弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

検査義務違反による腎盂がんの診断治療の遅れで市が400万円支払いを合意(報道)

2020年10月に放射線科の医師は腎臓がんの可能性もあると認識し「精査には造影CTやMRIを」と記載したのを、血液内科の医師が精査を行う場合は造影CTやMRIを要する」と解釈し、腎臓がんの可能性が指摘されているとは考えず、造影CTやMRIを行わず、2022年7月に血尿をきっかけに造影CT検査などで腎盂がんと診断された事案で、市は、4腎盂がんの診断治療の遅れについて00万円の損害賠償金を支払うことで2025年10月患者側と合意したとのことです。
検査義務違反が明らかでも、がんの診断治療の遅れについて損害をどのように評価っするかは争われると認定が難しい問題です。
なお、この件は私が担当したものではありません。

メ~テレ「必要な検査せずがんの診断が遅れる医療ミス 400万円の損害賠償金で患者側と合意 愛知・岡崎市民病院」(2025年11月17日)ご参照


谷直樹

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# by medical-law | 2025-11-18 06:22 | 医療事故・医療裁判