弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

タバコ病をなくす裁判

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写真は,札幌のホテルのロビーラウンジ「ミザール」のランチです.

「タバコ病をなくす裁判」東京高裁第2回期日が,9月29日(水)午後2時から,822号法廷であります。
裁判では,タバコ喫煙の依存性(なりやすさ,やめにくさ),タバコ喫煙の有害性,そして,それを分かっていた被控訴人日本たばこ産業(株)の対応が,問われています.

法廷傍聴を御願いします.午後1時からの裁判所前での集会後,裁判所1階玄関横の傍聴券抽選の列に並んでください.

片山律弁護士が法廷で控訴理由書(2)の要旨を陳述します.
報告集会は,弁護士会で行ないます。
是非ご参加お願いします。

控訴人(原告)たちは,2005年に訴えを提起しました.
そのとき,控訴人(原告)たちは,次の通り述べました.

「私たちは,喫煙によって肺癌・肺気腫など『タバコ病』になりました.」

「自業自得ではないかと私たちも苦しみました.反省すべきは本人で責任を負うのも当然本人,『自らの不明を恥じる以外にない』ということになります.しかし,それにしては『自らの不明を恥じなければならない』国民があまりにも多すぎるのではないでしょうか.3000万人を超える喫煙者,1800万人の依存症患者など.その結果,交通事故者の11倍,自殺者の3倍もの国民が早死にしています.」

「私たちは,身をもって経験しているタバコ病の苦しみ,死への不安を将来ある青年をはじめ国民に体験させてはならないと,裁判を通して訴えることにしました.」

映画やテレビドラマのヒーローでも普通にタバコを吸い,タバコ会社がテレビCM等で公然と喫煙を広告宣伝していた時代があったのです.タバコ病患者を自業自得論で片付けることはできないでしょう.

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by medical-law | 2010-09-21 07:37 | タバコ