イレッサ,27日の菅直人首相

今日27日夜,菅直人首相は記者団の質問に以下の通り答えたとasahi.comgが報じています.
「――肺がん治療薬「イレッサ」をめぐる訴訟で、きょう関係閣僚が会合を開いて、裁判所の和解勧告を受け入れない方向で調整しているということですが、一方で裁判とは別の救済策を考えているということですが、総理は具体的にどういう形で進めていくお考えですか。
『本会議で、まだどういう話をされているのか、私のところにはまだきておりません』」
関係閣僚の考えが報じられていますが,菅直人には伝わっていないようです.
菅直人首相は施政方針演説で,故山本孝史議員の名前をだしました.
私も,山本孝史議員にお会いしたことが何度かありますが.本当に立派か政治家でした.
山本孝史議員だったら,裁判所の所見を受け,和解に応じた筈です.
和解に応じたからといって新薬承認が遅れるわけがないのに,問題をすり替え,厚労省のやってきたことは間違っていなかった,と言いたいだけのために,判決を求め,控訴して争う,などいう不条理は回避していただきたい,と思います.まずは,原告と会うべきです.
谷直樹
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