一行問題
事務局Hです,
私の通った高校は,文章を書くことにとても重点をおいていましたので,
歴史の試験も,ありがちな穴埋め問題や選択問題ではなく,
「~~~の政策について述べよ(50点)」
のような一行問題が2問,あるいは100点問題が1問,といった試験でした.
初めてのテストでは,ほぼ罫線しか引かれていない解答用紙に面食らい,利き手の小指の付け根が真っ黒になるほど一生懸命に解答したことを覚えています.
中学時代までは,授業のノートをとるときに,重要そうなキーワードは赤いペンで書き,赤いシートで隠して覚える,という方法をとっていましたが,
高校では歴史の流れが重用視されていたので,授業で先生が話すことは全て大事で,居眠りは致命的でした.
この試験方式ですと,試験勉強を諦めるとほぼ得点にならず,
友人はヤマを外し,答えに困って「イソップ物語」を解答用紙にびっしりと書いた,と言っていました.
後日,校務センターに用があって行ったところ,その友人が,担当の先生に「お願いだから一緒に勉強しよう」と半泣きで頼まれているところを目撃してしまいました.
大学入学後,法律論文を一時間で書き上げる,という作業があまり苦ではなかったのは,この高校の方針のおかげだと思っています.
谷直樹法律事務所
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