弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

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米国最高裁,5対3で人工妊娠中絶を行う医院医師に規制を設けるテキサス州法を無効と判決

ブルームバーグ「米国で中絶の権利求める勢力に大勝利-最高裁がテキサス州法「違憲」」(2016年6月28日)は,次のとおり報じました.

「米連邦最高裁は27日、人工妊娠中絶を行う医院や医師に規制を設けるテキサス州の州法は無効との判断を5対3で下した。この州法によって同州の関連施設の4分の3が閉鎖に追い込まれかねなかったため、今回の司法判断は女性の中絶の権利を主張する勢力にとって数十年で最大の勝利となった。

  最高裁が中絶をめぐる判断を下したのはほぼ10年ぶり。無効としたのは、中絶を行う医院に病院並みの外科手術基準を満たすよう義務付け、医師には地元の病院に患者受け入れを約束してもらうことを求めた2013年成立の州法。州当局は患者の安全を守るための規制だと主張していたが、5人の判事はこれを認めなかった。

  スティーブン・ブライヤー判事は同法について、「女性の健康にもたらすプラス面がないに等しいほか、中絶を求める女性に著しい障害となり、憲法で認められている権利に過度の負担を与えるものだ」と指摘した。  

  中絶に制限を設けた同様の規制は他の州にもあり、今回の違憲判断はこれらの規制にも影響をもたらす可能性がある。

  オバマ大統領は最高裁判断を歓迎。「女性の機会が広がったほか、米国民全員が医療を比較的安く簡単に受けられるようになれば国も強くなる」との声明を出した。」


Bloomberg「U.S. Supreme Court Rejects Texas Law’s Abortion Restrictions


WSJ「Supreme Court Rejects Texas Abortion Law as ‘Undue Burden’

谷直樹

中絶可能な医師医院を厳しく限定することで中絶を実質的に困難にしようとするテキサス州の法律は無効とされました,
仮に共和党が大統領選に勝利し保守派を最高裁判事に任命しても反対派は4名にしかならないので,アンソニー・ケネディ判事を含めた5名の多数意見は揺るぎません.


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by medical-law | 2016-06-29 03:11 | 司法

群馬大学附属病院で肝臓の手術などで亡くなった患者11人の遺族が遺族会を結成

NHK「群大附属病院で患者死亡 遺族会が初会合」(2016年6月26日)は,次のとおり報じました.

「群馬大学附属病院で肝臓の手術などを受けた患者が相次いで死亡した問題で、一部の遺族が26日、遺族会を結成して初会合を開き、病院の幹部や手術を担当した医師に直接、説明や謝罪を求める方針などを確認しました。

この問題は群馬大学附属病院で、肝臓の腹くう鏡手術などを受けた患者が相次いで死亡したもので、現在、外部の調査委員会が手術後に死亡した50人を対象に調査を進めています。
問題の発覚からおよそ1年半がたつなか、肝臓の手術などで亡くなった患者11人の遺族が26日、遺族会を結成し、群馬県高崎市で初会合を開きました。
会合では病院の幹部や手術を担当した医師に対して、直接の説明や謝罪を求めていくほか、調査を行っている外部の調査委員会に対しても、詳細な報告を求める方針を確認しました。
このあと、遺族と弁護団が会見し、遺族会の代表を務める前橋市の47歳の男性は「病院側の対応が遅く、不安な状態が続いていた」としたうえで、「いちばんは真実を知りたい。なぜ家族が亡くならなければいけなかったのかを、きちんと調べてほしい」と訴えました。
また、遺族会を支援する弁護団の梶浦明裕弁護士は、外部の調査委員会によって病院などの過失が明らかになれば、賠償請求も検討することを明らかにしました。」


医師により手術の上手い下手の差があるのは当然ですので,単に下手というだけでは「過失」があるとは言えませんが,死亡率が異常に高いことからすると,よくある上手い下手の差を越える問題があるように思います.
この件は,個々の事件における具体的な医師の過失を責任原因とすることより,病院の体制自体の過失を問うほうが実態に合致するのではないかと思います.


谷直樹


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by medical-law | 2016-06-28 07:01 | 医療事故・医療裁判

市民の会が開く10周年記念シンポジウム 「患者と医療者が手をつなぐためにすべきこと」

日本経済新聞「医療事故調査制度の発展を 被害者の会10周年シンポ 」(2016年6月26日)は次のとおり報じました.
 
「医療事故の被害者らでつくる「医療の良心を守る市民の会」が26日、発足10年を記念するシンポジウムを東京都内で開いた。医療者や弁護士などを含め約100人が参加。参加者からは昨年10月スタートの医療事故調査制度に関し「病院長など医療現場の管理者だけでなく、医師会や地域の大学、患者が連携して制度を発展させる必要がある」との意見が出た。

 5月までに医療機関が「医療事故として調査する」と第三者機関の「日本医療安全調査機構」に届け出たのは251件にとどまっている。講演した同機構の木村壮介常務理事は「医療事故として届け出ると、『ミス』を認めたことになるとの抵抗感が医療側にある」と指摘。「この制度は医療者側に対応を預けた制度。医療者は責務を問われている」と訴えた。

 厚生労働省医療安全推進室の平子哲夫室長は制度の対象となる「診療に関連した予期せぬ死亡事案」について「医療現場で第三者機関への届け出対象とするか判断に迷う事案もある」と説明。判断にばらつきが出る状況を防ぐため中央と地方に連絡協議会を設置するよう省令改正しており、「研修などを通じて考え方が共有されていくのではないか」と期待した。

 一方、市民の会の永井裕之代表は協議会が医師会や病院団体などで構成される点を疑問視し、「患者側も入れるべきだ」と問題提起し、制度の充実に向け「会として患者と医療側をつなげていきたい」と語った。〔共同〕


弁護士の木下正一郎 先生もパネリストとして出席していました.


谷直樹


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by medical-law | 2016-06-27 00:48 | 医療事故・医療裁判

『 伊藤若冲 ─ 京に生きた画家 ─ 』展

細見美術館所蔵の若冲コレクションに,若冲ゆかりの大光明寺,石峰寺,宝蔵寺が所蔵する作品を加えた『伊藤若冲 ─京に生きた画家─』展が始まりました.

【前期】6月25日(土)~7月31日(日)
【後期】8月2日(火)~ 9月4日(日)
細見美術館(京都市左京区岡崎最勝寺町6-3)

是非行きたいですね.

谷直樹


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by medical-law | 2016-06-26 21:45 | 趣味

京都迎賓館一般公開

内閣府のサイトに「京都迎賓館一般公開について」が掲載されています.

 「京都迎賓館の一般公開については、本年4月28日から5月9日までの間に実施した試験公開の結果を反映し、7月下旬から接遇に支障のない範囲で可能な限り年間を通じて公開を実施いたします。
 まず、平成28年7月21日から8月28日までの期間を公開することとしましたので、お知らせいたします。
 9月以降の日程につきましては、決まり次第、順次公表してまいります。」


事前申し込みは個人1日700名,団体1日600名で,当日申込み(11時から先着順で整理券配布)は700名だそうです.

京都迎賓館の動画はコチラ(政府インターネットテレビ)


谷直樹


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by medical-law | 2016-06-26 06:24 | 休暇・休日

山浦善樹最高裁判事の後任に東京弁護士会の木澤克之先生

7月3日付で定年退官する山浦善樹最高裁判事の後任には,木澤克之先生(木澤法律事務所)が任命される(発令は7月19日付),と報じらました.
山浦善樹最高裁判事は東京弁護士会出身で,木澤克之先生は東京弁護士会所属ですが,京弁護士会の指定席というわけではなく,最高裁判事に推薦されるのは,人望がある優秀な弁護士に限られています.
山浦善樹最高裁判事は,一橋大学法学部卒業ですが,木澤克之先生は立教大学法学部卒業です.
元司法研修所民事弁護上席教官,元東京弁護士会司法修習委員会委員長,元新司法試験考査委員,元立教大学法務研究科教授という経歴です.
最高裁判事としてのご活躍を期待いたします.


谷直樹


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by medical-law | 2016-06-25 00:46 | 司法

長官所長会同における寺田逸郎最高裁長官の挨拶

寺田最高裁判所長官は、長官所長会同で次のとおり挨拶しました.

基本的な課題について次のとおり述べました.

「よ り 長 期 的 に は , 我 が 国 の 社 会 や 経 済 の 国 際 化 , 少 子 高 齢化 , 組 織 や 家 族 の 多 様 化 と い っ た 情 勢 の 構 造 的 な 変 化 に 伴っ て , 裁 判 所 に 期 待 さ れ る 役 割 に も 変 化 が 見 ら れ , 司 法 機能 に 期 待 さ れ る 「 品 質 」 の 水準が ま す ま す 高 ま っ て い る こと を 感 ぜ ず に は い ら れ ま せ ん 。 こ の よ う な 状 況 の 下 で , 現実 に 裁 判 所 の 役 割 を 十 分 に 果 た し て い く た め に , 裁 判 制 度と そ れ を 支 え る 人 的 , 物 的 基 盤 を 安 定 的 に 運 用 し て い く こと を 感 ぜ ず に は い ら れ ま せ ん 。

こ の よ う な 状 況 の 下 で , 現実 に 裁 判 所 の 役 割 を 十 分 に 果 た し て い く た め に , 裁 判 制 度と そ れ を 支 え る 人 的 , 物 的 基 盤 を 安 定 的 に 運 用 し て い く こと が 必 要 不 可 欠 で あ る こ と は 言 う ま で も あ り ま せ ん が , 絶え ず 変 化 す る 社 会 経 済 情 勢 の 中 で , 司 法 の 本 質 を 見 失 わ ない よ う に し つ つ , 変 化 に 即 し た 運 用 や 事 務 の改善 を 柔 軟 に行 っ て い く 工 夫 も 忘 れ て は な り ま せ ん 。」


民事裁判については、次のとおり述べました.

民 事 裁 判 は , 社 会 経 済 情 勢 の 変 化 や 複 雑 化 に よ る 影 響 が色 濃 く 見 ら れ る 分 野 で あ り , そ れ だ け に , こ の よ う な 情 勢の 変 化 を 踏 ま え た 裁 判 所 の 役 割 の 在 り よ う に 対 す る 国 民 の意 識 を 鋭 敏 に 感 得 す る 必 要 が あ り ま す 。 こ れ ま で , 判 決 等に お い て 説 得 的 で 分 か り や す い 判 断 を 示 す こと が 求 め ら れる の み な ら ず , 判 決 等 に 至 る プ ロ セ ス に お い て も 納 得 性 の高 い 審 理 運 営 を 実 現 す る こ と が 望 ま れ て い る こ と に つ い て指 摘 を 重 ね て き ま し た 。 そ の た め の 具 体 策 と し て , 部 の 機能 の 活 性 化 を 図 り , 合 議 体 に よ る 審 理 を 充 実 さ せ た り , 裁判 所 内 外 で の 意 見 交 換 の 機 会 を 増 や し た り し て , 多 角 的 な視 点 を 持 っ た 議 論 に 裏 付 け られた 審 理 運 営 を 積 み 重 ね る こと を 通 じ て , 紛 争 の 実 相 を 捉えた 深 み の あ る 判 断 に 至 る ため の プ ラ ク テ ィ ス を 形 成 し て い く 必 要 が あ る こ と の 認 識 も深 ま り つ つ あ る よ う に 思 い ま す 。

ま た , 裁 判 の 品 質 を 考 える に 当 た っ て , 解 決 ま で に 要 す る 期 間 と い う 要 素 が 重 要 な意 味 を 持 つ こ と も 度 々 指 摘 が あ る と お り で す 。

争 点 整 理 手続 に お い て , 裁 判 官 に よ る 適 切 な 訴 訟 指 揮 の 下 , 当 事 者 や代 理 人 と の 間 で 十 分 に 議 論 が 行 わ れ , で き る 限 り 早 期 に 争点 に 対 す る 認 識 を 共 有 し て い く こ と が , 的 確 か つ 迅 速 な 判断 を 行 い , ひ い て は 当 事 者 の 納 得 性 を 高 め る 上 で 重 要 で ある と 考 え ら れ ま す 。」


裏から言うと「争点整理手続において,裁判官による適切 な訴訟指揮の下 ,当事者や代理人との間で十 分に議論が行われ,できる限り早期に争点に対する認識を共有していく こ と」 が現状では不十分であるということです.

裁判事務については、不祥事をふまえ、次のとおり述べました.

「裁 判 事 務 の 円 滑 な 遂 行 に , 裁 判 所 に 対 す る 国 民 か ら の 信頼 が 不 可 欠 で あ る こ と は 改 め て 述 べ る ま で も あ り ま せ ん が ,昨 今 , 社 会 に お い て , 法 に 適 合 し な い 業 務 等 を 行 っ て い たこ と が 明 ら か に な り , 国 民 の 信 頼 が 損 な わ れ る 例 は 一 つ ,二 つ に と ど ま ら な い こ と に 留 意 を 求 め た い と 思 い ま す 。
自ら 行 う 事 務 が , 国 民 の 視 点 , 裁 判 所 の 外 か ら の 視 点 で 見 ても , 事 実 と 法 令 を 踏 ま え た 適正な も の と 言 え る よ う , 一 人一 人 の 裁 判 所 職 員 が , 常 日 頃 か ら , 事 務 処 理 の 流 れ 全 体 に目 を 配 り , い っ た ん 不 適 正 な 事 務 が 行 わ れ た 場 合 の 影 響 の広 が り に も 想 像 力 を 持 っ て , あ る べ き 姿 に 向 け た 不 断 の 努力 を 続 け て い く 必 要 が あ り ま す 。 特 に , 裁 判 所 が 扱 っ て いる 情 報 に , プ ラ イ バ シ ー や 営 業 秘 密 等 に も 関 わ る 機 密 性 の高 い も の が 多 く 含 ま れ て い る こ と を 考 え る と , 情 報 セ キ ュリ テ ィ の 確 保 は , 裁 判 所 に と っ て 極 め て 重 要 な 課 題 で す 。
多 く の 職 員 が 意 識 的 に 取 り 組 ん で い る よ う に う か が わ れ るこ と は 心 強 い 限 り で す が , 重ねて , こ の よ う な 情 報 が 万 が一 に も 漏 え い す る こ と の な い よ う , 引 き 続 き 万 全 の 措 置 を講 ず る こ と を 求 め た い と 思 い ま す 。

「以 上 述 べ た こ と に 限 ら ず , 裁 判 事 務 及 び 組 織 運 営 の 全 てに わ た っ て , 裁 判 官 こ そ が , そ の 要 と し て , 裁 判 所 に 期 待さ れ る 役 割 を 十 分 に 認 識 し , 自 ら の 所 属 す る 部 や 裁 判 所 に限 ら ず , 裁 判 所 全 体 の 課 題 を も 的 確 に 把 握 し , 多 様 な 職 種か ら な る 裁 判 所 職 員 と 協 働 し て 個 々 の 事 件 を 適 正 迅 速 に 処理 し て い く 役 割 を 担 っ て い ま す 。 裁 判 官 が , こ の よ う な 役割 を 十 分 に 果 た せ る 力 を 身 に 付 け る よ う , 何 よ り も 裁 判 官自 身 が , 高 い 意 識 を 持 っ て , 主 体 的 か つ 自 律 的 に 自 己 研 さん の 努 力 を た ゆ む こ と な く 続 け る こ と が 肝 要 で あ り , 加 えて , 司 法 研 修 所 に お い て も , 研 修 の 充 実 強 化 に 取 り 組 み ,裁 判 官 の 成 長 支 援 の 在 り 方 の 検 討 を 深 め て い く こ と で 全 体と し て の 体 制 整 備 を 図 っ て い き た い と 思 い ま す 。」



裁判所がハンセン病患者を差別的に取り扱ったことについては、次のとおり述べました.

終 わ り に , 先 日 , ハ ン セ ン 病 を 理 由 と す る 開 廷 場 所 指 定に 関 す る 調 査 報 告 書 及 び 裁 判 官 会 議 談 話 を 公 表 し , 開 廷 場所 指 定 の 定 型 的 な 運 用 が 裁 判 所 法 に 違 反 す る も の で あ っ たこ と を 明 ら か に し た と こ ろ で す 。 裁 判 所 は , 憲 法 的 秩 序 を支 え る 柱 で あ り な が ら , そ の 期 待 に 反 し た こ と に つ い て 深い 反 省 に 立 ち , こ の よ う な こ と を 二 度 と 繰 り 返 さ な い た めに , 具 体 的 な 方 策 を 検 討 し , 着 実 に 実 行 し て い か な け れ ばな り ま せ ん 。 ま た , 障 害 を 理 由 と す る 差 別 の 解 消 の 推 進 に関 す る 法 律 の 施 行 を 受 け て , 本 年 4 月 か ら , 裁 判 所 に お いて , 障 害 を 理 由 と す る 不 当 な 差 別 的 取 扱 い を す る こ と な く ,社 会 的 障 壁 の 除 去 の た め に 必 要 か つ 合 理 的 な 配 慮 を 提 供 すべ き こ と を 定 め た 対 応 要 領 が 実 施 さ れ て い ま す 。 こ の 際 ,裁 判 所 職 員 の 一 人 一 人 が , 人 権 に 対 す る 鋭 敏 な 意 識 を 持 ち ,日 々 の 職 務 の 遂 行 に お い て , 先 例 に と ら わ れ る こ と の な い法 令 順 守 が 堅 持 さ れ た 事 務 の 遂 行 と い う 地 道 な 努 力 を 重 ねて , 司 法 に 対 す る 国 民 の 期 待 と 信 頼 に 応 え て い く 必 要 が ある こ と を 強 調 し て お き た い と 思 い ま す 。 こ の 点 を 含 め , 全て の 職 員 が , 持 て る 能 力 を 十 二 分 に 発 揮 し , 仕 事 の 意 義 をよ く 理 解 し て 職 責 を 果 た し て い く こ と を 期 待 し ま す 。」


今は「挨拶」と言いますが,もともとは「訓示」です.このように裁判所の課題と方向性を示すもので,重要です.



谷直樹


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by medical-law | 2016-06-24 01:00 | 司法

京菓子展「手のひらの自然─蕪村と若冲」2016

昨年は琳派をモチーフにした京菓子展が開かれましたが,今年は蕪村と若冲です.

会場:有斐斎 弘道館(京都市上京区上長者町通新町東入ル元土御門町524-1)
会期:2016年10月22日(土)〜11月6日(日)

楽しみです.


谷直樹


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by medical-law | 2016-06-23 06:41 | 趣味

精製水と消毒液の取り間違え

名鉄病院のサイトに「加湿器の不適切な取り扱いについて」が掲載されています.

「5月24日に入院された患者様の酸素テント治療において、加湿器に本来は精製水を注入するべきところ、誤って消毒液を注入するという事案を発生させてしまいました。この患者様の症状の経過については、引き続き細心の注意を払い、真摯に対応させて頂きます。
今後、このようなことが二度と起こらないよう、職員一丸となって再発防止に努めてまいります。
皆様には、多大なご心配をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。」

  
朝日新聞「酸素テントの加湿器に消毒液 名鉄病院、水と間違え」(2016年6月9日)は,次のとおり報じました.

「男児は5月24日夜に肺炎で入院。ベッド全体を覆う酸素テントに入ったが、看護師がテントに付属する加湿器に精製水と間違えて、消毒液40ミリリットルを入れた。27日に男児がテントを出る際、加湿器の下に粘り気のあるものが付いていたことからミスに気付いた。加湿器内の液体はほとんど減っておらず、加湿されなかった可能性があるという。男児は6月2日に退院した。
 消毒液は医療機器などを拭く時に使うもの。精製水とよく似た乳白色の500ミリリットルのボトルで、小児科病棟の棚に並べて保管されていたため、誤ったとしている。」


平成12年2月に,京都大学病院で,人工呼吸器加湿器に消毒用エタノール誤注入し,患者が亡くなるという事故がありました.
精製水のボトルと消毒液エタノールのボトルは,もちろん文字は違いますが,色,デザインが同じです.
色,デザインを改めたほうがよいのではないでしょうか.

とていえ,似た色,形はあり得ますので,薬剤を色,形で区別するのではなく,つねに薬剤名を確認することを徹底すべきと思います.


谷直樹



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by medical-law | 2016-06-21 09:04 | 医療事故・医療裁判

都道府県別熱中症による救急搬送人員数(6月6日~12日),大阪府がトップ

b0206085_1131776.jpg総務省消防庁のサイトに,「平成28年都道府県別熱中症による救急搬送人員数 前年同時期との比較」が掲載されています.

6月6日~12日の速報値(合計880人)をみますと,大阪が65人とずば抜けて多く,続いて,京都45人,愛知44人,神奈川42人,新潟41人,東京が40人です.

5月24日に東大阪市に約400万円の賠償を命じた大阪地裁判決がありましたし,とくに大阪は熱中症に注意でしょう.  
大阪地裁判決の事案のように,熱中症から脳梗塞になる場合もあります.

谷直樹



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by medical-law | 2016-06-21 08:19 | 日常