今日は,患者の権利オンブズマン東京の総会と記念講演

今日は,患者の権利オンブズマン東京の総会と記念講演で,恙なく進行しました.
石井麦生先生の「わかりやすい『医療基本法』の話」は,昨年秋よりかなりバージョンアップしていました.
ありがとうございます.
患者の権利オンブズマン東京の正会員の方には,19頁のレジュメと豊富な資料を後日お送りいたします.
「医療と人権3月号」にも,講演概要を掲載する予定です.
石井麦生先生のレジュメから大きな標題と太字部分をご紹介いたします.
1 はじめに
☆ 多くの国会議員が「医療基本法」の必要性を訴え始めた。では、患者(国民)にとって望ましい「医療基本法」とは何か。⇒ そもそも「基本法」とは?
2「基本法」とは何か
☆ 多くの論者が、医療崩壊対策法でもなく、医療制度改革法でもなく、医療「基本法」が必要だ、と言っているのは、主にこの①②のイメージによる。
☆「基本法」といってもいろいろ。「基本法、だから、こうあるべき」という議論は成り立ちにくい。今はイメージを共有しよう。
3 指摘されている「医療基本法」の必要性
☆ 医療基本法は、「良き医療」を実現するための手段。
現状は、「良き医療を提供できていない・良き医療を享受できていない」という認識。
4 良き医療を提供するために(国民が享受できるために)
☆ 医療基本法に求められるのは、これらへの回答(どのような理念・方向性を提示できるか)。
5 「医療基本法」等に関する歴史
☆ 医療提供体制についての議論は、「量」から「質」へ。
そして、「量」「質」を担保するための制度作りへ。
医療不信を解消し、医療における労働環境を改善することも視野に入れて。
6 「医療基本法」を考えるにあたって-患者の権利の位置付け
7 医療基本法に盛り込まれる条項とは
8 分析の視座
9 諸外国の動き(第40回日本医事法学会総会シンポより)
10 最後に

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谷直樹