弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

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久しぶりの札幌

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昨日は,札幌地裁で脳神経外科事件の第1回期日がありました.
東京は雨でしたが,札幌は晴れて爽やかな秋晴れでした.
コートを着ている人もいて,すこし肌寒くすらありました.
大通り公園の木々は紅葉は始まっていました.

医療集中部の裁判長の訴訟指揮は,私が司法修習のときに指導していただいた片山良廣元判事(現在は公証人)の訴訟指揮に似ていました.
司法修習(実務修習)は札幌でしたので,札幌地裁は懐かしく思いました.
秋に赴任して暗く寒い冬になり,同期の修習生の中には鬱っぽくなった人もいました.
ファーストフード3店を回していて,栄養失調と診断された人もいました.
いずれも今は実務法曹として活躍しています,

ウニ玉丼を食べて帰りました.
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谷直樹

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by medical-law | 2017-10-17 09:49 | 日常

『珈琲店タレーランの事件簿―また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』

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『珈琲店タレーランの事件簿―また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』は,珈琲店タレーランの事件シリーズの第一作です.

かつてミステリーは,、横溝正史氏らの連続殺人などの本格系,松本清張氏らの壮大な社会派系,綾辻氏らの新本格派などが主流でしたが,最近の流行は北村薫氏らの身近な(アディーレな)謎解きもの(日常の謎系)です.
謎と謎解きのためだけに人物が配置される傾向もあったかつての本格系と違い,日常の謎系の『珈琲店タレーランの事件簿』は,人物が謎を秘めており,人物が魅力となっています.
見事な伏線が張られていて,読み返すと,あーそうだったのか,となります.

探偵役は,聡明な24歳のバリスタ切間美星です.
「黒髪は短めのボブ」,「丸顔に黒めがちの目がどことなく愛嬌のある印象」と描写されています.
私は,清野菜名さんでは元氣すぎる気がしますし,広瀬すずさんでは若すぎる気がしましたので,勝手に満島ひかりさんをイメージして読んでいました.
へたな推理を述べ,切間美星に「全然違うと思います!」と言われ続けるワトソン役のアオヤマは青山ではありません.

富小路通りを北上し,二条通との交差点を少し過ぎたあたりに,<純喫茶 タレーラン コチラ>のレトロな電気看板がある...
珈琲店タレーランの最寄りのバス停は裁判所前です.つまり,京都地裁の少し南にある設定です.
古都京都にはミステリーが似合いますが,コーヒーミステリーは珍しいです
ブルーマウンテン,キリマンジャロ,モカ,トラジャ,ハワイコナなどコーヒー豆からとられた人物が登場し,コーヒー蘊蓄も豊富に散りばめられています.

作者の岡崎琢磨さんは,1986年福岡県生まれ,京都大学法学部卒業とのことです。

ご一読をお奨めします.タレーランの空気にどっぷりと浸かってください.
あなたは叫ぶでしょう,「出会った!」と.

谷直樹

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by medical-law | 2017-10-15 11:46 | 趣味

中央大学,2年ぶり91回目の箱根駅伝出場



中央大学は,箱根駅伝の予選を10時間6分3秒で走り,2年ぶり91回目の東京箱根間往復大学駅伝競走の出場権を得ました.

チャリティを謳った番組のマラソンの影響,昨今の箱根駅伝のマスコミの取り上げ方の影響で長距離走のイメージの低下は否めないのですが.それでも,やはり若い人が懸命に走る姿には純粋さを感じます.

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by medical-law | 2017-10-14 13:08 | 日常

裁判官の兼業

朝日新聞「裁判官の不動産運用、どこまでありか 最高裁で議論中」(2017年10月13日)によれば,「裁判官の不動産運用は、これまで地方赴任中に自宅を貸すケースなどに限り申請のうえで認められてきたが、明文化された基準はないという。」とのことです.
裁判官も一般公務員と同様に兼業は原則禁止で,朝日新聞に掲載された12室を住宅管理会社に貸して年間約1100万円の賃料を得たいという事案は,「自営」にあたり,最高裁判所の許可が必要です.
兼業が原則禁止とされているのは,裁判官の職務遂行の妨げになる場合があるからですが,住宅管理会社に貸す場合,裁判官の職務遂行の妨げになるとは考え難いです.
また,或る種の写真投稿などとは異なり,裁判官の不動産運用が裁判官の品位と裁判所に対する国民の信頼を傷つける行為とは言えないと思います.
裁判官の職務外の行為を合理的理由なく規制することは,裁判官の人権を侵害することになりかねず,望ましくないと思います.裁判官も一般公務員と同様の制限は受けますが,それ以上ではないでしょう.裁判官も職務外ではできるだけ普通の人と同じ日常生活をおくったほうが,バランス感覚が良い常識をもつことができるように思います.
最高裁の検討結果に注目したいと思います.

谷直樹

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by medical-law | 2017-10-13 22:13 | 司法

東京弁護士会が弁護士法人アディーレ法律事務所を業務停止2月,元代表社員を業務停止3月の懲戒処分

東京弁護士会は,1か月限定無料・値引きキャンペーンを約5年間繰り返した件等で,弁護士法人アディーレ法律事務所を業務停止2月,元代表社員を業務停止3月の懲戒処分にしたと発表しました.
弁護士法人アディーレ法律事務所は所属弁護士が200名近くいます,これは,5大法律事務所(西村あさひ法律事務所,アンダーソン・毛利・友常法律事務,TMI総合法律事務所,長島・大野・常松法律事務所,森・濱田松本法律事務所)に次ぐ人数です.弁護士就職難時代の救世主的役割を果たしていたようです.

黎明期のクレサラ訴訟を担当した弁護士は判例を一歩一歩前進させていく地道な苦労を重ねていました.過払い金請求訴訟の判例が確立すると,定型的な処理が可能となりました.そして,定型的に処理できる弁護士業務のみを取り扱うビジネスモデルの法律事務所が登場しました.
弁護士法人アディーレ法律事務所は過払い金請求訴訟が確立した後に急成長した法律事務所で,今では過払い金返還以外も取り扱い,マスコミへの露出も多く,広告を見たことのある方も多いと思います.広告費と人件費以上に収益をあげるために,経験の少ない弁護士でも容易にできる仕事を大量に集める必要があったことは分かりますが,誤解を与えてまで顧客を誘引することに躊躇はなかったのでしょうか.法律の専門家である弁護士で構成される弁護士法人ですから,不当景品類及び不当表示防止法第4条第1項第2号の有利誤認表示にあたることは分かっていたでしょうが,業務停止2月の処分がなされるとの認識はなかったでしょう..
業務停止2月が弁護士法人の経営に与える影響は大きいと思います.元代表社員は,「ムネンアトヲタノム」(セガ「侍」より)という感じでしょうか.

東京弁護士会によると処分理由は次のとおりです.

被懲戒者××××(以下「被懲戒者××」という。)は,被懲戒者弁護士法人アディーレ法律事務所(以下「被懲戒者法人」という。)の元代表社員である。
被懲戒者法人は,被懲戒者××の指示を受けて,被懲戒者法人ウェブサイトにおいて,債務整理,過払金返還請求について,それぞれ,約1か月ごとの期間を限定して,
(1)平成22年10月6日から同25年7月31日まで,過払金返還請求の着手金を無料又は値引きする,
(2)平成25年8月1日から同26年11月3日まで,借入金の返済中は過払金診断を無料とする,過払金返還請求の着手金を無料又は値引きする,
(3)平成26年11月4日から同27年8月12日まで,契約から90日以内に契約の解除をした場合に着手金全額を返還する,借入金の返済中は過払金診断を無料とする,過払金返還請求の着手金を無料又は値引きする,
との広告を継続して行い,改正前不当景品類及び不当表示防止法(以下「景表法」という。)第4条第1項第2号の有利誤認表示をした。
これは,景表法,日本弁護士連合会の弁護士等の業務広告に関する規程等に違反するものであり,弁護士法第56条第1項の品位を失う非行に該当する。 」


東京弁護士会は,業務停止処分の影響力の大きさについても十分検討した筈です. 当然,会長選の因縁・報復説等も含め,東京弁護士会への反発,非難も十分考えた筈です.弁護士法人アディーレ法律事務所対東京弁護士会の裁判は必発です.それでもなお業務停止処分を選択したことに弁護士会としての相当の覚悟を感じます.

東京弁護士会長の渕上玲子先生は,次のとおり述べています.

「同弁護士法人の広告表示は、債務整理・過払金返還請求に係る役務を一般消費者に提供するにあたり、実際の取引条件よりも有利であると一般消費者を誤認させ、一般消費者の自主的かつ合理的な選択を阻害するおそれのある極めて悪質な行為であり、しかも、長期間にわたって多数回反復継続されている組織的な非行と言わざるを得ません。
当会は、このような事態が生じたことを重く受け止め、今後も、市民の弁護士会に対する信頼を確保するために、弁護士や弁護士法人の非行の防止に努めるとともに、非行に対しては厳正に対処して参ります。」


弁護士法第56条第1項は,次のとおり定めています.
 
「弁護士及び弁護士法人は、この法律又は所属弁護士会若しくは日本弁護士連合会の会則に違反し、所属弁護士会の秩序又は信用を害し、その他職務の内外を問わずその品位を失うべき非行があつたときは、懲戒を受ける。」

弁護士は,謂わば依頼されて正義のための戦いを行なう現代のサムライでしょう.サムライは,武士道に生きてこそサムライです.
このような時代ですが,弁護士としての品位,品格は大事にしたいと思います.

【追記】
今日打ち合わせのため当事務所に来た或る東京弁護士会の弁護士が,弁護士会のアディーレ相談電話が大変なことになっている,と言っていました.


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by medical-law | 2017-10-12 23:59 | 弁護士会

あつもり(一ノ谷)

四ッ谷の立ち食い蕎麦屋で,先客がメニューには無いあつもりを頼んでいました.
四ッ谷で一ノ谷ですか...
関西の蕎麦屋ではあつもり(一ノ谷)がメニューにありますが,関東ではメニューになく,あつもりを頼む客は珍しいです.
あつもりで有名な「竹邑庵太郎敦盛」は,(京都地裁の最寄り駅である)地下鉄烏丸線丸太町駅の近くです.


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by medical-law | 2017-10-10 16:54 | 日常

『劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』

劇場版 岩合光昭の世界ネコ歩き コトラ家族と世界のいいコたち』が10月21日(土)から公開されます.
東京では,ユナイテッド・シネマ豊洲,ユナイテッド・シネマとしまえん,ユナイテッド・シネマアクアシティお台場,角川シネマ新宿,109シネマズ二子玉川で上映されます.
楽しみですね.


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by medical-law | 2017-10-09 12:37 | 動物

裁判官の旧姓使用

最高裁通達により,2017年9月から判決令状等での旧姓使用が認められました.
かつて「三代○三代○」さんというインパクトの強いお名前の裁判官がいました(現在は法科大学院教授)が,旧姓使用が認められていたなら違っていたかもしれません.

銀行口座でも旧姓使用が認められてきています.
旧姓使用は過渡的な対応だった筈ですが,いつのまにか定着し,戸籍姓の意味が減じてきたように思います.

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by medical-law | 2017-10-09 10:59 | 司法

最高裁判所裁判官国民審査

衆議院選挙の際に,最高裁判所裁判官国民審査も行われます.
大谷直人氏(1小),
小池裕氏(1小)、
木澤克之氏(1小),
菅野博之氏(2小),
山口厚氏(1小),
戸倉三郎氏(3小),
林景一氏(3小)
の7人が対象です.
罷免を可とされる人はいないでしょうが,この機会に最高裁判所裁判官について知るのもよいのではないでしょうか.


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by medical-law | 2017-10-09 10:26 | 司法

大阪大医学部付属病院の妊婦健診と分娩の分担連携システムなど新たな取り組み

時事通信「無痛分娩集約を検討=健診と出産「すみ分け」-事故防止へ対応模索・大阪」(2017年10月8日)は次のとおり報じました.

「大阪府和泉市の産婦人科医が書類送検された事故など、無痛分娩(ぶんべん)中の死亡例が相次いで表面化する中、府内の医療機関では、分娩を設備や体制の整った中核病院に集約する試みなど、再発防止への取り組みが進められている。

 大阪大医学部付属病院は無痛分娩希望者を対象に、妊婦健診は提携した地域の個人医院などが行い、出産が近づくと同病院に転院させ分娩する仕組みの導入準備を進めている。
 欧米では、複数の産科医や麻酔科医が24時間体制で対応できる大病院に分娩を集約する「オープンシステム」が一般的だが、日本では地域の医院が健診から出産までを担うことが多い。事故多発の一因には、麻酔技術の不足や緊急時の体制不備があるとされる。
 阪大病院の木村正教授は新たな仕組みについて、「『最後まで同じ先生』でない不安はあるかもしれないが、代わりに高い安全を提供できる」と話す。健診から産後までの具体的な流れや費用面などを詰めている段階で、「地域と協力してモデルケースをつくりたい」と展望を語る。

 分娩中の異変を重大事故につなげないため、訓練に力を注ぐ地域病院もある。大阪府泉佐野市の「谷口病院」は、出血多量や心肺停止で中核病院に搬送が必要な場合の訓練を年に数回実施。谷口武医師は「訓練しておけば、焦らず対応できる」と話す。
 無痛分娩も行うが、麻酔後の経過観察などのチェックは徹底。万一に備え、緊急搬送先の中核病院との連携も日頃から深めている。「どんな施設でも絶対の安全はない。異変が起きた際の対応が求められる」と強調した。
 
 厚生労働省の研究班で長年、出産時の死亡例などを調査する三重大医学部の池田智明教授は「集約が不可能な地方もある。日常的に相談できるなど個人医院のメリットも大きい」と指摘。その上で、望ましい施設を選ぶポイントとして、医師と看護師がリスクを説明しているか▽緊急時の連携体制が十分か▽いつ陣痛が来ても無痛分娩に対応できるか-を挙げる。同教授は「妊婦側も危険性を認識することが必要だ」と話している。」


安全なお産のための取り組みが各病院で進むことを期待します.
同時に,各病院の努力だけではなく,制度的に安全なお産が可能となるように,また妊産婦が施設を選択できる情報を得有られるように,産科医療システム全体についても検討改善すべきと思います.


谷直樹

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by medical-law | 2017-10-09 00:39 | 無痛分娩事故