弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

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長野地裁平成26年1月30日判決、裁判官の個人的な事情からの感情的な発言で、国に3万円の慰謝料(報道)

琉球新報「裁判官暴言:「あなたのせいで左遷」に慰謝料 長野地裁」(2014年2月2日 )は、次のとおり報じました.

「民事訴訟の口頭弁論で担当裁判官に暴言を吐かれ、公平な裁判を受けられなかったとして、飯田市の男性が国と長野地裁、裁判官に約220万円の慰謝料などを求めた訴訟の判決で、地裁飯田支部(加藤員祥<かずよし>裁判官)は男性の訴訟活動を制限する感情的な発言があったと認め、国に慰謝料3万円の支払いを命じた。30日付。裁判自体は公平だったと判断し、地裁や裁判官への請求は退けた。
 判決によると、男性は2010~11年に飯田支部であった損害賠償訴訟の被告。11年8月の第6回口頭弁論で、担当の××××裁判官が、新たな主張を展開した男性に「今日、結審する予定だった」「あなたの審理が終わらないので、上司から怒られているんだ。私の左遷の話まで出ている」などと突然、顔を赤らめて怒り、男性に恐怖感を抱かせた。加藤裁判官は、××裁判官の個人的な事情を理由にした感情的な発言だったと違法性を認めた。一方で、××裁判官が発言後、男性の言い分を聞いたことなどから、裁判の公平が損なわれたとの主張は認めなかった。【横井信洋】」


裁判官は、裁判の進行が遅いと、上司から怒られ、左遷の話まででるのですね.
なお、この××裁判官は、現在、前橋地方裁判所に転任になっています.前橋地方裁判所ですから、左遷されたわけではないでしょう.


弁護士 谷直樹

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by medical-law | 2014-02-11 02:49 | 司法

「三次喫煙」は喫煙に匹敵するほど致死的

ScienceDaily 「Third-hand smoke just as deadly as first-hand smoke, study finds」(2014年1月30日)は、次のとおり報じました.

「Summary:
Do not smoke and do not allow yourself to be exposed to smoke because second-hand smoke and third-hand smoke are just as deadly as first-hand smoke, say scientists who conducted the first animal study of the effects of third-hand smoke.」


たばこの「三次喫煙」も有害であるという研究結果」は、次のとおり解説しています.

「あるAnonymous Coward 曰く、
たばこの「三次喫煙」は実際に喫煙するのに匹敵するほど有害であるという研究結果が出たそうだ(ScienceDaily)。
喫煙者の煙草や呼気に含まれる煙を他人が吸入する「受動喫煙」と一般的に呼ばれる状態が「二次喫煙」にあたるのに対し、「三次喫煙」とは煙が無くなった後にその空間の物体の表面などに残留した有害物質を吸入することだそうだ。三次喫煙の場合、有害物質が時間を経てさらに有毒性を増すことが危惧されているという。 今回カリフォルニア大学リバーサイド校が行ったマウスを使った実験で三次喫煙が肺および肝臓にダメージを与えるだけでなく、そのマウスの傷は喫煙者同様治癒状態が悪く時間がかかり、更に行動面において多動の様子を呈することが分かったとのこと。また、肥満でなくとも2型糖尿病を引き起こすことも最近分かってきたという。なお、三次喫煙で動物を用いた実験が行われたのは今回が初めてとのことだ。

三次喫煙は喫煙者の配偶者や子供、また喫煙環境のある職場で働く者などに深刻な影響があるとされている。家庭においてその有害物質は子供部屋の家具や壁などの表面そして塵や埃にて確認されており、このような環境で育つ子供は二次喫煙および三次喫煙による短・長期的健康被害を受けるとのこと。実際喫煙者と暮らす子供はそうでない子供よりも学校の欠席率が4割高いことが分かっているという。

研究者らはこのような研究が三次喫煙の将来的な健康リスクを明らかにし、有害物質への暴露や三次喫煙による健康被害に対する政策決定に役立つと考えているとのことだ。」


弁護士 谷直樹

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by medical-law | 2014-02-11 02:22 | タバコ

2014年3月15日、札幌で、水口真寿美氏がディオバン問題の背景を講演、

薬害オンブズパースン会議のサイトに、薬害オンブズパースンタイアップ札幌総会記念講演の案内が掲載されています.


「歪められる医薬品評価 ~臨床試験をめぐる不正問題が提起した課題~」

講師:水口真寿美氏 (薬害オンブズパースン会議事務局長、弁護士)

日時:2014年3月15日(土) 14:30~

場所:佐藤水産文化ホール(札幌市中央区北4条西3丁目 交洋ビル3階
    〈札幌駅南口駅前〉)

参加費:500円


弁護士 谷直樹

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by medical-law | 2014-02-11 02:04 | 医療

訃報,渥美東洋先生

中央大学名誉教授の渥美東洋先生が,2014年1月30日午後3時,虚血性心不全のため東京都内の病院で逝去しました.79歳でした.
一部のネットでは2月1日に流れていましたが,新聞各紙は昨日訃報を流しました.

渥美東洋先生の刑訴法は,英米法系で,言葉自体が別物でしたが,影響を受けた法曹は少なくありません.往年の中大には,渥美刑訴に魅せられた学生が多数いました,天才渥美先生の伝説は,先輩から後輩へ語り継がれていました.

別れと言えば 昔より この人の世の 常なるを
流るる水を 眺むれば 夢はずかしき 涙かな
(惜別の歌2番)

ご冥福をお祈り申し上げます.


弁護士 谷直樹

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by medical-law | 2014-02-07 02:29

佐村河内氏の代理人弁護士の会見に思うこと

スポ日「佐村河内氏の代理人が反論「耳が聞こえないのは本当」」(2014年2月6日)は,次のとおり報じています.

「聴力を失った作曲家で「現代のベートーベン」と呼ばれる佐村河内守(さむらごうち・まもる)氏(50)が実際は曲作りをしていなかった問題で、佐村河内氏の代理人を務めるA弁護士が6日、横浜市内で報道陣の取材に応じた。

これに先立ち、佐村河内氏のゴーストライターを務めていたと公表した桐朋学園大非常勤講師の新垣隆氏(43)が都内のホテルで謝罪会見。新垣氏が「私の感覚では耳が聞こえないと感じたことは一度もありません」と、佐村河内氏は耳が聞こえていたとする発言をしたことについて、代理人は「ご本人が耳が聞こえないのは本当だろうと思っています」と反論。

障害者手帳(聴覚障害2級)に関しても「私たちも(手帳を持っていることを)確認しています。彼の場合は唇の動きが非常にゆっくりしているので、彼との間では会話は手話なんかは使わなくても成り立つ」と“疑惑”を否定した。」


佐村河内氏の代理人として横浜弁護士会のA先生が会見したのは,私には意外でした。
A先生は,ロックが好きな広島被爆2世で,平和問題,憲法問題に取り組んでいるいわゆる「人権派弁護士」です.私は,性格が異なり,親しくはありませんでしたが,数十年前の受験時代に一緒のゼミで勉強させていただいたことがあります.

ところで,A先生の同期の弁護士北村晴男氏がボクシングの亀田側の代理人となったことについて,A先生は,ブログに次のとおり書いています.

「亀田サイドの言い分や、諸々の裏事情があると思うのだが、それにしても、北村弁護士には、亀田サイドの代理人なんかにはなってほしくなかった。
北村弁護士だって、彼らがやってきたことの胡散臭さ、危うさを知らないはずはないだろう。
だから、正直、とっても残念に思うのだ。
我々弁護士は、事件の筋も大事だが、依頼者の筋も大事にしなくてはならないというのが、僕がいつも肝に命じていることだが、あらためて、そんなことを考えさせられた一件でもあるのだ。」


報道を読む限り本件もなかなかの事件ですが,筋を大事にするA先生ですから,単純に広島被爆2世つながりで引き受けたわけではないでしょう.
もちろん,現時点では,真実は未だよく分かりませんので軽々に論評することはできませんが,タレントがキャラを作るのとはちがい,もし作曲家がゴーストライターを使い聴覚障害を装っていたとしたら,大変なことです.

ただ,一つ言えることは,作曲者が誰であろうと,作曲の過程がどのようなものであろうと,曲の価値自体に変わりはありません.
曲自体が,この件で貶められることのないことを,権利関係が解決されて再び曲が聴けるようになることを望みます.

【追記】

NHK「佐村河内氏「3年くらい前から少し聞こえるように」(2014年2月12日)は,次のとおり報じました.

「佐村河内氏「3年くらい前から少し聞こえるように

耳が聞こえない障害を乗り越えて作曲活動をしているとしてきた佐村河内守氏が、実際は別の人物に作曲を依頼していた問題で、12日未明、本人が、実は3年くらい前から少し耳が聞こえるようになっていたなどと説明した直筆の文書を公表しました。
近く公の場で謝罪するということです。

この問題は、15年ほど前から両耳が全く聞こえない障害を乗り越えて作曲活動をしているとしてきた佐村河内守氏が、実際には別の作曲家に曲を作ってもらい、自分の作品として発表していたものです。
12日未明、代理人の弁護士を通じて公表された直筆の文書は「お詫び」と題して8枚余り、この中で聴覚障害について、「障害者手帳を持っていることは間違いありません」としつつも、「3年前くらいから、耳元で、はっきり、ゆっくりしゃべってもらうと、こもってゆがむ感じはありますが、ことばが聞き取れるときもあるまでに回復していました」と告白し、今も全く耳が聞こえないというこれまでの話はうそだったと説明しました。
また、これまでの行為については、「私がやってきたことは売名行為とみられてもしかたのないことです。私自身、そういう気持ちが一方にあったことは間違いありません」と説明し、「本当に多くの人たちを裏切り、傷つけてしまったことを、心から深くお詫びいたします」と謝罪のことばをつづっています。
そのうえで、「近い内に必ず公の場で謝罪をさせていただきます」としています。
弁護士によりますと、聴覚障害の件については、今後、専門の医師の検査や行政機関などからの調査に本人が応じる考えを示しているということです。

回復する可能性は低いのではないか

代理人の弁護士は、今月4日に佐村河内氏に初めて会ったとき、「全然聞こえない」と説明を受けていたものの、今月7日になって、実は聴力が回復していると打ち明けられたとしています。
そのうえで、最も聴覚障害が重い2級と診断された人の聴力が回復する可能性について、弁護士が耳鼻科の専門の医師に見解を聞いたところ、「限定的とはいえ、ことばが聞き分けられるまで回復する可能性は低いのではないか。例えば、原因が精神的なショックによるものであれば、そういう可能性もあるかもしれない」という主旨の説明を受けたということです。」


朝日新聞「佐村河内守さんの謝罪文(全文)」(2014年2月12日)は,以下のとおりです.

「お詫び

今まで私の起こしたことについて深く謝罪したいと思いペンをとりました。
そして、すぐに説明が出来なくて申し訳ありませんでした。
弁護士さんにも本当のことが言えなくて、決断するのに時間がかかってしまったのです。
また、私のせいで、多くの方々に大変な迷惑をかけてしまったことも心からお詫びしたいと思っています。

私のCDを買った方々、応援して下さった方々、音楽関係の方々、私の噓によって番組を作った方々、本やインタビュー記事を出して下さった方々、大切な本番の直前に騒動に巻き込んでしまった高橋大輔選手、被爆者の人たち、被災者の人たち、障害者の人たち、広島市の関係者、友人、家族等、本当に多くの人たちを裏切り、傷つけてしまったことを、心から深くお詫びいたします。

私がついた噓は、新垣さんのことだけではありません。

もちろん、新垣さんとの関係については、新垣さんが話しておられるとおりです。他にも、私の音楽経歴についても、大体新垣さんが話されたとおりです。
今は、自分を偽って生きて来たことを深く恥じています。
そして、私の要求に18年もの間応じて来たことから、人生が狂ってしまった新垣さんに対しても、お詫びしたいと思います。

ただ、耳のことについては、新垣さんが、出会った初めころから聞こえていたはずだと言われていることは事実とちがいます。
耳が聞こえなくなって手話サークルに参加して、それから聴覚障害2級で手帳をもっていることはまちがいありません。
そして、耳が聞こえなくて、ひどい耳鳴りに悩まされ続けていたことは本当です。

しかし耳のことでは、最初弁護士さんにも正直にお話しできなかったので、そのことについて説明します。
実は最近になって、前よりは、少し耳が聞こえるようになっています。
三年前くらいから、耳元で、はっきり、ゆっくりしゃべってもらうと、こもってゆがむ感じはありますが言葉が聞き取れる時もあるまでに回復していました。但し、それはかなり体調に左右されるので、体調が悪い時は耳元ではっきりゆっくり話してもらっても聞き取れないこともあります。しかし2月4日に初めて弁護士さんに会った時は、今も全く聞こえないと言ってしまいました。

私としては、新垣さんに作曲してもらったことがバレることによって起きることで頭がいっぱいで、耳のことも聞かれたのですが、怖くて本当のことを言えませんでした。音楽的経歴のこともそうですが、他の噓のことを話すと、引き受けてもらえないと思ったのです。

もう、週刊文春が出る直前でしたから、すがる思いで相談していました。
新垣さんの会見自体は見ていませんでしたが、知人からも、耳のことが問題になっていると聞き、本当のことを言わなくてはと思い、2月7日に少し聞こえるようになっていると話しました。
ただ、この時は、人の言葉は聞き分けられないと説明したのですが、色々な情報が出ていると聞き、もうこれ以上は噓はつけないと思い、2月9日になって、耳のそばではっきり話してもらえば人の言葉も聞き分けられる時があることを告白しました。そうすると、弁護士さんからは、最初から聞こえていたのではないかとも質問されましたが、それだけはちがいます。

全然聞こえなくなって聴覚障害の認定を受けていたことと、3年前くらいまでは、聞こえていなかったことは、真実です。

もうこれ以上、噓に噓を重ねるのはやめると決めました。
ですので、今日は、ここに書いていることは、天地神明に誓って真実です。
耳のことについては、専門家によるきちんとした検査を受けてもいいです。その結果二級ではないと判定されたのなら手帳は必ずお返しいたします。

それと、いくつかご説明もさせて下さい。
もちろん、すべて真実をお話すると決めたので、この後に書くことに噓はありません。

まず、私と新垣さんとの関係は二人きりの秘密でした。
この噓がバレてしまうと、身の破滅になると恐れていたので、妻にも誰にも話していません。
妻も新垣さんのことは知っていますが、現代音楽の専門家なので作曲の仕方などを教えてもらっているとしか説明していませんでした。

また新垣さんへの指示書を書いたのは私です。
お義母さんに妻の筆跡だと言われていると聞いて驚きましたが、誤解です。
何かの一部を妻に書いてもらったことはあるかもしれませんが、そのくらいです。
私の実家にピアノがあったのは引っ越す前のことだったので、お義母さんの知らない時期のことです。
もちろん、お義母さんの言われるとおり、私のせいで、妻にも辛い思いをさせています。
妻が望むなら、離婚してもいいと思っています。
そのことは妻の判断に任せます。

それと私が被爆二世であることも真実です。
私の両親は共に広島で被爆しています。
二人とも被爆者手帳を持っておりますし、弁護士さんにも、写真で確認してもらっています。

私がやってきたことは売名行為と見られても仕方のないことです。
私自身、そういう気持ちが一方にあったことはまちがいありません。
しかし、ある時期からは被爆者や震災の被災者の人たち、障害を持った人たちの助けになればという気持ちもまちがいなくありました。
もちろん、今となってはそのような事を言っても信じてもらえないかもしれませんが、心の中には、いくつもの思いがあったことも確かなのです。

しかし、私の気持ちを信じてくださった方々に、もっと大きなショックを与えてしまったことになります。
本当に取り返しのつかないことをしてしまったと思っています。

もう一つ、弁護士さんにはじめにお願いしたことなのですが、私が新垣さんに作ってもらった楽曲は、私のことさえなければ、きっと後世に残るはずのものですし、今はこの楽曲が生かされ、少しでも周りの方々の被害が少なくなるようにしてもらいたいと思います。

最後になりますが、やっと気持ちが整理できましたので、近い内に必ず公の場で謝罪をさせていただきます。
本当に申し訳ありませんでした。

平成二六年 二月十一日
佐村河内 守」


弁護士は,一般的に,経験則として依頼者が代理人弁護士に述べることが常に真実とは限らないことを知っています.
6日の会見を行う前に,佐村河内氏に状況を説明し聴力の点についてしっかり確認すべきではなかったか,と思います.
このような展開では,3年前から聴力が回復したという今回の説明も虚偽ではないか,と受け取られてしまうでしょう.

【再追記】

デイリースポーツ「佐村河内氏弁護士 聴力確認不足を謝罪」(2014年2月12日)は,次のとおり報じました.

 「佐村河内守氏の代理人を務めるA、B両弁護士が12日、佐村河内氏の謝罪文とともに、「受任当初からの経緯」を説明する文書をマスコミ各社にファクスで送った。

 それによると、両弁護士は2月4日に初めて佐村河内氏と会い、「新垣隆氏に楽曲の依頼を行っていたこと」「にもかかわらず、テレビやインタビュー等で自身が作曲しているように振る舞って名声を得るようになっていたこと」が事実であり、謝罪したいという意思を確認した。

 その際、佐村河内氏から「週刊文春の記事が翌日にはマスコミ関係者に出回るので、その前に、弁護士名で記者発表を行ってほしい」「この発表によって、レコード会社や出版会社、ツアー企画会社などの関係者に大きな被害が及ぶので、そういった被害が出来るだけ拡大しないようにしてあげてほしい」との要望が出たという。

さらに佐村河内氏は「直前に迫ったフィギュアの高橋大輔選手の演技にまで悪影響が及ぶ可能性があるので、それだけは何とか防いでほしい」とも要望した。

 そして佐村河内氏の聴力については「若いころに聴覚障害となり、今も全然聴こえない」との説明があり、手話通訳も「長くお付き合いがあるが、不自然なことはなく、聴こえていないと思います」と言葉を添えたという。

 6日の新垣氏の会見の直後、A弁護士が報道陣に対して「医学的に見てどうかということがわからないので確実なことはいえない」としながら、「障害者手帳の存在や、通訳の方の説明、当職らの印象などをもとに『耳が聴こえないのは本当だろうと思う』という趣旨の説明をしておりましたことは、結果としては誤っており、当職らの確認不足でした」と謝罪した。

その後、佐村河内氏に問いただしたところ、「3年前くらいから、聴力が回復して来ており、耳元で、はっきりゆっくり話してもらえればこもって歪んだ感じではあり、体調にもよるけれど、言葉が聴き分けられる時がある」と告白し始めたという。

 これに対して両弁護士は耳鼻科の専門医に見解を聞いたところ「器質的な原因で聴力が2級相当まで失われているのであれば、それが限定的とはいえ、言葉が聴き分けられるまで回復する可能性は低いのではないか。たとえば、原因が精神的なショックによるものであれば、そういったこともあるかもしれない」との説明を受けた。

 これを元に、両弁護士はさらに佐村河内氏との面談を行ってきたがその後、本人の説明に変化はなく「本人は、今後、専門医の診断、検査を受けてもいいということですので、現在、当職らにおいて、中立な立場で診断、検査を行っていただける専門医をあたっております」と、聴力に関してはなお事実の究明に努めている。

 また両弁護士は、経過説明の中で他の問題についても触れた。

 「被爆二世であるか否かについては、ご両親の被爆手帳を確認したので、その点は間違いありません」

 「佐村河内氏の妻が新垣氏との関係を承知していたかどうかについては、本人が謝罪文の中でも触れているように、そのような事実はないとのことです」

 「『新垣氏への指示書が本人の筆跡ではなく、妻の筆跡である』との指摘がありますが、当職らがその場で打ち合わせ中に筆跡を確認したところ、少なくとも『交響曲第1番』の指示書の筆跡は、本人の筆跡に似ておりますので、何かの誤解ではないかと考えております」

 そして謝罪文の公表が遅れたことについては「聴力の問題、音楽的な経歴の詐称の問題、さらには本人が被爆二世であるか等、当初、当職らにおいて把握していなかった、別の問題についての疑問点が次々と指摘されるようになったので」予定されていた謝罪文の公表を延期、本人からの事情聴取を重ねてきたという。

 佐村河内氏が「ようやく気持ちの整理がついたということで、近々、公の場で謝罪したいという決意を固めております」として、目下、具体的な日程や場所を煮詰めているという。」


【再々追記】

日刊スポーツ「佐村河内氏の代理人が辞任「意見の違い」」(2014年 2月15日)は,つぎのとおり報じました.

「ゴーストライター問題の渦中にあり、現在の全聾(ろう)状態もウソと告白した作曲家佐村河内守氏(50)の代理人を務めていたA弁護士らが15日、代理人を辞任したと明らかにした。

 A弁護士は辞任の理由について、佐村河内氏や関係者と「今後の方針に関し、意見の違いが生じたため」としている。

 佐村河内氏は今月12日未明、8枚の便箋につづった謝罪文を報道各社にA弁護士ら代理人を通じて送付。3年ほど前から耳の状態が回復し、(全く聞こえない)全聾の状態ではなくなったことなどを告白していた。これを受け、同日午後には、代理人名弁護士が経緯説明文書を発表。その中では、佐村河内氏と今月4日に初対面した当初、現在も「全聾(ろう)」と説明を受けていたが、7日になって、「少しずつ聴力が回復している」と変わったことを明かしていた。

 佐村河内氏の聴力に関しては、6日、作品を代作していたことで桐朋学園大の新垣(にいがき)隆講師(43)が記者会見で発表した際に「初めて会った時から耳が聞こえないと感じたことは1度もない」と証言した。しかし、同日夜にはA弁護士が、佐村河内氏から聴覚障害2級の障害者手帳を見せられたことなどを根拠に「耳が聞こえないというのは本当だと思う」と反論していた。

 このことに関しても、A弁護士らは、経過説明書で「結果としては誤っており、当職らの確認不足でした」と謝罪。その上で、佐村河内氏の聴力状態を正確に知るべく、中立な立場から診断、検査できる専門医を探していることも示していた。」


朝日新聞「佐村河内氏の代理人が辞任 別人作曲問題」(2014年2月15日)は,次のとおり報じました.

「 「全聾(ろう)の作曲家」と呼ばれ、別人による代作が問題になっている佐村河内守さん(50)の代理人を務めていた弁護士2人が「代理人を辞任した」と15日、報道機関あてのファクスで公表した。佐村河内さんのCDを出していた日本コロムビアにも連絡が入った。辞任の理由について弁護士は「守秘義務の問題があり、お答えできません」としている。

 辞任したのは、A、Bの両弁護士。これまでの両弁護士の説明では、今月4日、佐村河内さんからの依頼を受け、初めて面会し、「自作と偽り他人に楽曲制作を頼んでいた」とする内容の説明を受けた。その際、聴力について「今も全然聞こえない」との説明があったという。これを受けて、翌5日未明に代作の事実を報道機関に公表した。

 ところが、実際の作曲者である新垣隆さんが6日の記者会見で、「初めて彼と会った時から、耳が聞こえないということを感じたことは一度もありません」と発言。すると、翌日には佐村河内さんが弁護士に「実は3年前くらいから少しずつ聴力が回復している」と説明を変えたという。

 佐村河内さんは12日未明、両弁護士を通じて便箋(びんせん)8枚からなる直筆の謝罪文を公表。一連の虚偽説明についておわびすると同時に、近く公の場での謝罪と、専門医師による聴力の再検査を受ける意向を示していた。

 両弁護士が報道各社に送った文面は以下の通り。

     ◇

 当職らは、都合により、佐村河内守氏の代理人を辞任いたしました。

 その具体的な経緯、理由につきましては、弁護士としての守秘義務の問題があり、お答えできませんので、あしからずご了承ください。

 以上のとおりですので、どうかよろしくお願い申し上げます。」


弁護士職務基本規程第43条は,「弁護士は受任した事件について依頼者との間に信頼関係が失われかつ、その回復が困難なときは、その旨を説明し、辞任その他の事案に応じた適切な措置をとらなければならない。」と定めています.
代理人辞任は正しい選択だと思います.


弁護士 谷直樹

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by medical-law | 2014-02-07 00:45 | コンプライアンス

CVS、全米店舗でのたばこ販売を10月までに取り止め

WSJ「CVS、全米店舗でのたばこ販売を10月までに取り止め」(2014年2月6日)は,次のとおり報じました.

「米2位のドラッグストアチェーン、CVSケアマークは5日、全米の店舗で10月までに全てのたばこ製品の販売を中止すると発表した。健康サービスを提供する会社として、たばこ販売はふさわしくないと判断した結果としている。

初期治療医の不足が予想される中、ドラッグストア各社は、単に薬を販売するだけでなく、新たに健康保険に加入した人も含め米国人に基本的な健康サービスを総合的に提供することを目指している。こうした流れを反映したCVSの今回の決断は、同社に取って大胆かつ高くつくものだ。

一方、1000億ドル(約10兆円)市場であるたばこ業界は、販売不振や増税、拡大する禁煙区域と健康被害キャンペーンの新たな高まりに対峙しており、今回の動きは一段の打撃となる。

CVSは今回の決定による今年の減収額について、たばことその関連製品を合わせ約20億ドルに上ると推定している。これは1株あたり0.06〜0.09ドルの減収で、来年からは同0.17ドルとなる計算だ。CVSは年間売上高が1230億ドルを上回り、14年は1株当たり4.36〜4.50ドルの利益を予想している。

ただ、CVSは今回のたばこ販売中止戦略によって、病院や保険会社、医師グループなどとのさまざまな提携関係を構築する上で、同業他社に差を付けられると信じている。処方薬の歴史的な売り上げ減少が続く中で新たな企業像を模索するCVSやウォルグリーンなどのドラッグストアチェーンにとって、こうした提携は極めて重要だ。

CVSは、店舗内にクリニックを開設すれば、将来的には薬剤師の薬販売時のアドバイスとともに、待ち時間が長くなりがちな既存診療所の代わりになりうると期待している。CVS最高経営責任者(CEO)のラリー・マーロ氏はインタビューで、この戦略では店舗カウンターの後ろの棚にたばこや葉巻、噛みたばこ製品が陳列されているのは矛盾する、と説明した。

マーロ氏(58)はもともと薬剤師で2011年にCEOに就任したが、「ヘルスケアを提供する会社にたばこの存在余地はない」とし、「CVSが単なるドラッグストアからヘルスケア会社へ変貌を遂げようとしている中で、これは時宜にかなった正しい決断だ」と述べた。

 今回のCVSの決断は、同業のウォルグリーン、ライトエイド のみならず、小売りチェーン大手ウォルマートにも、同様な措置を迫る圧力となることが予想される。各社とも、より良い健康管理の提供を宣伝して顧客をつかもうとしているためだ。

 また、オバマ大統領も今回のCVSの決定について「影響力の強い前例となる」と指摘、「ガンや心臓疾患などのたばこ関連の病死を減らす現政権の試みを前進させるもので、医療費の節減にもつながる」と称賛した。」


タバコ販売を止めることで,企業イメージがアップし,顧客をつかむことが出来るでしょう.
日本の企業も,タバコの自動販売機を撤去したり,コンビニでのタバコ販売を中止することを考えてもよいと思います.

弁護士 谷直樹

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by medical-law | 2014-02-06 21:17 | タバコ

京都民医連中央病院,エスラックス静注1バイアルを紛失

京都民医連中央病院のサイトに,2014年2月5日,「手術室でのエスラックス静注50mg/5.0mL(非脱分極性麻酔用筋弛緩剤)1バイアルの紛失について」が掲載されました.

「平成26年2月1日(土)午前8時45分頃、手術室主任が手術室内に保管しているエスラックス静注50㎎/5.0mL(非脱分極性麻酔用筋弛緩剤)の本数を確認したところ、定数より1バイアル不足していることが判明しました。

直ちに院内調査を開始し、該当薬の使用量・在庫量の突合、帳簿類の確認、関係職員29人への聴取等を実施しました。調査の結果、平成26年1月29日(水)9時30分から18時の間に、エスラックス静注50mg/5.0mL(非脱分極性麻酔用筋弛緩剤)1バイアルが不明となっていたことが判明しました。

現時点での調査結果からは、誤って破棄した可能性が高いと考えておりますが、盗難の可能性も完全には否定できないことから、平成26年2月2日(日)午後4時に中京警察署に遺失届を提出いたしました。また平成26年2月3日(月)午前10時に中京保健センターに報告をいたしました。同日に中京警察署と京都市の立ち入り調査を受けました。実行している改善策について確認していただきました。

今回の事案は、毒薬の紛失という重大事態であると認識しており、警察及び行政の捜査及び調査に全面的に協力し、引き続き原因究明をすすめております。また、あらためて当院の薬剤管理のあり方について点検をすすめ、不十分な点についての改善を図り、再発防止に努める所存です。」


エスラックスは,毒薬で,厳重な管理が求められています.
過去にも同種の紛失事故が報道されています.

◆ 過去の報道事例

佐賀大学医学部付属病院で平成22年12月(但し公表は平成23年6月)に1本
独立行政法人国立病院機構名古屋医療センターで平成23年1月に10本
独立行政法人国立病院機構千葉医療センターで平成23年9月に1本
愛知厚生連海南病院で平成23年9月に1本
有田市立病院で平成23年9月に10本
浜松医療センターで平成23年9月に1本
NTT東日本札幌病院で平成23年12月に2本
社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院で平成23年12月に3本
市立室蘭総合病院で平成24年3月に1本
地方独立行政法人福岡市立病院機構福岡市立こども病院・感染症センターで平成24年7月に1本
公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院で平成24年7月に5本
熊本大学医学部附属病院で平成24年7月に1本
公立南丹病院で平成24年10月に1本
尾道市公立みつぎ総合病院で平成24年10月に4本
社会医療法人将道会総合南東北病院で平成24年11月に2本
伊賀市立上野総合市民病院で平成25年3月に10本
広島大学病院で平成25年4月に5本
独立行政法人国立成育医療研究センターで平成25年4月に4本
半田市立半田病院で平成25年5月に10本
東京都保健医療公社豊島病院で平成25年6月に3本
奈良市立奈良病院で平成25年6月に1本
長野県厚生農業協同組合連合会佐久総合病院で平成25年10月に1本
京都民医連中央病院平成26年1月に1本


弁護士 谷直樹

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by medical-law | 2014-02-06 20:51 | 医療事故・医療裁判

村上春樹氏の「ドライブ・マイ・カー」に中頓別町町議が質問状

北海道新聞「村上春樹氏の小説「事実でない」 北海道・中頓別町議が「たばこポイ捨て」で質問状」(2014年2月5日)は,次のとおり報じました.

「月刊誌「文芸春秋」が昨年12月号に掲載した作家村上春樹氏の短編小説「ドライブ・マイ・カー」に、宗谷管内中頓別町ではたばこのポイ捨てを「普通にやっていることなのだろう」という記述があり、同町の町議有志が「町民には屈辱的だ」などとして文芸春秋に質問状を送ることを決めた。

 小説は、主人公の俳優が同町出身の24歳の女性を専属運転手として雇う内容。女性が火の付いたたばこを車の窓から投げ捨てる場面で、主人公の感想として「たぶん中頓別町ではみんなが普通にやっていることなのだろう」と記されている。

 この記述に宮崎泰宗(やすひろ)町議(30)らが反発。質問状で、町の9割を森林が占める中頓別では山火事防止や環境美化の意識が高く、たばこのポイ捨てが少ない現状を説明。町名を載せた理由をただし、「実在の町名を使うなら、住民の暮らしぶりや環境整備の取り組みを取材していただきたかった」と要望した。

 2月中の回答を求め、7日までに内容証明郵便で発送する。」


村上春樹氏の小説「ドライブ・マイ・カー」に,中頓別町出身の運転手渡利みさきが,タバコを窓から捨てた際,(渡利みさきが中頓別町町について一年の半分近く道路は凍結していますと述べたことから)俳優が「たぶん中頓別町ではみんなが普通にやっていることなのだろう」という感想をもった,という趣旨の描写があります.
これについて,中頓別の町議が問題にしたわけです.
中頓別町でタバコポイ捨てがみんなが普通にやっっていることというのは,作中の俳優の感想にすぎません.
この町議の対応はいかがなものでしょうか.

北海道新聞「村上春樹氏「ポイ捨て」修正 北海道・中頓別の有志が納得 「町に足運んで」と返信」(2014年2月19日) は、次のとおり報じました.

「【中頓別】月刊誌「文芸春秋」が昨年12月号に載せた村上春樹氏の短編小説「ドライブ・マイ・カー」の中の、宗谷管内中頓別町ではたばこのポイ捨てを「普通にやっていることなのだろう」とした記述に同町の町議有志が反発し、文芸春秋に質問状を送った件で、同社から回答書が届いた。有志はこれに納得し18日、「回答書のお礼」と題した文書を同社に送り、決着した。

 村上氏は既に7日、この件を「心苦しく、残念」とし、単行本収録の際は「町名を変える」などとする見解を発表。10日付の同社からの回答書は、この見解全文を記した上で「付け加えることはありません」とした。

 これに対し、町議有志は、回答に感謝し「(村上氏に)迅速かつ誠意あるご対応をいただいた」「(中頓別に)足を運んでいただけたら幸いです」などとする文書を発送した。」



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by medical-law | 2014-02-06 08:26

西海市国保平島診療所の投薬ミスで示談成立(報道)

毎日新聞「投薬ミス:平島診療所患者に 西海市が示談金 /長崎」(2014年2月5日)は,次のとおり報じました.

「西海市は4日、平島診療所(同市崎戸町)で昨年9月、患者(80代女性)に渡す薬の量を通常の2倍にするミスがあったことを議会に報告した。患者に健康被害はなかったが、市は患者側に慰謝料など23万円を支払うことで示談した。」


本件は,投薬量を間違えたが健康被害はないというケースでの示談です.
医療過誤は,(1)「過失(注意義務違反)」と(2)「損害」と(3)「過失(注意義務違反)と損害との間の因果関係」の3要件が認められることが必要です.
ただし,「過失(注意義務違反)」だけでも,期待されたあるべき医療が受けられなかったことを損害として若干の賠償はなされるべき場合があります.
健康被害が生じない投薬ミスの事例で23万円の示談が成立したことは,同様に事案での示談において参考となるでしょう.



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by medical-law | 2014-02-05 23:40 | 医療事故・医療裁判

湘南藤沢徳洲会病院で個人情報の入ったUSBメモリー紛失

NHK「湘南藤沢徳洲会病院で個人情報紛失」(2014年2月4日)は,次のとおり報じました.

「神奈川県藤沢市にある湘南藤沢徳洲会病院で、患者の名前や病名などおよそ1200人の個人情報が入ったUSBメモリーを、病院の薬剤師が紛失していたことが分かり、病院は患者全員に謝罪の手紙を送りました。

湘南藤沢徳洲会病院によりますと、紛失したのは、新薬の開発の際に安全性などを確かめるために行う臨床試験に備えて記録していた、1191人分の患者の名前や病名などの個人情報が入ったUSBメモリーです。
USBメモリーはパソコン本体が故障した場合に備えて保存用に使用されていて、先月23日に40代の女性の薬剤師が、うまく作動しなかったUSBメモリーを交換しようと、服のポケットに入れ、院内にある物品を管理する部署に出向いて、自分の部屋に戻る際に、なくしてしまったということです。
これまでのところ、個人情報が悪用されたという報告はないということです。
これを受けて病院は今月1日、患者1191人に対し謝罪の手紙を送りました。
湘南藤沢徳洲会病院の亀井徹正院長は、「今後は管理体制を見直すとともに、職員の教育を徹底し、再発防止に努めていきたい」と話しています。」



電磁データの紛失が報じられ続けていますが,紛失事故はいっこうに無くなりません.
他院の紛失事故が報じられた機会に,自院は大丈夫か管理体制を確認したほうがよいのではないでしょうか.

◆ 2011年6月以降報じられた病院での個人電磁情報の紛失事故は以下のとおりです.

2011年 6月
慶應義塾大学病院スポーツ医学総合センター
北海道大学病院

2011年7月
医療法人 柏堤会(財団) 戸塚共立第1病院
藤田保健衛生大学病院
昭和大学歯科病院

2011年8月
筑波メディカルセンター病院

2011年9月
千葉県精神科医療センター
鹿児島大学病院

2011年10月
JA茨城県厚生連茨城西南医療センター病院
独立行政法人国立病院機構三重中央医療センター
独立行政法人労働者健康福祉機構関東労災病院
大和市立病院

2011年11月
独立行政法人国立病院機構金沢医療センター

2012年1月
医療法人聖愛会
独立行政法人国立病院機構千葉医療センター
独立行政法人国立病院機構宇多野病院
東京女子医科大学附属八千代医療センター

2012年2月
京都府立洛南病院(ただし一時紛失)
岡山大学病院
藤沢市民病院
長崎大学病院

2012年3月
日本赤十字社医療センター
国立大学法人高知大学医学部

2012年4月
ごう在宅クリニック(札幌)
静岡県立病院機構静岡県立総合病院
広島大学病院
福岡大学病院

2012年5月
福岡大学病院

2012年6月
日本大学医学部附属板橋病院

2012年7月
日本大学歯学部付属歯科病院

2012年8月
名古屋大学医学部附属病院
順天堂大学医学部附属順天堂医院
愛知県厚生農業協同組合連合会江南厚生病院

2012年9月
沖縄県立中部病院
福岡歯科大学医科歯科総合病院
大阪リハビリテーション病院

2012年10月
医療法人社団恵仁会セントマーガレット病院
東京医科大学病院
昭和大学病院附属東病院
浜松医科大学医学部付属病院,浜松医療センター

2012年11月
九州大学病院
東京慈恵会医科大学附属柏病院

2013年2月
札幌医科大学附属病院

2013年3月
東京医科歯科大学歯学部附属病院

2013年4月
昭和大学歯科病院

2013年5月
市立岸和田市民病院

2013年7月
順天堂大学医学部附属順天堂医院
東京女子医科大学病院
一般財団法人神奈川県警友会けいゆう病院
埼玉県立がんセンター

2013年8月
さいたまほのかクリニック

2013年9月
新潟県立六日町病院
公益財団法人東京都保健医療公社荏原病院

2013年10月
産業医科大学若松病院

2013年12月
筑波大学附属病院
岐阜大学医学部附属病院(その後発見)
JR東京総合病院

2014年1月
医療法人鉄蕉会亀田総合病院(その後発見)
兵庫医科大学附属病院
湘南藤沢徳洲会病院


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by medical-law | 2014-02-05 23:22 | コンプライアンス