看板息子

毎年お盆に親戚一同でいわき市にお墓参りに行くのですが,お寺のご本堂にご挨拶に行くと,飼われている「よたろうくん」がお出迎えしてくれます.
さしずめ,お寺の看板娘・・・ではなく,看板息子といったところでしょうか.
今年の夏は例年以上の暑さでしたので,よたくんも涼しい本堂でお昼寝するのが好きみたいです.
丸々と太り,毛並みが良く,穏やかで,子どもにしつこく構われても大人しくしているお利口さんのよたくんですが,住職さんによると,そんなよたくんも雷が苦手だそうです.
いわき市の伝統芸能に,「じゃんがら念仏踊り」という踊り念仏があり,お盆になると,新盆の家の庭で青年団の方が鐘や太鼓を鳴らし,声をあげながら踊る光景がしばしば見られます.
しかし,雷が苦手なよたくんは,鐘や太鼓の音が雷の音と似ていると思うのでしょうか,近所でじゃんがらが始まると本堂の隅で丸くなってしまうそうです.
夏の風物詩であり,無形民俗文化財に指定されているじゃんがら念仏踊りも,よたくんにとっては恐怖の対象なのです.
お寺の猫ちゃんなのに踊り念仏が苦手,というギャップがちょっと可愛らしいよたくんでした.
事務局H
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