映画『悪人』
写真は,日比谷公園です.
先日,司法修習生の友人に誘われて,映画『悪人』に行って来ました.
九州を舞台にした殺人事件を題材にした映画で,深津絵里さんが,モントリオール世界映画祭で最優秀女優賞を授賞したそうです.
映画の中で主人公は,出会い系サイトで出会った女性を殺害してしまいます.当たり前のことですが,暴力による問題解決は,絶対にあってはいけないことだと思いますし,主人公の自分が正しければ暴力を振るって何が悪い,というような思考回路は嫌悪を感じましたが,格差社会の底辺近くで生きる若者のやり場のない憤りはわからないでもない気もしました.
その一方で,自分以外の人間の痛みを少しもわかろうとしない自己中心的な考えの連鎖が描かれ,悲しい気分になりました.
最低限,教育や福祉などの機会均等が実現され,不公平感の少ない社会になって欲しいと考えさせられました.
友人は刑事弁護にいきたいそうで,主役の弁護をするなら…量刑は…としきりに考え込んでいました.
事務局Ⅰ
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