弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

カテゴリ:趣味( 229 )

『鈴木其一 江戸琳派の旗手』展

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鈴木其一 江戸琳派の旗手』展が,東京ミッドタウンのサントリー美術館で10月30日(日)まで開かれています.
入れ替え,巻替えがあります.少なくとも2回足を運ぶ必要があります.
細見美術館蔵の「水辺家鴨図屏風」「藤花図」,畠山記念館蔵の「向日葵図」は,10月3日(月)までです.
根津美術館蔵の「夏秋渓流図屏風」は,10月5日(水)からです.
メトロポリタン美術館蔵の「朝顔図屛風」は,東京会場のみで,姫路市立美術館,細見美術館では見られません.
靜嘉堂文庫美術館蔵の「雨中桜花楓葉図」は出展されていませんが,「雨中菜花楓図」が出展されています(展示は10月10日まで).

酒井抱一風の繊細上品な作品もありますが,大胆なデザイン性で江戸琳派の最高傑作と言っても過言ではない「夏秋渓流図屏風」「朝顔図屛風」なども描いています.其一が到達した画風は,師匠の酒井抱一の画風を凌駕していますし、息子ら、弟子らも其一のような絵をかくことはできませんでした.
1つの絵の中にデザイン(装飾)的な表現と写実的な表現が調和している現代性に惹きつけられます.
例えば,「朝顔図屛風」は,朝顔の葉と蕾は同じように装飾的に描かれているのに対し,写実的な花は変幻自在にあちこち向きを変えて連なり人を魅惑します.


谷直樹


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by medical-law | 2016-10-02 21:53 | 趣味

赤富士

赤富士は夏の季語です.
赤富士と言えば,北斎の『凱風快晴』が有名です.
ところが,『凱風快晴』は赤富士を描いたものではないという説もあります.
赤富士は晩夏から初秋に朝日で富士山が赤く染まる現象ですが,凱風は本来初夏に吹く穏やかな南風のことで,季節があいません.また,『凱風快晴』では雪はあくまで白く,朝日は描かれていません.
『凱風快晴』は,山肌を赤茶色で表現したものなのかもしれません.

富士急行の赤富士・青富士の連結も楽しいです.

なお,陣痛中の妊婦が描いた赤富士をもらうと妊娠する,という迷信があります.昔行われていたブーケトスの妊娠版なのでしょうか,ブーケトスが行われなくなったのと同様に,陣痛赤富士も遠からずすたれると思いますが...


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by medical-law | 2016-08-22 21:33 | 趣味

『大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで』

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東京両国の江戸東京博物館で,『大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで』が8月28日(日)まで開かれています.ただし,月曜休館です.
入れ替え,巻き替えがあります.
なお,9月10日(土)から 11月6日(日)まで,大阪天王寺のあべのハルカス美術館でも開催されます.


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by medical-law | 2016-08-07 17:44 | 趣味

『 伊藤若冲 ─ 京に生きた画家 ─ 』展

細見美術館所蔵の若冲コレクションに,若冲ゆかりの大光明寺,石峰寺,宝蔵寺が所蔵する作品を加えた『伊藤若冲 ─京に生きた画家─』展が始まりました.

【前期】6月25日(土)~7月31日(日)
【後期】8月2日(火)~ 9月4日(日)
細見美術館(京都市左京区岡崎最勝寺町6-3)

是非行きたいですね.

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by medical-law | 2016-06-26 21:45 | 趣味

京菓子展「手のひらの自然─蕪村と若冲」2016

昨年は琳派をモチーフにした京菓子展が開かれましたが,今年は蕪村と若冲です.

会場:有斐斎 弘道館(京都市上京区上長者町通新町東入ル元土御門町524-1)
会期:2016年10月22日(土)〜11月6日(日)

楽しみです.


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by medical-law | 2016-06-23 06:41 | 趣味

光琳忌

今日6月2日は、尾形光琳の忌日です.

妙顯寺(京都市上京区)では、午前10時より尾形光琳顕彰碑前にて光琳忌(第三百一回忌)を厳修致します、とのことです.

根津美術館の「国宝燕子花図屏風展」は、5月15日で終わりましたが、「躑躅図」を所蔵している畠山記念館(東京都港区白金台)では、「尾形光琳没後300年記念 光琳とその後継者たち」展が、6月12日まで、開かれています.

ちなみに、亀屋良永さんの羊羹「光琳」はとても美味です.


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by medical-law | 2016-06-02 03:22 | 趣味

伊藤若冲氏生誕300年

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伊藤若冲氏は,正徳6年2月8日(1716年3月1日)に,京都錦小路にあった青物問屋の長男として生まれました.

「若冲」は,老子45章に由来します.
大成若缺 其用不弊
大盈若冲 其用不窮

大成は欠くるがごとく その用はすたれず
大盈はむなしきがごとく その用はきわまらず

「若冲」は,「冲(むな)しきが若(ごと)く」という意味で,真の充実は一見むなしくみえるが窮することがないものである,という老子の思想を背景にしています.
生涯独身で,世間の雑事には全く興味を示さず,一見むなしい人生のようにもみえますが,ひたすら画業に集中し,高く評価される作品を残しました.
鳥獣花木図屏風, 象と鯨図屏風,樹花鳥獣図屏風,虎図,老松白鳳図,芍薬群蝶図, 芦雁図, 普賢菩薩像、,牡丹小禽図,紅葉小禽図,南天雄鶏図,雪中鴛鴦図,紫陽花双鶏図等真の充実です.

五条通の青物問屋が奉行所に働きかけ錦市場が閉鎖されそうになったときは,活躍し,錦市場を守りました.


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by medical-law | 2016-02-08 00:07 | 趣味

『荒地の恋』

毎週土曜日午後10時から WOWOWで『荒地の恋』が放映されています.
原作はねじめ正一氏の小説『荒地の恋』です.

弁護士高田安之助氏の息子の彫刻家高田博厚氏の娘の和子氏は,詩人田村隆一氏の4番目の妻でした(ちなみに,田村隆一氏は5回結婚し,1番目は詩人・評論家鮎川信夫氏の妹康子氏,2番目は作家福島正実氏の従姉妹信子氏,3番目は詩人谷川俊太郎氏と離婚した詩人岸田衿子氏でした)。

田村和子氏は,「小さな誤解から小さなさざ波になり、やがてそのうねりが大波そして嵐に変化していったのだ。あの頃は太郎さんのお宅、そして我が家も大海原に弄ばれる小さなボートだったのではないだろうか。」と書いています(タローさんとサブロー).

「太郎さん」とは,詩人の北村太郎(本名;松村文雄)氏のことです.
鎌倉の精神病院に入院した田村和子氏を足繁く見舞ったのは,夫田村隆一氏ではなく、北村太郎氏でした.
北村太郎氏と田村和子氏の禁断の恋は有名です.

田村隆一氏,鮎川信夫氏,北村太郎氏らは,昭和22年,詩誌『荒地』を創刊しました.
これが戦後日本の詩の出発点です.
鮎川信夫氏は昭和61年に脳出血で亡くなり,北村太郎氏は多発性骨髄腫を患い平成4年に腎不全で亡くなり,田村隆一氏は平成10年に食道癌で亡くなりました.

北村太郎氏の『雨』の冒頭は次のとおりです.

春はすべての重たい窓に街の影をうつす。
街に雨はふりやまず、
われわれの死のやがてくるあたりも煙っている。


田村隆一氏は,『四千の日と夜』で次のとおりうたいました.

一篇の詩を生むためには、
我々はいとしいものを殺さなければならない
これは死者を甦らせるただひとつの道であり、
我々はその道を行かなければならない


鮎川信夫氏の『繁船ホテルの朝の歌』の冒頭は次のとおりです.

ひどく降りはじめた雨のなかを
おまえはただ遠くへ行こうとしていた
死のガードをもとめて
悲しみの街から遠ざかろうとしていた



ドラマ『荒地の恋』は,三田村和子役を鈴木京香さんが,三田村隆一役を松重豊さんが ,北沢太郎役を豊川悦司さんが,北沢治子役を富田靖子さんが,有川信夫役を田口トモロヲさんがそれぞれ演じています。
いずれも演技派の俳優で,年齢のバランスもよく考えられた布陣です.

レトロな時代背景に,純文学独特の雰囲気があふれており,別世界を覗く非常に怖いドラマになっています.



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by medical-law | 2016-01-23 18:07 | 趣味

ゆかいな若冲・めでたい大観 ― HAPPYな日本美術 ―

ゆかいな若冲・めでたい大観 ― HAPPYな日本美術 ―』展が,広尾の山種美術館で,2016年1月3日(日)~3月6日(日)まで開催されています.
伊藤若冲は,《布袋図》,《恵比寿図》,《群鶏図》,《河豚と蛙の相撲図》, 《仔犬に箒図》, 《伏見人形図》が展示されています.


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by medical-law | 2016-01-12 21:07 | 趣味

Stravinsky,Orchestre De Cleveland,Pierre Boulez ‎,Le Sacre Du Printemps

作曲家・指揮者のピエール・ブーレーズ(Pierre Boulez)氏が2016年1月5日に亡くなりました.90歳でした.ご冥福をお祈りいたします.

ピエール・ブーレーズ氏の指揮は,無機的で冷たいと言われることがありますが,純粋に美しい音楽を聴くことができます.
1969年録音のクリーヴランド管弦楽団との『春の祭典』(Le sacre du printemps)は衝撃的でした.
指揮者で,音楽がまったく変わります.
ピエール・ブーレーズ氏のストラビンスキーのみならず,ラヴェル,ドビッシー,バルトークも聴きました.
とくに,STAXのコンデンサー型イヤースピーカー(ヘッドフォン)では,隅々まで聞こえ,曲を理解でき,魅了されました.
叙情的なベルリオーズの『幻想交響曲 作品14』は,クリーヴランド管弦楽団の新盤が,細部まで抑制がきいて音楽的完成度が高く,素晴らしいものでした.

なお,『春の祭典』には,1963年のフランス国立放送管弦楽団盤,1991年のクリーヴランド管弦楽団盤,1997年のマーラー・ユーゲント・オーケストラ盤もあります.


谷直樹


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by medical-law | 2016-01-11 12:17 | 趣味