弁護士バッジほか

写真は,四谷の萩です.
四谷でもよく弁護士に挨拶されます.四谷は法律事務所が多く,また私は弁護士バッジを常に表にしていますので,それで気づかれるのかもしれません.
弁護士のバッジは,ひまわりの花弁の中央に天秤のデザインです.ひまわりは自由と正義を,天秤は公正と平等を表しています.
ちなみに,検察官のバッジは菊の花弁と葉の中心に旭日のデザインです.「秋霜烈日」を表すという説が流布していますが,本当は均衡と調和をデザインしたものです.
「秋霜烈日」は秋の冷たい霜と真夏の照りつける太陽の厳しさを意味しますが,最近は,厳しさのみならず日の暖かさも必要という,本来の意味を外れた解釈も行われています.
裁判官と裁判所職員のバッジは,八咫鏡(やたのかがみ)の中心に「裁」のデザインです.八咫鏡は,石凝姥命(いしこりどめのみこと) が作り,天照大神に鏡に映った自分の姿を新しい神と誤信させ岩戸から引き出した,という鏡で,3種の神器の1つです.八咫鏡は,真実を曇りなく映し出す鏡とされています.
ただ,いくら曇りのない鏡であっても,鏡である以上,当事者が証拠によって真実を明らかにできなければ,真実は鏡に映らない,という意味に私は解釈しています.
司法修習生のバッジは,Jurist(法律家)のJをデザインしたもので,白のJが弁護士,赤のJが検察官,青のJが裁判官を表しています.明治憲法下での職服の刺繍がそれぞれその色だったのを受けているそうです.
谷
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