弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

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箱根駅伝,中大,城西大が低体温と脱水で棄権

日刊スポーツ「中大、城西大が途中棄権/箱根駅伝」(2013年1月2日)は,次のとおり伝えています.

「5年ぶりに2校以上の途中棄権が出る過酷なレースとなった。08年の84回大会で神奈川大、大東文化大、東海大が経験して以来2度目の事態となった要因は、寒風。山上りの5区で低体温と脱水症状に苦しんだ。

 中大の野脇勇志(4年)は21・7キロ付近で足元がふらついて転倒。意識はあったが、ひざを強打したため、残り約1・5キロを走るのは危険と判断した。止めた浦田監督は「最終的には私が選手を選んだので責任がある。シード権を守ってきた先輩方に申し訳ない」と謝罪した。84年連続87回目出場で初の棄権となり、28年連続シードの記録も断たれた。

 城西大の浜本栄太(4年)も18・3キロ付近で前のめりになり、櫛部監督がレースを止めた。「目もうつろで、頭でも打ったらまずい」と判断を下した。その後、救急車で病院に搬送された。」


野脇勇志君と浜本栄太君の順調な回復を願います.精神的にも。

私の自宅は3区の近くなのですが,昨日は風が強く寒かったです.神奈川県内の最大瞬間風速は24.3メートルで,鎌倉では風にあおられて83歳男性が死亡し,横須賀では風で飛ばされた物で頭を打った65歳男性が軽傷を負いました.
2人の選手は,きっとこの寒風で奪われる熱量のほうが,運動で発生する熱量よりも大きくなって,身体の深部体温が下がり(低体温),電解質のナトリウムが下がって低ナトリウム(脱水)になったのでしょう.

低体温と脱水による棄権は今回がはじめてではありません.箱根駅伝は,4区以外は区間20㎞以上の過酷すぎるレースです.5区を二分するなど,再発防止対策の検討が必要ではないでしょうか.

谷直樹

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by medical-law | 2013-01-03 04:06 | 休暇・休日

小児と薬情報収集ネットワーク事業スタートへ

b0206085_18352876.jpg厚生労働省医薬食品局安全対策課は,2012年12月14日,「小児と薬情報収集ネットワーク事業」を、平成24年度より開始した,と発表し,同月27日に,第1回検討会を非公開で開催しました.

厚労省のサイトによると,背景・概要・目標は次のとおりです.

背景】
小児用医薬品は、安全性・有効性の評価が難しいこと、治験が難しいこと、採算性が乏しいことなどから、医療現場では小児用量が設定されていない医薬品を投与量を減らすなどして使用されている。ライフ・イノベーションの推進により新薬等の開発、供給が進むことが予想されるが、小児に対しても安全に医薬品等を投与できる環境を整えることは次世代育成支援の観点からも重要である。

【概要】
「小児と薬情報センター」を設置し、必要なデータベースの開発を行い、全国の小児医療機関等からなる小児医療機関ネットワークを活用して、副作用情報や投与量情報などを収集する体制を整備する。

【目標】
小児医療機関ネットワークを活用し、小児に対する医薬品の投与量、投与方法と副作用等の発現状況を収集するとともに、それらを分析、評価するデータベースを整備することにより、小児用医薬品の安全対策のさらなる向上を目指し、小児用医薬品の開発にも貢献する。 」



「小児と薬情報収集ネットワーク事業 小児と薬情報収集システム検討会」のメンバーは次のとおりです.

林邦彦氏 群馬大学大学院保健学研究科 教授
中川雅生氏 滋賀医科大学医学部付属病院臨床研究開発センター センター長
伊藤進氏 香川大学医学部小児科学 教授
林昌洋氏 国家公務員共済組合連合会虎の門病院 薬剤部長
松井陽氏 独立行政法人国立成育医療研究センター 病院長
松井健志氏 独立行政法人国立循環器病研究センター研究倫理研究室 室長
高松昭司氏 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 安全第二部長
西田朗氏 東京都立小児総合医療センター 院長
康井制洋氏 地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立こども医療センター 総長
福澤正洋氏 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪府立母子保健総合医療センター 総長



第1回検討会の模様はわかりませんが,NHK「国が子ども用の薬を情報収集へ」(2013年1月2日)は,次のとおり報じました.

国は、東京・世田谷区にある「国立成育医療研究センター」の中に「小児と薬情報センター」を設置し、全国の子どもの治療を行う専門病院から、子どもが使っている薬について情報収集して分析する事業を、ことしから本格的に始めることになりました。具体的には、子どもに対してどの薬をどれぐらいの量使ったか、そのときに、発熱や発疹などの副作用とみられる症状が出たかどうかなどについて情報を寄せてもらい、データベース化して関係者が閲覧できるようにするということです。
当面、子どもの感染症の薬について、比較的規模が大きい全国数か所の病院から情報収集し、順次、診療所などにもネットワークを広げていく方針です。そして、集まった情報を基に、薬の安全性を評価するほか、子どもの薬の開発にも役立てて、子どもが安全に薬を使える体制を目指すということです。」


小児の薬で医療事故,医療訴訟がおきていますので,この事業により小異の薬の安全性が確保されることを期待いたします.

谷直樹

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by medical-law | 2013-01-02 18:11 | 医療

謹賀新年~みなさまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます

b0206085_14553769.jpg謹賀新年.
謹んで新春の寿ぎを申し上げます.

昨年は『看護業務をめぐる法律相談』(編集/看護法務研究会 代表/荒井俊行弁護士,新日本法規出版)の増補1刷を共同執筆いたしました.増補2刷も近々出版されます.

昨年は,谷直樹法律事務所への医療過誤の御相談,御依頼が相変わらず多いため,他事務所の弁護士(プルミエ法律事務所の弁護士伊藤律子氏など)と共同で調査・訴訟にあたるようにもしました.
それでも,今年は,申し訳ございませんが,仕事の質を維持するために御依頼をお断りさせていただくこともふえるかもしれません.ご諒承いただきたくお願い申し上げます.

今年は,個々の事件活動のみならず,研究,講演等にも力をいれていきたいと思います.

みなさまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます.
本年もご支援ご指導のほど,よろしくお願い申し上げます.

谷直樹

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by medical-law | 2013-01-01 14:52 | 事務所