、同庁は「あなた(長女)を本人とする情報ではない」として15年7月に却下。却下取り消し請求も東京都が同10月に棄却した。

 一方、死者の個人情報の提供について議論していた都情報公開・個人情報保護審議会は14年10月、請求対象者を「配偶者、子、父母」などとし、情報提供の方法を「口頭による説明、閲覧または写しの交付」とするモデル要領をまとめた。この要領と男性の案件などを受け、東京消防庁は今年3月に「死者に関する個人情報の提供基準」を作成し、4月から運用を始めた。同基準はモデル要領と同様に配偶者と子、父母らを請求対象者としたが、「写しの交付」は認めなかった。

 毎日新聞が全国20政令市の消防部局に死者の救急記録の写しを遺族に提供できるかを尋ねたところ、相模原のみ「ほとんどできない」とし、他の19市は「できる」または「おおむねできる」と回答した。過去約3年の写しの提供は名古屋26件、京都17件などで、相模原と「未把握」の横浜を除く18市で実績があった。

 東京消防庁の担当者は「他の自治体がいかように扱おうとも死者のプライバシーは守るものだという認識がある。提供した紙が第三者に渡れば死者のプライバシーを傷つけることが想定される」と説明。男性の長女は「父が最後に書いた署名を見たかった。ようやく閲覧できるようにはなったが、なぜ写しを提供できないのか」と憤っている。

 ◇処置適否判断に写し提供不可欠

 救急記録の項目は多岐にわたる上、対象者の容体や処置内容を専門用語で書いたものもあり、遺族による閲覧だけでは処置の適否などを判断できない可能性もある。遺族への救急記録開示を巡り、2012年に都に改善を求めた医療問題弁護団副幹事長の五十嵐裕美弁護士は「遺族は身近な人の最期の状況を知る権利があり、医師のカルテは国の指針に基づき提供されている」と指摘。「他の自治体は対応しているのに、都が死者のプライバシーを理由に提供しないのはおかしい。閲覧だけでは書き写しても原本と同じものとは確認できず、裁判などにも使えない」と批判している。」


死者のプライバシーを盾に遺族の知る権利を侵害している東京消防庁の取り扱いについては,司法による是正を検討してもよいのではないでしょうか.


谷直樹


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by medical-law | 2016-04-04 09:32 | 人権

シンポジウム「日仏における第三者の介入する生殖補助医療と法:誰の権利をどのようにまもるのか」

今日3月8日は、国際女性デー(International Women's Day)」です.
いろいろなイベントがありますが、今週末の国際女性デー記念シンポジウム「日仏における第三者の介入する生殖補助医療と法:誰の権利をどのようにまもるのか」をご紹介します.
2016年3月12日(土)10:00~18:30、日仏会館(恵比寿3-9-25)1階ホールで、主催法政大学ボアソナード記念現代法研究所、共催日仏女性研究学会・日仏会館フランス事務所、後援ジェンダー法学会・日本女性法律家協会で開催されます.

第I部(10:00-12:00)
 生殖補助医療の法制化をめぐる対照的な二つの国-フランスと日本-
第II部(13:30-15:30)
 精子提供、卵子提供-当事者の権利「個人・カップル・家族」の尊重
第III部(15:50-17:20)
 第三者の介入する生殖補助医療の規制と裁判所の役割
第IV部(17:30-18:30)
 ラウンドテーブル

 弁護士は、川村百合先生がお話されます.

参加費無料/定員150人
下記、日仏会館ウェブサイト申し込みページ

日仏会館ウェブサイト申し込みページ


谷直樹


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by medical-law | 2016-03-08 01:29 | 人権

黒は美しい

マルコムX氏は,Black is beautiful と言いました.

日本では,ブラック企業,ブラックリストなどブラックを悪い意味で使う人たちがいます.
もうそろそろ,「ホワイトが善で,ブラックが悪」という刷り込みから解放されませんか.

1965年2月21日は,スピーチ中のマルコムX氏が15発の銃弾を受け亡くなくなった日です.
映画『マルコムX』をお奨めします.

Truth is on the side of the oppressed.(真実は、虐げられる側にある)
これも,マルコムX氏の言葉です.


谷直樹


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by medical-law | 2016-02-21 03:21 | 人権

内閣府食品安全委員会,いわゆる「健康食品」についての報告書とメッセージ

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内閣府食品安全委員会では、「健康食品」について、平成27年12月8日の第587回食品安全委員会において報告書とメッセージをとりまとめました

「いわゆる『健康食品』についてのメッセージ」のまとめは,次のとおりです.

「 「健康食品」について安全な選択をするために(まとめ)
● 健康の保持・増進の基本は、健全な食生活、適度な運動、休養一睡眠です。
● 「健康食品」を摂る選択をする前に、今の自分にとって本当に必要か考えてください。その際に、信頼できる(科学的根拠のある)情報を入手するように努めることが、自身の健康を守るために大切です。
● 「健康食品」を購入/摂る場合は、このメッセージで述べられている点に注意して、選択をすることが必要です。
● 増量することは健康被害をもたらすリスクを高めます。たとえ効果が実感できなくても、増量してはいけません。
● 「健康食品」を摂っていて体調が悪くなった場合は、すぐに摂るのをやめてください。」



いわゆる「健康食品」は数が多いので,有効性と有害性の科学的検証が追いつかないためかもしれませんが,日本では,「健康食品」の法規制が整備されていません.
食品とも医薬品とも異なる規制が必要ですが,現状では,消費者の自己判断となるのでしょう.
海外では,いわゆる「健康食品」について特別な法的規制が行われていますので,日本でも規制できないことはないはずですが...


谷直樹


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by medical-law | 2015-12-13 17:22 | 人権

いのっち、夫婦別姓に賛成

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結婚に際し別姓を選択できる制度に変えることに何の不都合もないはずですが、安倍晋三総理と日本会議が反対し、法改正が進みません.夫婦としての一体感なるものが根拠のようです.

11月12日の『あさイチ』の「どう思う?夫婦別姓」で、井ノ原快彦さんが「同じでも、一体感がないときもあるからねえ」「他人同士でも一体感は生まれるから」と言い、ゲストの牧瀬里穂さんが「たしかに、おっしゃる通りです」と言ったことが話題になっています.
日本では、タレントが自分の考えを述べないことが一般的ですが、これからは自分の考えを述べるタレントのほうが支持されるのではないでしょうか.

ちなみに、井ノ原快彦さんは、ご存知のとおり瀬戸朝香さん(本名;井ノ原恵美さん)と結婚しています.
牧瀬里穂さんは、これもご存知のとおりNIGOさんと結婚していますので、本名は長尾里穂さんなのでしょう.

女性が男性の姓に変えることが圧倒的に多く、現行の夫婦同姓強制制度は明治時代の家制度の名残のように思います.

12月16日午後3時に最高裁で判決が下されます.
違憲判決が出ることを期待します.


谷直樹


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by medical-law | 2015-11-24 01:37 | 人権

夫婦同姓への国際的非難

国連の女子差別撤廃委員会は,2009年,「委員会は,前回の最終見解における勧告にもかかわらず,民法における婚姻適齢,離婚後の女性の再婚禁止期間,及び夫婦の氏の選択に関する差別的な法規定が撤廃されていないことについて懸念を有する。」と勧告しました.

時事通信「夫婦同姓、厳しい国際世論=国連、法改正を勧告」(2015年9月23日)は,日本がこの勧告に従っていないことを報じ,「日本の他に夫婦同姓を採用しているのは、慣習で同姓にしているジャマイカと、宗教や地域で制度が異なるインドのヒンドゥー教徒ぐらいだ。」と伝えました.

日本だけをみていると夫婦同姓をおかしいと感じなくなってしまうのかもしれませんが,法律家には上記は周知の事実です.法律家だけにアンケートをとれば,現行法がおかしいという意見が圧倒的多数でしょう.最高裁判所は,(裁判官の健全な人権感覚が麻痺していなければ)人権侵害の法律を憲法違反と断じることと思います.


谷直樹


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by medical-law | 2015-09-24 04:54 | 人権

子どもの悩みごと相談

昨日は,第二東京弁護士会の「子どもの悩みごと相談」の担当でした.
夏休みが終わり新学期が始まるこの時期は,子どもの自殺のピークです.
学校が苦痛でしかない子どもたちから電話がかかってきてほしい,と身構えて待っていましたが,電話は親からの1件だけでした(前回は3件あったのに).
子どもたちに知られていないのか,それとも,弁護士・弁護士会が遠い存在なのか...


≪第二東京弁護士会の「子どもの悩みごと相談」≫

○電話相談
番号:03-3581-1885
火・木・金(祝祭日・年末年始を除く)15:00~17:00
相談料金:無料

○面談相談 
面談予約:03-3581-2257
予約受付:火・木・金(祝祭日・年末年始を除く)15:00~17:00
相談料金:無料
     ※面談でのご相談については、前日17:00までにお電話にてご予約ください。
      弁護士会館9Fにて、ご相談をお受けいたします。 




谷直樹


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by medical-law | 2015-08-28 19:02 | 人権

全国戦没者追悼式での天皇陛下のおことば

今日の全国戦没者追悼式での天皇陛下のおことばは,以下のとおりです.

「戦没者を追悼し平和を祈念する日」に当たり,全国戦没者追悼式に臨み,さきの大戦において,かけがえのない命を失った数多くの人々とその遺族を思い,深い悲しみを新たにいたします。

終戦以来既に70年,戦争による荒廃からの復興,発展に向け払われた国民のたゆみない努力と,平和の存続を切望する国民の意識に支えられ,我が国は今日の平和と繁栄を築いてきました。戦後という,この長い期間における国民の尊い歩みに思いを致すとき,感慨は誠に尽きることがありません。

ここに過去を顧み,さきの大戦に対する深い反省と共に,今後,戦争の惨禍が再び繰り返されぬことを切に願い,全国民と共に,戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し,心からなる追悼の意を表し,世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります。」

On this Day to Commemorate the War Dead and Pray for Peace, my thoughts are with the people who lost their precious lives in the last war and their bereaved families, as I attend this Memorial Ceremony with a deep and renewed sense of sorrow.

Seventy years have passed since the end of the war, and our country today enjoys peace and prosperity, thanks to the ceaseless efforts made by the people of Japan towards recovery from the devastation of the war and towards development, always backed by their earnest desire for the continuation of peace. When I look back on the arduous and sincere steps taken by the people in the course of this long postwar period, I cannot help but be overcome with deep emotion.

Reflecting on our past and bearing in mind the feelings of deep remorse over the last war, I earnestly hope that the ravages of war will never be repeated. Together with all of our people, I now pay my heartfelt tribute to all those who lost their lives in the war, both on the battlefields and elsewhere, and pray for world peace and for the continuing development of our country.


天皇陛下の「おことば」の法的位置づけについては,憲法学説上,議論のあるところです.
政治的な色合いがないよう配慮されてきた「おことば」ですが,近年,護憲の立場から一歩踏み込むことがふえてきました.改憲論,安保法案への危惧が感じられます.

谷直樹


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by medical-law | 2015-08-15 21:18 | 人権