『はみだしっ子』

今日3月20日は,享年43歳で死去した少女漫画家三原順の命日です.
作品は『「はみだしっ子」シリーズ』が有名です.
と言っても,70年代のことですから,知らない人も多いかもしれません.
「三原順メモリアルホームページ」によると,
中学生のときから漫画を書き始め,高校生のときに,「別冊マーガレット」に投稿するが落選.「わかりにくく一人よがりなストーリー」と酷評されますが,14回の投稿の後,別冊マーガレット1973年3月号「ぼくらのお見合い」でデビュー.「ラスト・ショー」などの短編の後,1975年から白泉社「花とゆめ」誌で始めた「はみだしっ子シリーズ」は,それぞれに心に傷を負って彷徨う4人の少年たちの生き様,鋭い人間観察,ウィットに富んだユーモアなどで圧倒的な支持を獲得.
私は読んでいませんが,原発と身勝手な消費者に挟まれた電力会社が舞台の「Die Energie5.2☆11.8」もあるそうです.
1995年3月20日,病気のため死去.
三原順は,「ジャッキー吉川とブルーコメッツ」の三原綱木さんにちなんだペンネームです.
本名は,鈴木順子.
私とクラスが違いましたが同じ学年です.
私は,鈴木順子が亡くなってから,漫画を画いていたときいて,三原順を知りました.三原順の漫画はあの時代を映しています.三原順は確かな作品を残しました.16年たった今日もメモリアルホームページに花が捧げられています.
私には,鈴木順子は17歳の姿で記憶されています.
心よりご冥福をお祈りいたします

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谷直樹