中津川市の病院,感染による敗血症181万3600円で和解報道

◆ 事案
患者は,中津川市の病院で,平成19年10月19日,腰椎脊柱管狭窄症のために医師から椎体固定術を受け,11月9日に退院しました.
患者は,同月15日,腰痛を訴えて外来受診しました.
腰痛は改善せず,同月19日に再入院しました.
その後,手術後に感染による敗血症にかかっていたが外来診療で見落とす医療ミスがあったと分かりました.
女性は平成20年3月に退院しました.
患者は,3級の身体障害となり,現在も通院しています.
◆ 和解
中津川市は,平成23年5月26日,市民病院での医療ミスで.損害賠償金181万3600円を支払うことで和解が成立したと発表しました.
毎日新聞「中津川市民病院の医療ミスで181万円支払い和解 /岐阜」ご参照
◆ 感想
おそらく,平成19年10月19日の椎体固定術の際,感染し,11月15日,腰痛を訴えて外来受診した際,医師の見落としがあったのでしょう.
この賠償金額は,裁判における3級の一般的な基準よりかなり低いのですが,和解ですので,諸般の事情を勘案してのことだと思います.
谷直樹
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