弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

禁煙継続・断念に関する調査

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インターネットリサーチの株式会社マクロミルは,10月のタバコの値上げをきっかけに禁煙を始めた人に,11月1日時点の禁煙の状況について尋ねた調査結果(有効回答数500)を発表しました.

1本も吸わずに禁煙が続いている人は62%,何度か吸ってしまったが続いている人は18%,禁煙を諦めた人は20%,とのことです.

わずか1か月で20%もの人が禁煙を断念していることから,タバコの依存性(やめにくさ)が強固なことが改めて分かります.

男性では4 人に1 人が「禁煙を諦めた(24%)」と回答しており、女性(12%)よりも禁煙を断念した人が多く,また,40 代以上、喫煙歴は比較的長い人、1 日あたりの喫煙本数が多い人に禁煙断念者が多い,とのことです.

「現在のタバコに対する気持ちについて尋ねたところ、禁煙継続者では‘まだ名残惜しい気持ちもあるがとりあえずタバコをやめることができて良かった’という意見が多く見受けられました。一方、禁煙断念者では、‘健康に良くないことはわかっているが、やめられない’という意見が大半を占めました。」とのことです.

日本人の死因の上位4位は,ガン(30.4%),心疾患(16.0%).脳血管疾患(11.8%),肺炎(9.9%)ですが,これらは喫煙が関与しています.喫煙が死亡リスクであることは明らかですが,タバコにはニコチンという依存性薬物が含まれていますので,死亡リスクわかっていてもタバコ喫煙は止めにくいのです.

岡村光樹弁護士は,ニコチンガム,ニコチンパッチ,電子タバコなどがニコチンを含むことから薬事法の規制を受けるのであるから.それ以上に多量のニコチンを含むタバコも,(本来,薬事法以上の規制をすべきであるが)少なくとも薬事法の規制を受けるべきだ,と主張しています(朝日新聞2010年10月8日朝刊「私の視点」).

岡本光樹弁護士は,「薬事法に従って,タバコは厚労省の監督下におき,製造業者に添加物の種類,量などの詳細な報告義務を課したり,副作用(有害作用)について添付文書による消費者への情報開示を実施したり,対面販売を義務付けたりすべきだ.」と述べています.
同感です.


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# by medical-law | 2010-11-09 12:20 | タバコ