弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

<   2012年 08月 ( 59 )   > この月の画像一覧

ツタンカーメン展

事務局Hです.
上野の森美術館で開催されているツタンカーメン展を観てきました.
世界史は,人物名がややこしくて苦手なのですが,考古学には興味があり,半年ほど前からずっと観に行きたいと思っていたので,念願叶っての見学でした.

展示品を一つ一つ観ながら,目の前にあるものが3500年以上も前に作られたものと思うと,その果てしない年月に気が遠くなる思いでした.
大部分は綺麗に修復されているのでしょうが,黄金の棺をはじめ,当時の厨子や祭具なども色鮮やかで細かい細工が美しく,まだ発見されていない墓には何が眠っているのだろうと思うとわくわくし,充実したひとときでした.

夏休みだからか,平日とはいえ予想以上の混雑で,展示品を一つ一つ観て回るだけで大変でしたが,混雑していなければあっという間に見終えてしまって物足りなく感じたような気がします.

谷直樹法律事務所 事務局H

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村にちう
by medical-law | 2012-08-24 16:01 | 趣味

消せるボールペン

以前は,証拠保全に行くと,カルテ(診療録)に修正液の痕跡があり,裁判官がライトをあてたり裏からすかして見たりして,元の記載を判読していました.
最近は,修正液の痕跡があるカルテは少なくなりました。
私は,カルテに修正液を使用しないよう徹底されたため,と思っていました.

ところが,大阪府警北堺署刑事課に勤務していた男性巡査部長(38歳)が,消せるボールペンで調書を作成し,被疑者が署名・押印した後に,勝手に15カ所書き換えていたことが,昨日報じられていました.この巡査部長が過去に作成した調書には消せるボールペンが使われていた可能性があります.他の警察官も消せるボールペンを使用していたかもしれません.
裁判所に証拠提出される調書などは,消せるボールペンで書かれていないか,点検する必要がありそうです.

消せるボールペンというのは,消色温度が設定されていて,ボディ後部の専用ラバーで擦ることで生じる摩擦熱によりインキの色が無色に変わり,筆跡を消すことができる筆記具です.鉛筆は消せて,ボールペンは消せない,という常識を打ち破った画期的な商品ですが,これが悪用されると困ったことが起きそうです.

特段悪気はなく,きれいなカルテにしたくて,消せるボールペンでカルテを作成している人が絶対にいないとも限りません.
今後,証拠保全のときは,消せるボールペンで書いていないか,裁判官が筆記具のインクを確認することになるのかもしれません.

消せるボールペンは,ないほうがよかったように思います.

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-08-24 02:08 | 医療事故・医療裁判

日本肝臓病患者団体協議会の調査,歯科医院で診療拒否など差別が約30%,15年前より増加

NHK「肝炎患者の約3割に差別経験」(2012年8月23日)は,次のとおり報じています.

「患者や感染者の数が300万以上とされるウイルス性肝炎の患者のおよそ3割が、感染を恐れて医師に診察を拒否されるなど何らかの差別を受けたことがあるという調査結果がまとまりました。

この調査は、肝炎の患者団体、日本肝臓病患者団体協議会が行い、およそ2000人の患者が回答しました。
この中で、肝炎に感染していることで差別された経験があるかと尋ねたところ、「ある」と答えた患者は29%に上りました。
差別を受けたと感じた場所について複数回答で尋ねたところ、「病院」が最も多く48%、「職場」が15%、「家庭」が9%となっています。
具体的には、歯科医院で診療を拒否されたケースが多く、このほか、病院で、ほかの患者と待合室で一緒にいないよう言われたり、職場で同僚に「うつさないで」などと心ない言葉をかけられたケースなどが報告されています。
ウイルス性肝炎は、血液や体液を通じて感染しますが、通常の日常生活では感染の危険はありません。
日本肝臓病患者団体協議会は、「15年前に行った同様の調査と比較すると、差別された経験がある人の割合が大きく増えている。肝炎の問題が知られる一方、正しい知識が広まってなく、差別や偏見が助長されている」と話しています。」


差別された経験がある人の割合が大きく増えているというのは問題です.
肝炎に対する偏見や差別を「見ざる・聞かざる・言わざる」というキャンペーンが行われていますが,それより,正しい知識を知るほうが,偏見,差別の解消に有効なのではないか,と思います.

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-08-24 01:24 | 医療

山形県立新庄病院,体内に残したガーゼを開腹し取り出す行為が「治療」ではないとして事故を公表せず

日本経済新聞「手術ミスで体内にガーゼ 山形県立病院、公表せず」(2012年8月22日)は,次のとおり報じています.

「山形県立新庄病院(新庄市、454床)で昨年12月、70代の男性患者を手術した際に約30センチ四方の止血用ガーゼを体内に残す医療事故があったことが22日、情報公開請求で開示された医療事故報告書で分かった。

 病院はその後、ガーゼを取り除く手術をしたが、県は「治療行為ではない」として事故を公表していなかった。同病院では同年10月にも50代女性の手術でガーゼを1週間体内に放置する医療事故が起きている。

 開示資料などによると、手術は昨年12月下旬に実施。縫合後に撮影したエックス線写真でガーゼの取り残しが発覚、再び開腹、取り出した。費用は病院側が負担した。

 山形県は医療事故を6つのレベルに分け、治療が必要だった「レベル3」から、患者が死亡した「レベル5」までを公表しているが、今回は治療の必要性がなかった「レベル2」に分類していた。山形県県立病院課は「(ガーゼ取り出しは)一連の手術の中で起きたことで、治療行為はなかったと解釈した」としている。

 全国の医療事故に関する情報を集めている医療事故情報センター(名古屋市)の柴田義朗理事長は「患者からすると外科的な医療処置が行われており明らかに治療行為。医療の透明性を確保するためにも公表されるべきだった」としている。〔共同〕」


体内に残したガーゼを開腹し取り出すという行為が「治療」にあたらない,という理由がわかりません。開腹し体内の異物を取り出す行為は「治療」と考えるのが通常の考え方だと思います。本件は,事故隠蔽と言われてもやむをえないと思います。

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-08-23 02:53 | 医療事故・医療裁判

JTIのシリアへのタバコ密輸出(テロ行為への資金供給)疑惑が日本のマスコミでも報じられました

JTの子会社JTIの中東代理人IBCS Tradingが,9000万本の紙巻きタバコを,シリアの独裁者アサド大統領のいとこであるラミ・マクルーフ氏が出資するSyria Duty Free Shops (SDF) Ltd(シリア免税商店株式会社)に出荷し,テロ行為への資金供給を行った疑いで捜査が行われていることを,2月に本ブログに書きましたが(「JTの子会社JTI,テロ行為への資金供給を行った疑いで捜査」),ウォール・ストリート・ジャーナルの記事をうけ,日本のマスコミでも報じられました.

読売新聞「JTがシリアに不正輸出か、制裁違反をEU調査」(2012年8月22日)

「【ニューヨーク=吉形祐司】21日付の米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、スイスにある日本たばこ産業(JT)の海外拠点が、欧州連合(EU)の制裁に違反してシリアにたばこを輸出していなかったかどうかをEUが調査中だと報じた。

 同紙によると、調査の対象はジャパン・タバコ・インターナショナル社(JTI)。EUがシリアのアサド大統領と親戚関係のラミ・マフルーフ氏らに経済制裁を科した昨年5月以降に、キプロスに拠点を置く業者を通じてたばこ45万カートンを、マフルーフ一族が部分的に所有する会社向けに輸出するなどしたとされる。

 JT広報部は読売新聞に「詳細は確認中だが、JTIはEUの規制に従っており、シリアへの出荷は現在停止している」と説明している。」


2012年1月29日オブザーバー紙では,元CIAエージェントで,当時JTIのブランド信頼性部門長であったデビッド・レイノルズ氏が,JTIの流通代理人業者がイランをはじめ多くの国にタバコを密輸していると報告し,2010年4月にJTIの下村隆一氏(法務責任者,JT専務執行役員)に送ったメールで,経営陣が密輸問題に全く対策を講じない,と伝えられていました.
まだ調査の段階ですが,もし,日本政府が出資している企業(JT)の子会社(JTI)が代理店を通じて,シリアの独裁者アサド大統領のいとこの会社に,タバコを密輸し,それがテロ行為の資金となっていたとすれば,大問題です.

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-08-22 03:25 | タバコ

労働安全衛生法改正,民主党・自民党の受動喫煙防止対策後退に公明党反対

公明新聞「職場や飲食店等での義務化進めよ .受動喫煙防止」(2012年8月15日)は,次のとおり述べています.

「たばこが健康に有害な影響を及ぼすことは広く社会に知られている。

厚生労働省によると、喫煙によって年間約13万人が死亡し、受動喫煙で約6800人が亡くなっている。日本人のがん死亡原因のトップは喫煙であり、なお一層の禁煙、受動喫煙防止の強化が必要だ。

特に、たばこを吸わない人が自分の意思に関係なく、喫煙者の煙を吸わされるようなことがあってはならない。

受動喫煙の防止は2003年施行の健康増進法で定められている。飲食店や病院、デパートなど、多くの人が利用する店舗や施設に対して、「努力義務」を課したものだ。

この法律の施行によって、多くの施設で禁煙、分煙が進んだことは評価できる。この受動喫煙対策をもう一歩進めるため、改正労働安全衛生法案が昨年12月、国会に提出された。法案提出後、継続審議となっていたが、今月3日に衆院厚労委員会で審議入りした。職場での「全面禁煙」や「空間分煙」、飲食店などに「換気の基準を守るための措置」を義務付けた内容だ。

職場の全面禁煙や飲食店などでの分煙の義務化は必要である。

今年6月に閣議決定された「がん対策推進基本計画」でも、職場での受動喫煙防止に対する取り組みの遅れを指摘している。

例えば、「全面禁煙」か「喫煙室以外を禁煙」のいずれかの措置を講じている事業所はいまだに64%にとどまっている。また、家庭で日常的に受動喫煙している人の割合は10.7%、飲食店では50.1%にも上っており、迅速に禁煙、分煙を進めなければならない。

にもかかわらず、受動喫煙防止対策を遅らせる動きがあることは誠に残念だ。

民主と自民両党が同改正案について、職場の全面禁煙や飲食店などの分煙義務化を見送り、努力義務にとどめる修正案をまとめ、法案の趣旨を大幅に後退させようとしている点だ。

この修正案に公明党は反対である。そこで独自に修正案をまとめた。職場の全面禁煙や空間分煙義務化に取り組む事業者には、新たに喫煙室の設置費用の助成や専門家によるアドバイス、資料の提供などを行えるようにするほか、飲食店などの分煙強化の取り組みにも、換気設備の設置費用を助成するなど、禁煙、分煙をさらに後押しする修正案を国会に提出する方針だ。

公明党は、国民の健康被害をなくすことを第一に考えたい。」


非喫煙者が,意思に反して,健康に有害なタバコの煙を吸わされる現状をそのままにしてはおけません.アンケート調査当から明らかなとおり,多くの国民は受動喫煙規制を推進する側で,労働安全衛生法改正の政府案に賛成です.
民主党と自民党がタバコ会社の利益のために後退させる修正を行うのは,おかしなことです.公明党が民主党と自民党同調していないので,受動喫煙防止に一縷の望みがあります.
民主党,自民党も,受動喫煙容認派の議員だけではないでしょう.
タバコ会社の利益と国民の健康のどちらが大事か,受動喫煙規制を後退させてよいのか,国会審議の中で,誤らずに判断していただきたい,と思います.

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-08-21 08:31 | タバコ

奈良県が大和郡山市,天理市,桜井市,生駒市,斑鳩町,王寺町,河合町に庁舎内全面禁煙実施を求める

奈良県内39市町村のうち大和郡山市,天理市,桜井市,生駒市,斑鳩町,王寺町,河合町は,敷地名内禁煙どころか,庁舎内禁煙すら実施されていないことがわかりました.

読売新聞「舎禁煙7市町未実施…奈良県、来年度中の導入求める」(2012年8月20日)は,次のとおりじています.

「県の調査結果によると、建物内禁煙は今年4月現在、31市町村が行っており、5月からは野迫川村も実施。実施率は82・1%に上り、2010年12月(69・2%、27市町村)から増えた。

 未実施の自治体は大和郡山、天理、桜井、生駒各市と斑鳩、王寺、河合各町。その理由として「来庁者や職員の要望」「建物外の喫煙場所の確保が難しい」などを挙げた。ある自治体の担当者は「禁煙を推進したいが、年齢層が高い喫煙者の意見が反映しやすいため」と明かす。

 03年施行の健康増進法は、多くの人が利用する施設に受動喫煙防止対策の努力義務を定めている。厚労省は10年2月の健康局長通知で、「全面禁煙は極めて有効で、少なくとも官公庁や医療施設は全面禁煙が望ましい」としている。

 高橋裕子・奈良女子大教授(内科・予防医学)は「行政が率先して対策に取り組むべきで情けない結果。役場は妊婦や子供も訪れるのに、住民の健康を守る視点が欠落している。敷地内の全面禁煙は難しくても建物内はすぐにでも取り組めるので、1日も早い実現を望む」と話している。」」


世の中の流れは敷地内禁煙なのに,庁舎内禁煙すらできていないとは困ったものです.努力義務では限界があるようです.

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-08-21 03:27 | タバコ

8月25日,もがれた翼Part19 教育虐待 ~僕は、あなたのために勉強するんじゃない~

日 時 2012年8月25日 
昼の部:15時00分開演(14時30分開場)、夜の部:18時30分開演(18時00分開場)
場 所 豊島公会堂(東京都豊島区東池袋1-19-1) JR山手線池袋駅東口下車 徒歩約5分
入 場 各800名、入場無料、全席自由、予約不要


こどもたちと弁護士がつくるお芝居「もがれた翼」は,今年も,豊島公会堂で上演されます.
「もがつば」に出演する弁護士は,しっかり厳しいリハーサルを繰り返して本番にのぞんでいると聞いています.⇒動画

今回のテーマは,教育虐待です.東京弁護士会・子どもの人権と少年法に関する特別委員会のサイトによると,以下のとおりです。

「今回のお芝居では、そんな教育の名を借りた虐待の深刻さを皆さんと一緒に考えたいと思います。

親たちが、子どもたちを、そこまで追い詰めてしまう背景には何があるのでしょうか。
現在、学校自体が管理され、学校現場は生き残りをかけた過剰な競争を余儀なくされています。競争を制するための至上命題は学力向上。教職員もそれぞれ厳しく能力を評価され、競わされています。
他方で、教育予算削減のために、強力に公立学校の統廃合が推し進められている現実もあります。そのような中で、「遠くの学校や私立の学校には通わせられない。」そんな学校を選択する余力のない家庭の子どもたちにもしわ寄せが来ています。

教育は、誰のためのものなのか?子どもを真ん中にした教育とは、どのようなものなのか?

もがれた翼パート19「教育虐待」、皆さまとご一緒に考える機会となれば幸いです。」


谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-08-20 02:10 | 人権

オーストラリア連邦最高裁判所のタバコ箱の表示規制(ブランドロゴ禁止)合憲判決の反響

時事通信「たばこ規制「新段階に」=WHO事務局長」(2012年8月15日)は,次のとおり報じています.

「世界保健機関(WHO)のチャン事務局長は15日、オーストラリア連邦最高裁判所が同日、たばこのパッケージに商標などの表示を禁じた法律が合憲との判断を示したことを受け、「公衆衛生(政策)はたばこ規制に向け大胆で新しい世界に入った」と評価する声明を発表した。
 事務局長は大手たばこ会社による今回の法律無効の訴えは「業界の断末魔」と批判。規制強化に取り組まなければ、2030年までに世界で毎年800万人以上がたばこを原因として死亡するとした上で、他の国でも規制の「ドミノ現象」が起きることに期待感を示した。」


ロイター 「たばこのロゴ禁止した統一パッケージ、EUも検討」(2012年 08月 17日) は,「欧州委員会のアントニオ・グラビリ氏は、会見で「簡易パッケージの可能性を含む多くの事が話し合われている」とし、豪州と同様、健康被害を警告する画像の表示も選択肢だと明らかにした。」と伝えています.

喫煙が原因で2007年に亡くなった日本国内の死亡者数は,約12万9000人と推定されています(東京大学渋谷健司教授らの報告).
日本政府も,オーストラリアと同様の規制を検討すべきでしょう.

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-08-18 09:27 | タバコ

東大阪市の病院で肺気腫患者に誤って過剰な酸素を投与し一時意識不明に

東大阪市の医療法人清和会ながはら病院で,肺気腫の患者に誤って過剰な酸素を投与し一時意識不明の状態になった,とのことです.

MBS毎日放送「東大阪の病院で医療ミス 男性意識不明」(2012年8月17日)は,次のとおり報じています.

「東大阪市の病院で、肺気腫を患う70歳の男性患者に対して、担当医師が過剰な酸素の投与を行い、男性は一時、意識不明になっていたことが分かりました。

 関係者によりますと、東大阪市の「ながはら病院」で先月30日から肺気腫で入院していた70歳の男性患者に対し、担当医師が酸素投与を行った際、濃度を誤り、男性は一時、意識不明になったということです。

 「『何でこの量や、こんな量を入れるから酸素濃度によっての意識障害起きているのと違うのか』と言った。後で分かったのが(医師は)『知識が全くありません』と言いましたから、その時は、怖くて怖くて」(患者の家族)

 取材に対し、病院の関係者は酸素の濃度を誤ったことを認めています。

 男性の家族は容体の急変について、「当初は肺炎を起こしたなどと嘘の説明をされた」と主張しています。

 「ながはら病院」は「取材には応じられない」としています。」


在宅酸素療法でも,医師が指示した酸素吸入流量を守るように言われていますし,肺気腫患者が低酸素状態に慣れているので過剰な酸素を投与すると呼吸が止まり意識を失うことがあることはよく知られていますから,医師に知識が全くないということはふつうないと思います.

この病院の標榜科は,「外科,内科,整形外科,循環器内科,消化器内科,脳神経外科,泌尿器科,皮膚科,リハビリテーション科,放射線科,(人工透析),(訪問看護),(訪問リハビリ),(各種健康診断・人間ドック)」で,呼吸器内科がありません.肺気腫について全く知らない医師が担当したのかもしれませんが.

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-08-17 22:31 | 医療事故・医療裁判